2005/11 No.336
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<京都教区時報 2005年11月号の目次>

・1  交わりの教会 [共同宣教司牧の霊性]

・2 済州教区京都教区姉妹教区提携 交流部済州教区訪問

・3  カトリック奈良平和旬間講演会
外国人労働者が抱えている問題とカトリック教会ができること


・4 福音センターニュース;案内.: 養成コース 参加者の声から
    ・私の福音宣響 シリーズ(14)

・5  ワールドユースデー ケルン大会


・6  多国籍共同体に向かう事例 草津教会
スモール・クリスチャン・コミュニティー コルネホ・セバスチャン

・7 良書紹介 :『あした花になる』

・8  青年センター:ネットワークミーティング・カトリック青年連絡協議会
   
・9  大塚司教の11月のスケジュール

・10 お知らせ



交わりの教会
[共同宣教司牧の霊性]



 主イエスは、弟子たちを使徒職に派遣するにあたって、二人一組で働くようにと定められました。なぜそうなさったかという理由は、簡単に推測できます。弟子たちの道は、成功や喜びだけではなく、困難や失敗の道でもあったからです。彼らはおそらく、互いに支え合うことによって、苦しい体験の中でも霊的に成長し、福音宣教に励み続けることができたことでしょう。彼らは、キリストのための労苦や骨折りを分かち合ったおかげで、一人ではできないような祈りや仕事、祭儀を行うことができたのです。イエスは自分がしていることをよく知っておられたので、弟子たちが必要とするものをもわかっておられました。
(NICE選書『共同司牧をめざして』まえがきより引用)

(写真は、ある教会での聖具みがきのスナップです)

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済州教区京都教区姉妹教区提携
 交流部済州教区訪問

交流部 済州教区訪問

 9月14日(水)〜16日(金)の3日間、京都教区から大塚司教、村上真理雄師、花井師、Sr.マリア、兼元邦浩氏の5名が、交流部として姉妹教区提携後初めて済州教区を訪問しました。済州国際空港に到着したときの花束贈呈を始め、訪問各地で熱烈な歓迎を受け、済州教区のこのたびの姉妹教区提携に対する熱意と喜びを強く感じました。その時の状況など、写真を中心にご紹介します。

黄蛇坪(ファンサーピョン)聖地
殉教した700人と、別に処刑されたカトリック信徒を加えた約900人が葬られている


カテドラル
済州島北部中央の済州市にあります
姜司教紋章
司牧標語は、「あなたの道を主にゆだねよ、主に信頼せよ
おみやげ
著名な陶芸家の手によるイエス様の像
聖イシドルセンター
等身大の十字架の道行き、池を囲むロザリオの珠、ルルドなどが設置されている


愛徳の家
教区の知的障害者のためのモデルケースの施設で説明を受ける
三姓穴
済州の人たちの伝説的な発祥地。三神人がここから生まれたとされる
トルハルバン
済州の守護神と言われ、村々によく見られる石像


城山浦教会
歓迎してくれた信者の人たちとともに
シンソン女子中・高等学校
済州で唯一のカトリック校。熱烈な歓迎を受けた





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カトリック奈良平和旬間講演会
外国人労働者が抱えている問題と
カトリック教会ができること


去る、八月七日(日)カトリック奈良教会・信徒館に於いて、講師にオチャンテ・ロサさんを迎え、「外国人労働者が抱えている問題とカトリック教会ができること」について講演会を開催した。

講演者オチャンテ・ロサさん 
 ペルー・リマ市の出身。曾祖父は日本人でご本人は日系四世。現在は三重大学大学院人文社会学研究科修士課程に在籍中。因みに上野教会の熱心な信者さん。
自己紹介では、いま取り組んでいること、日本に定住している理由、母国ペルーとブラジルの経済的状況、日常生活におけるカトリック教会の信者に与える影響等について概要を述べられた。


