2006/11 No.348
<京都教区時報 2006年11月号の目次>

・1 インカルチュレーション

・2  京都教区時報の思い出
     教区時報再刊300号を迎えて

・3 神学生合宿

・4 教会学校研修会

・5 聖書講座シリーズ「ヨハネ福音書」7/26-27
    過越祭に備えて(しるしの書の結び)

・6 福音センターニュース

     養成コース 祈り U 案内

・7  グアダルペ宣教会 日本宣教50年の歩み

・8 済州教区の紹介9
     済州道の聖地

・9 こんにちは神父さん
   フォールテン神父 ウォルシュ神父

・10 良書紹介 『あしあと』

・11 お知らせ

・12 大塚司教の11月のスケジュール


・13 青年センター あんてな
   ネットワークミーティング・カトリック青年連絡協議会


インカルチュレーション

 
 パウロ6世「福音宣教」20番では、文化そのものが福音化されなければ、深いレベルでの福音化が達成されないと主張されています。文化と福音の相互関係については、最近特にインカルチュレーションということばで表現され、注目をあびています。

 今までの宣教活動において、特に反省と批判のポイントになったのは、まさに各文化に福音を根づかせるという理解よりも、いわゆる西欧文化のなかで形成されたキリスト教をそのまま他の大陸へ移植しようとした点なのです。今日、わたしたちに改めて与えられた課題は、福音をどのように日本人に根づかせることができるかです。

 教会の今日的課題として、日本がますます国際化されなければならないときに、日本文化の特徴を大切にしながら、なおかつ異文化との交流をどのように展開していくかがあります。(パウロ6世「福音宣教」の解説書『福音をのべ伝える』から)

(写真のご絵は東京カルメル会女子修道院製のものです)



京都教区時報の思い出
教区時報再刊300号を迎えて


 京都教区時報は創刊1962年6月に発刊され48号まで続いて一時休刊し、再刊は1977年6月(49号)でした。今月号は再刊300号に当たりますので、一時期編集の中心的役割を果たした磯野真知子さんの寄稿をいただきました。

 1981年、京都教区ビジョンが出され、そのために、教区ではこのビジョンに取り組むべき活動が進められていました。私が教区時報の編集の一員になった1985年は、「福音宣教」「宣教司牧」という言葉がある程度知られてきていた頃だったように思います。しかし、当の私といえば時報編集会議で話されている内容、使われている言葉がまったく分からなかったのを思い出します。
そこでいま少し、再刊300号に寄せて私の懐かしい思い出を紹介させていただきます。

 教区時報の編集は当時、教理センター(現、福音センター)で行っていました。ここでは、教区時報の編集以外にも青少年の育成、信徒使徒職の養成コースなどいろいろな活動をしており、教理センターはあらゆる情報、あらゆる人が集まってくる情報発信基地のようでした。ここで交わされる情報を元に教区報の編集をしていたのですが、なによりの反省は常に1日発行なのに遅れてしまったことです。そのため、タイムリーな情報が届かず多大なご迷惑をおかけしていました。しかし、月過ぎてみれば京都教区司祭全員を顔入りで紹介したり、「京都教区すごろく」を作ったり、楽しかった思い出ばかりです。

 取材にもシスター紹介・学校紹介などのコーナー記事のため、たくさん行かせていただきました。中でも故古屋司教さんのインタビューは緊張し、どのようなことを聞こうかなとどきどきしながら伺いましたが、司教さんはにこやかに迎えてくださりホッとしたことを思い出します。また、帰るときには記念にとご絵をいただき今も大事にしています。

 もう一つ忘れられない出来事は、第1回NICE(福音宣教推進全国会議)です。教区報担当者として参加でき、日本の教会の動きをつぶさに見せていただきました。この会議で「社会に開かれた教会」ということが言われました。これは信者(司祭・修道者を含む)が、他の人々とのつながりを深め大切にすることを通して、日々の生活の中で福音宣教していくということでした。この会議への参加は自分自身の刷新となりました。