日本での日系ペルー人・ブラジル人の状況
 一九九〇年に改正入管法が施行され、日系人の就労が自由化される。それ以来十五年が経過、出稼ぎ労働者の定住化が進むと共に、職場や地域で新たな問題に直面している。例えば、労働条件や社会保障の不平等などが挙げられる。
日本人との交流する場として、教会は日本人と出会いの場を提供しているが、ミサの時間帯が異なる場合が多く、十分に機能しているとは言えない。また、日本語が障害になることが多い。しかし、ボランティアによる日本語学校は一定の役割を果たしている。


子供たちの教育・不就学等の問題
・中学を退学する子供たち、高校への進学率の低下。その最大の理由として言葉の問題が挙げられる。
日系二世・三世と世代が下るにつれて母国語の徹底した習得が困難になって来ている。
・外国人青年による犯罪の増加。貧困、教育における挫折、生活習慣の違い等が原因で日本社会に受け入れられなくなる。中途退学者は派遣会社を通じて就職するが、多くの問題を抱えることになる。
・日本を支えていく彼らの将来、これらの子供たちをどのように受け入れていくのか、またどのよう
に指導して行くのか今後の課題である。それと同時に、日系人と世代間でのコミュニケーションも重
要になってくる。


カトリック教会ができること
・普遍的であるカトリック教会における受け入れ。カトリックのもとの意味は普遍的ということであ
るから、外国人、国旗、国境等は存在しない。外国人である前に人間であり、すべての人間は父の家
にいる存在である。

・教会がひとつの共同体になるために、教会の中で自由に働ける場を外国人にも提供して欲しい。声をかける、挨拶を交すということから第一歩が始まる。合同ミサ、合同演奏、合同愛餐の実施に向けて努力する。

・外国人労働者は働くためだけでなく、福音を伝えるために来日している。福音とは『喜ばしき訪れ』であり、その福音の宣教者として来日している労働者に対し、日本人として意識を一八〇度転換することが迫られている。
引き続き、質疑応答に入り活発な意見交換が行われた。

カトリック奈良平和旬間講演会 
実行委員会 委員長 舘 博美


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ワールドユースデー ケルン大会


イエス様を拝みに行きました! オチャンテ ロサ

 8月9日から8月25日まで、2005年WYD(世界青年の日)ケルン大会に参加しました。大会のテーマは「私たちはイエスを拝みに来ました」でした。最初の6日間ではルクセンブルク公国に滞在して、様々な国の青年、また温かく迎えてくださったホストファミリーと共にとても有意義な時間をすごすことができました。8月16日からケルンでの本大会が始まって、大勢のカトリック信者と共に、ケルン大聖堂巡礼をしたり、アジアン・ユース・ギャザリングでアジアの青年と交流を持ち、様々なフェスティバルやテーゼに参加したり、東京、高松、長崎、京都、大阪教区の大司教・司教様によるカテケージスで様々なことを学んだり、教皇ベネディクト16世と共に夕の祈りをし、共にミサをささげることができました。たくさんの恵みを受けた私たちは神様に感謝しながら、3人の博士たちと同じように、別な道を通って(新たな気持ちを持って)帰ってきました。これから、このWYDの素晴らしさを伝えるために様々な所で報告会をし、教会のためそして平和な世界のために頑張っていきたいと思っています!


ルクセンブルクでの体験 古川雄嗣

 大会前の約一週間、日本巡礼団の大部分は、ドイツとフランスに挟まれた小国、ルクセンブルク公国に滞在し、準備されたホームステイと様々なプログラム(修道院や博物館等の見学、様々なテーマでのディスカッション、農場や牧場の体験、音楽やスポーツを通じた交流、等々)に参加した。こうした試みに日本巡礼団が参加するのは、今大会が最初であると聞いているが、これは非常に有意義であったと思われる。
と言うのは、WYDの大会中は、何十万という人間が一所に集まっているため、大変な混乱状態であることが多く、大会の一つの主眼でもある世界の青年たちとの交流は、実は意外に困難なのである。その点、ルクセンブルクでは、共に滞在したポルトガル、フランス、イタリア等の青年たち、そしてホストファミリーを中心としたルクセンブルクの人々と、比較的落ち着いた時間を共に過ごすことができた。これは、大変有難いことであった。
 私自身は、とりわけホストファミリーと夕食を囲みながら交わした会話が印象に残っている。歴史、文化、思想、宗教、といった方面に関心の深いご家族で、主にそういった話題で、遅くまで語り合うことができた。他の家庭に滞在した幾人かの友人も同様の感想を抱いていたことだが、総じてルクセンブルクの人々は、歴史や文化、そして伝統というものを非常に大事にする。それを、わざわざ意識するまでもない、ある種の「感覚」として持っている。その「感覚」が、非常に印象的であった。
ルクセンブルクでも、多くの人が近代生活に疲れており、様々な歪みが生じ始めている、と話しておられたが、そう話しながらも、家族で教会に行き、共に讃美の歌を歌い、食卓を囲んで談笑する家庭の姿は、文化と伝統に具現された神の恵みを感じさせるに充分であり、「現代日本」の青年の一人としては、羨望を禁じえないところであった。


WYDへ向けての準備の集いと合宿 山田 将太郎

 「イエス様があなたたちを呼んでいます。一緒にケルンへ行きましょう」
 2005年WYDケルン大会のテーマは『私たちはイエスを拝みにきました』です。東方の三博士がイエス様を拝むために旅をしたように、世界中の若者がケルンへ向かいます。共に祈るために。そしてイエス様と出会うために。
 去年の11月にWYDの集いが初めて行われました。そこでWYDについてまだ何も知らない私たちに神父様は言いました。「私たちはイエス様と出会うためにずっと旅をしています。その旅はずっと続きます。大切なことはイエス様と出会うための旅を続けることです。だからケルンに行く、行かないかは問題ではありません。人生の中でイエス様と出会う旅を始めるために一緒に分かち合いをしていきましょう」。けれど神父様はこのように言った後で力を込めて言いました。「イエス様があなたたちを呼んでいます。一緒にケルンへ行きましょう」。
 こうして11月から8月まで毎月一回のペースで、7回の分かち合いと2回の合宿を行いました。分かち合いのテーマはどんな希望を持ってケルンへ行くのか、イエス様と出会い帰ってきた私たちはこれからの人生をどのように歩んでいくのかなどです。これらのことを教皇様が若者にあてたメッセージを読みながら話し合っていきました。
 また河原町教会のWYD参加者の方々と一緒に7月にドミニコ修道会で行われる合宿を任され、プログラムやお祈りそして分かち合いのテーマなどを考えるために何度も集まりました。集まりを経るごとにすごく仲良くなっていき、次の集まりの日がどんどん楽しみになっていきました。本当にWYDへ向けての準備のための9ヶ月間楽しい時間をすごさせて頂きました。こんなに素晴らしい友達と出会わせてくださってありがとうございます。


WYDで教えられたこと 藤田 智子

 WYDから帰ってきて、元の生活に戻ってくると、すべてが貴重な宝物のような時だったんだと思い返されます。京都教区のカテケージスのため、司教様を中心に準備を重ねてきました。当日も他の教区より30分早く教会へ行って、リハーサルも済み、いよいよ本番と思っているとき、教皇歓迎式典のために選ばれた青年4人が今すぐ抜けなくてはならなくなりました。手のあいている人が協力してこのピンチを乗り越えることができました。聖体はキリストの現存、与えつくすため、助けるためにそばに居るという話と、永遠の命のため、生きている間に何度も必要な食事という話が心に残りました。本当に私たちは信仰がなくならないように養われていると思います。次の日の高松教区のカテケージスは私にとって衝撃でした。洗礼を受けたのは人々のために生きるためであり、ミサにあずかるのは人々のために祈るためであり、聖体拝領は人々のために命を捨てることだと聞いたからです。私は洗礼を受けたとき、そこまで考えていなかったです。今まではよく、神様に特別に愛してほしいって考えていました。でも神様はすべての人を同じように愛しているっていうことをWYDを通して体験できました。日本は物があふれていて今まで経験できなかったのですが、昼食に並んだのだけど、なくて、やっと手に入れた2人分の食事を12人で食べた日がありました。12人のグループになったばかりの頃でしたが、この食事を分け合ってみんなが少しずつ食べたということで初対面でも仲良くなれました。WYDの体験は分かち合って、助け合って、ゆずり合うことは楽しいことだと教えてくれました。24時間いつも誰かとともに居た生活がとてもなつかしいです。洗礼を受けた時に頂いたカードにも「共にいきること、支えあうこと」と書いてありました。そう生きていきたいです。


マリエンフィールドでの思い出 北 かおり

 今回の大会は、三人の賢者が救い主を拝みに行ったという約2千年前の出来事を思い出し、各々のグループが力を合わせて新しい教皇様に会いに行こうという趣旨で行われました。参加者全員がどのようなことであれ、経験した出来事を、それぞれが違う形で思い出し分かち合う事も、また重要な事でありました。まず、驚かされたのが、言葉も、国も、肌の色も違う様々な人々がこの大会にいるという事です。日本にいたら、経験できなかったような光景が目の前を通り過ぎて行き、初めて私は「ああ、世界の中心にいる」そう思わざるを得ませんでした。皆、教皇様に会いに行くという同じ目的で黙々と歩き、時おり「チャオ!」という言葉が聞こえてくる中で、神様に今回の旅に参加できた事を深く感謝致しました。辿り着いたマリエンフィールドでは、食事が配られ、その日の寝床を確保するのに大忙しでしたし、ふと耳を澄ませば、”Jesus Christ You are my Love”という曲が流れ、静かで雄々しい雲が私たちの頭上を流れていました。教皇様が現れたときには、もの凄い拍手でした。きっと、三人の賢者もイエス様に会ったとき、同じように感激なさったと思います。思いがけず涙が出ました。翌日の目覚めは深い霧の中での夜明けとなりましたが、私たちの前に現れた教皇様は、素敵な笑顔で迎えてくださり、前のほうに見に行った方々も、「素晴らしかった!」と聞きます。イザヤの43章1〜7節が読み上げられ、「恐れるな、わたしはあなたと共にいる」の一言は、胸に響いてくるものがありました。皆で協力し合い、初めての旅は喜びと共に幕を下ろすこととなりましたが、国に帰っても、それぞれの思い描く処で、神様は常に共に折られる事を実感できる素晴らしい巡礼であるよう心から願わざるを得ません。私たちの生活の中でも、常にこの喜びを持って日々を大切に生きたいです。


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多国籍共同体に向かう事例 草津教会  
スモール・クリスチャン・コミュニティー  コルネホ・セバスチャン


 滋賀県の草津教会では、外国語ミサの一環として、毎月第3日曜日の午後2時半からロペス神父によるスペイン語のミサが開かれています(ロペス神父は普段は京都・桃山で活動されています)。
 このミサの参加者はペルーをはじめとする南米出身者が大半で、総勢50名程度です。私がミサに参加するようになった2年前にはまだ聖歌隊が無かったのですが、呼びかけにより1年程前に聖歌隊を結成しました。私はそこでギターを担当しています。年齢・国籍の異なるコーラスや演奏者が聖歌隊に参加し、神様への信仰の場であるミサをより特別なものにしています。
 一方、このスペイン語のミサの参加者を中心に、数ヶ月前から「スモール・クリスチャン・コミュニティー」として小集団活動を開始しました。きっかけはケニアより休暇を利用してこの活動を広めるために来られていたフェリペ・マルティネス神父による呼びかけでした。
 今日、私たちの住む社会では、時として精神的な目的や希望、導きなしにただ物質的なものだけを追い求める傾向にあるように思われます。その中で、10年以上前から世界の各地でこういった活動が行われるようになりました(たいていの場合、信者によって自主的に行われる小集団です)。
 この活動の主な目的は、信者同士が集まり、毎週日曜日のミサで朗読されている福音書の内容を再度読み深め、深慮し、最終的に遂行すること。また、各々の経験を共有し、それと同時にこういった活動を他に広めることにあります。
現在、私たちは2グループで活動しており、栗東では毎金曜日、草津では毎月曜日の夜に集まっています。こうした私たちの活動に興味を持たれた方や、参加希望の方はいつでも大歓迎です。
 忙しい毎日だからこそ、時には立ち止まって考える時間を作りませんか。きっと忘れがちな大切なものを再確認できるはずです。
 神に賛美! 聖母マリアのご加護を! アーメン


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カトリック福音センター ニュース



―  養成コース  参加者の声から ― 


「聖体の年」 特別講座(6月〜10月 全6回シリーズ)
◆  前の教皇様の『主よ、一緒にお泊りください』を読んでいましたが、この講座を受けて聖体にたいする意識が変わり、もう一度読みかえしました。本の理解が深まったと思います。意識が変わったというのは、ミサのときキリストとひとつになるという強い思いをもって聖体拝領をするようになったことです。現在、教会から少し離れている方にも、ミサの素晴らしさをお話するようになりました。またこのような講座を続けてほしいと思います。(Mさん)
◆  ひとつひとつの講座の後に、聖体の前で祈る時間をもてたのは新鮮でした。全体としてよかったと思います。聖体拝領のときに「アーメン」というのは、実はすごい覚悟のいることですよね。キリストの体は「教会」でもあるのですから、教会にかかわるすべてのことを受け入れるという意志表明です。そのあたりをもう少し強調されてもよかったかもしれません。(Yさん)


「滞日外国人とともに」(9/17〜18)
◆  外国人の信徒数が増え、日本人の信徒が減っていることをこの研修で知り、異文化との交流の必要性がよくわかってきました。(ベトナムの留学生)

◆  私の教会では日本人信徒と外国人信徒との交流が殆どなく理解しあうこともありませんでした。日本人の数が多いこともありますが、いつまでもこのままでいいわけがありません。神様の子ども、兄弟として一致協力、共生していく目標に向かって具体的にどうすればいいのか今回の研修での分かち合いでたくさんのヒントを頂きました。(Mさん)

◆  文化に優劣を決める規準など存在しないこと(文化相対性)、互いを尊重し受け入れるために自分のことや国・文化をよく知ることも国際交流にはかかせない基本的なことだと気づかせてもらいました。(Oさん)

◆  文化が違うということは、ものの見方や考え方や感じ方さえも違うのだということがよく伝わってきました。(Nさん)

◆  今日このように参加できてとても良かったと思っています。一人の滞日外国人として話を聞いて、私たちを助けようとする人々がこんなにたくさんいて心強くなりました。
  教会というものは、主イエス・キリストが語られた使命を果たしているのだとますます感
じました。(インドネシアの留学生)

◆  研修に参加して日本人と滞日外国人だけのことではなくて人と人との出会い、心を開いて交流し良い関係を築くために、自分の枠を越えて偏見、排他性を脱して相手をあるがまま認め、尊重し、支援し、信頼し、感謝する生き方を学びました。(Kさん)



 
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私の福音宣

 
「福音宣教」とは端的に神の愛を伝えること。その実践は身近な人から始まる、と語られるのは、今回初めて寄稿いただいた日本基督教団の信徒の方。
    石本邦昭(日本基督教団奈良教会)


○ 神の愛を味わう
「福音宣教」を煮詰めると、「神様の愛を伝える」ということが底に残るのではないでしょうか。どんな人も神様にとってかけがえのない存在だということを伝える。
伝える主な方法には二つあると思います。一つは聖書を通して言葉で説明することで、
もう一つは神様の愛そのものを実行すること。
神様の愛が分かる必要条件は、それを味わうことでしょう。いくら材料や作り方を知っていても、食べてみなければチャーハンを分かることはできません。神様の愛が実行されれば、それを食べて味わうことができます。

○ イエスの業を味わう
神様の愛の実行のお手本はイエス様だと思います。イエス様の福音宣教は、業と言葉でした。言葉は業を意味づけましたが、神様の愛が実行されたのはその業によってでした。その業を食べた人は神様の愛を味わえたのです。それは「隣人を自分のように大切にする」という味でした。人々の病を担い、苦しみ、痛みを分かち合うことでした。自分も罪人となり、罪人と蔑まれている人々と連帯することでした。それも命を捨てるまでに。

○ 身近な人の困難を担って
だから遠く及ばなくても、私の福音宣教もイエス様に倣おうと思います。自分の今置かれている場所で、身近にいる人の困難と連帯できればと思います。例えば、私の娘は先日二人目の子を産みました。彼女が退院するまで、その三歳の息子(私たちの孫)を預かっています。朝夕、妻が保育所へ送迎し、夜私が風呂に入れ、みんなで食べさせ、一緒に遊んで一緒に寝ます。家族なら当然のことでしょうが、それは無意識のうちにも娘や孫や赤ちゃんの存在をかけがえないと思うからでしょう。イエス様がそうされたように、私たちも今一番身近な隣人の苦労を共に分かち合っています。このつましい福音宣教をイエス様はきっと喜んでくださると信じて。

〒604-8006  京都市中京区河原町三条上ル  京都カトリック福音センター
Tel 075-229-6800 Fax 075-256-0090
E- mail  fukuin@kyoto.catholic.jp


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良書紹介
『あした花になる』 
いもとようこ(岩崎書店) 



『あした花になる』 いもとようこ(岩崎書店)

 美しい花を見ていると、人は詩人になります。絵本作家は一つの花を見て、美しい心を描くのです。
蘭の花が咲いている姿を見て、一匹のかまきりを思い出したのです。それがこの『あした花になる』という絵本です。
 らんぼう者のかまきりマンティスは、大きな鎌をふり回し、えものをどんどん捕らえていきます。ある日美しい花に出会います。
「なんてきよらかなんだろう…」
「なんてやさしそうなんだろう…」

 マンティスはいのりました。
 「かみさま、これから決して、この鎌を使いません。だからお願いです。私の体をあの花に似合う体にして下さい」「おねがいです」

 花に蝶が群がっても、もう捕らえようなどとは思いませんでした。
 雨の日も風の日も…、そして一億年も祈り続けました。

 ある日マンティスには遠のいていた意識がかすかにもどっていました。そしてどうしたことでしょう。マンティスの体は蘭の花とそっくりになっていました。

 花になったマンティスは、蘭の花と一緒です。蘭の花がゆれると、マンティスも揺れます。マンティスが揺れると蘭の花も美しくゆれました。以上があらすじです。

 私はここで私の感想を記そうとは思いません。私が感じたことより、読まれた方が感じられることの方が貴重だと思われるからです。

 もう一つ。「ひまわり」を見ると詩人は歌います。ひまわりは太陽を見つめ続けたので、太陽のようになった。ひまわりは、日輪草、日向葵、サンフラワー等と呼びます。南アフリカ共和国を訪れた時、それはそれは広いひまわり畑に花が一斉に太陽に向かってうなだれているのが観えました。私たちが、神様を観つめ続けたら神様の姿を、自分の姿に写し出すことが出来るのでしょうか。

 同じ作家の「ひまわり」が出てくる絵本に「りすとひまわり」「おひさまのたね」「ぼくはきみがすき」等があります。
 美しい絵本を見ながら、美しい心がはれます。美しい心は祈りを生み出し、神様の心をほのぼのと感じさせてくれるように思えます。

 いもとようこの数多くの美しい絵本の中で「とんとんのこもり歌」という絵本があります。これはいつか是非紹介したい本です。

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ネットワークミーティング・カトリック青年連絡協議会   安藤寧良       


 去る9月17日・18日に第9回ネットワークミーティング(以下NWM)が北海道石狩市の藤学園花川セミナーハウスで行われ、全国各地から青年、司祭、修道者が合計約60名集いました。京都教区からは3名の青年が参加しました。

 NWMとはカトリックの青年および青年の活動を支えている信徒・修道者・司祭が自由に集い、今抱えている問題や信仰のことなどを分かち合い、交流する場です。色々な地域の青年が出会い情報交換する場として年に2回カトリック青年連絡協議会にあわせて開催されます(チラシより抜粋)。
今回はテーマである「そして今」についてグループごとに分かち合いをし、先月亡くなられたブラザー・ロジェを偲び、テゼの祈りを捧げました。

 NWMに引き続いて、第11回青年連絡協議会が行われました。協議会には開催地である北海道を始め、東京、横浜、さいたま、名古屋、広島、福岡そして京都8つの教区から青年、司祭、修道者それにJLMMの方も加わっていただいて20数名の出席者が集うこととなりました。

 「あっちこっちミサ」等さまざまな議題やプロジェクトが発表され、和やかな雰囲気で会議は進行していきました。
協議会ではこれからもNWM賛同教区および、参加者を増やしていく意志を明確にし、また未賛同教区にどのように働きかけていくかを協議しました。そして各教区・地区の青年の現状が話し合われました。

 全国各地の青年とたった3日間という短い期間ではありますが、つながりが深くなったので良かったと思います。
  次回のNWM・青年連絡協議会は来年2月にさいたま教区群馬県で行われる予定です。

 京都カトリック青年センター  電話 075(414)6239  FAX075(414)6239
    〒602―0934 京都市上京区新町通り一条上ル カトリック西陣教会内
 E-mail  seinen@kyoto.catholic.jp
 ホームページ 京都カトリック青年センター http://www.kyoto.catholic.jp/seinen/

    モバイル版ができました。携帯電話からもご覧になれます。
       http://www.kyoto.catholic.jp/seinen/m/



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大塚司教の 11月スケジュール  


1日(火) 司教顧問会・責任役員会・司祭評常任委合同会議14時
       教区司祭追悼ミサ(河原町)17時

6日() 韓国人カトリック墓地墓参10時半、衣笠墓地墓参14時
8日(火) 国際協力委員会・関係者会議14時
9日(水) 中央協議会諸宗教部門会議
       日本カトリック会館長期修繕審議会
10日(木)中央協常任司教委員会
15日(火)〜17日(木)日韓司教交流(那覇教区)
19日(土)済州姉妹教区交流部14時

21日(月)女子カルメル会テレーズ山本裕子荘厳誓願ミサ10時
      共同宣教司牧推進チーム事務局会議15時
      教区評議会書記局会議18時
22日(火)大阪京都合同司教顧問会(大阪)15時
23日()司教座聖堂献堂記念日
24日(木)司祭全体集会10時半
      司祭評議会15時半
26日(土)海星高等学校60周年記念9時半
      三雲カトリックの家40周年式典 

27日()三重地区ラテンアメリカ人共同体堅信式 (四日市)15時
28日(月)青少年委員会研修会
30日(水)中央協議会
      神学校合同委員会 


2005年11月のお知らせ 教区内の行事・活動予定


教区司祭追悼ミサ
 1日(火)17時(河原町教会)
 (当初2日(水)の予定でしたが、変更になりました。)

来年度年間予定
 1月号に2005年の年間予定を掲載します。締切11月17日(木)までに、「教区時報宛」と明記して、FAX075(211)4345または、henshu@kyoto.catholic.jp にお願いします。
 はっきり確定していない場合でも、予定として掲載いたしますのでお知らせ下さい。
 内容によってお問合せする場合がありますので、ご連絡者を明記下さい。
本件は個別にはご依頼はいたしませんのでよろしくお願いします。

教区委員会から
◆聖書委員会
 ▼聖書深読5日(土)10時 一場修師 河原町会館6階 費用2500円(昼食代を含む)、
  持参品 聖書・筆記用具・ノート(お申し込みは3日前までに

◆典礼委員会
 ▼教会の祈りと聖体賛美式・主日のミサ 第1日曜日17時半 河原町教会

◆信仰教育委員会
 ▼青年のための黙想会 仕えられるためではなく仕えるために―ミサでの奉仕
  27日(日)9時半 宇治カルメル黙想の家 費用千円

◆衣笠墓苑委員会
 ▼永代納骨の方のごミサ5日(土)14時 場所 衣笠教会 司式 花井拓夫師


地区協議会から
◆滋賀カトリック協議会
 ▼例会20日(日)唐崎教会
 ▼びわこウオーカソン23日(祝)10時大津教会出発

◆奈良カトリック協議会
 ▼正義と平和奈良協議会 一日研修会3日(祝)10時 大和八木教会


ブロック・小教区から
◆京都南部東ブロック
 ▼ウオーカソン3日(祝)10時 河原町教会から鴨川沿い往復 
   送金先 ホーチンミン市・ストリートチルドレン友の会他4個所


修道会から
◆ウィチタ聖ヨゼフ修道会本部修道院
 ▼祈りの日―みことばを味わう―12月3日(土)テーマ「キリストと共に生きる」 
   指導 一場修師 対象 祈りを深めたい青年男女 会費500円(昼食代) 
   問合せ075(462)0754

◆京都女子カルメル会修道院
 ▼講演とミサ6日(日)13時半講演「かかわりの神秘」―
  三位一体のエリザベット帰天百周年に向かって―伊従信子氏 15時ミサ

◆聖ドミニコ女子修道院
 ▼E・スヒレベークス著「イエス」を学ぶ15日(火)19時半 指導 原田雅樹師(ドミニコ会)
 ▼「ロザリオを共に祈る会」18日(金)10時半
 ▼どちらも無料、当日どなたでもどうぞ。問合せ075(231)2017


教育関係施設から
◆聖母教育文化センター
 ▼日曜巡礼の旅 石川―金沢に流された浦上キリシタン
  12日(土)〜13日(日)指導 三俣俊二名誉教授 
 ▼月曜聖書講座7日・21日19時 センター教室 講師 Sr.安藤敬子
 ▼金曜聖書講座4日・11日・18日・25日9時半 センター教室 講師 Sr.安藤敬子
 ▼問合せ075(643)2320


諸施設・諸活動から
◆親交会
 ▼20日(日)10時半 衣笠教会

◆JOC
 ▼働いている青年の集い。
  集会場所 京都働く人の家(九条教会前)、滋賀働く人の家(大津教会裏)。
  連絡先090(8207)1831

◆おてんとうさんの会
 ▼例会第3金曜日13時 西院教会

◆カトリック聴覚障害者の会京都グループ
 ▼手話学習会10日(木)13時 河原町会館

◆希望の家
 ▼バザー「つたえよう未来 愛・平和」
   13日(日)9時〜15時 問合せ075(691)5615

◆京都カトリック混声合唱団
 ▼練習日第2日曜日14時、第4土曜日19時 河原町会館6階

◆京都キリシタン研究会
 ▼定例会27日(日)14時 河原町会館6階

◆コーロチェレステ
 ▼練習日第2、4木曜日 河原町会館6階

◆在世フランシスコ会京都兄弟会
 ▼集会19日(土)13時半 フランシスコの家 帰天兄弟のためのミサ
 ▼他宗教との交流・対話23日(祝)9時半亀岡駅集合 大本亀岡本部訪問 

◆聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会
 ▼河原町協議会13日(日)河原町教会
 ▼中央理事会27日(日)河原町教会

◆二金会
 ▼11日(金)西陣教会

◆糠みその会
 ▼24日(木)19時半 九条教会ホール

◆レジオ・マリエ
 ▼13日(日)河原町会館6階

◆心のともしび 11月番組案内
 ▼テレビ KBS京都テレビ
   ∧6日の放送内容∨
「空飛ぶ車いす」と題して。日本で廃棄される車いすを工業高校生が整備・修理してアジア諸国へ届けるボランティア活動を紹介する。
 ▼ラジオ KBS京都ラジオ
   11月のテーマ「働く喜び」
問合せ075(211)9341

◆「一万匹の蟻」運動基金報告 累計45、153、537円(9月20日現在)





 

編集部から

 ◆お知らせに載せたい情報は、前月の1日までに、
   教区時報担当宛にFAX075(211)4345か、henshu◎kyoto.catholic.jp に、
   発信者のお名前を明記してお寄せください。
(スパムメール防止のためこのようにしています。◎を@に変えてメールをお送りください)



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