 振り返ってみて、編集のお手伝いさせていただいた7年という短い期間ではありましたが、この間は、京都教区ビジョン、NICEをどうして伝えるか、浸透させていくか、受け手も、十人十色。常に編集長の村上透磨神父さんと話し合いをしていたように思います。時には水道のパイプを絵にし、パイプのつまりを表し、理解してもらおうと考えたりと、紙面上で身近な問題なんですよ、そして自分の生活の中でできることですよということを言い続けたように思います。

 また、もう一つの思い出は聖書講座のテープ起こしです。講座内容を教区報に掲載するということで、講座のテープを聴きまとめる作業をさせていただいたのですが、直接講座に参加しているより眠くなることなくしっかり聴くことができ、時には沼野尚美さんのお話に涙を流しながら聴き入ることもありました。どの講座もすばらしく、お話全てを掲載できればといつも思いながらまとめていました。とにかく、また、この記事を読まれた方で、聖書講座をご存知ない方は、聖書委員会に申し出て各講座のテープを聴かれることをおすすめします。社会の中でアップアップしている時、御言葉はとても心に浸みます。と同時に「いつも神様が共にいてくださる」のだとあらためて感じます。

 教区時報の思い出を書きながら、走馬灯のようにいろいろな方の顔が思い出せます。たくさんの出会いとたくさんの宝物をいただいたことを感謝しています。そして、現在もその財産で生きていることを感じながら、今の自分の役割を認識していきたいと思います。
 磯野真知子



神学生合宿
神学生 鶴山進栄

 


 8月31日から9月2日にかけて神学生合宿が行われました。今年は三俣先生の案内で滋賀県内のキリシタンの史蹟めぐりを行い、計5箇所の史蹟を見学しました。

 そのなかの一つ、野洲市の永原教会跡はキリシタン大名サンチョ三ヶ伯耆守頼照と息子三ヶ頼連が河内から永原に流された際、人々にキリシタンの教えを説き、約50名が洗礼を受け独自の教会が建ったといいます。また、この教会からニコラオ永原慶庵(イエズス会士。1633年日本最初の穴吊りの刑で殉教)が出た教会でもあるそうです。大名とはいえ、信徒の宣教によって建てられた教会ということが印象に残っています。このような情熱を学びたいものです。

 安土セミナリオでは、体育(水泳、遠足など)、音楽教育(器楽・声楽など)、美術教育(絵画・彫刻など)、文学(キケロなどのラテン文学とともに平家物語、太平記など)を学んだそうで年若い神学生ということもあって全人的な学びであるということ、そしてラテン語だけでなく日本人としての教養ということが大切にされているということが興味深い点です。幅広い学びというのは現在の神学生にとっても参考になるところです。3日間、滋賀県の各所を見学し、改めてそのキリシタンの史蹟の豊富さに気付かされました。

 教区の神学生は私、鶴山(神学科3年、5年目)と小立花忠(神学科1年、3年目)の2名がいます。神学生のために祈り、献金を捧げてくださっている皆様に感謝申し上げます。私たちのため、そして神学生の召命のためにお祈り下さい。


教会学校研修会
河原町教会 奥埜さと子

 
 去る8月26日(土)、洛星の宗教研究館において、京都教区教会学校研修会が行われました。

 教会学校リーダー、および教会学校の活動に関心のある47名が22小教区から参加しました。テーマは「子どもとミサ」で、『みんなでささげるわたしたちのミサ』(オリエンス宗教研究所発行)の著者で、東京教区司祭の江部純一師が、講師として来てくださいました。

 江部神父様は、まず、第1講話で、リーダーをはじめおとなたちがまずミサを理解し、そのすばらしさを子どもたちにどう伝えたらよいかをミサ式次第に沿ってお話しくださいました。また、江部神父様は、『さあ行こう!イエスさまが呼んでいるよ―子どもとともにささげるミサ―「会衆用」―』(オリエンス宗教研究所発行)の編集協力者のお一人でもあり、第2講話では、「子どもとともにささげるミサ」についてお話しくださいました。

 講話のあと、参加者が小グループに分かれて、約60分ほど分かち合いをし、そのあと江部神父様のまとめのお話がありました。

 最後は、ヴィアトール修道院の聖堂で、江部神父様主司式、教区信仰教育委員会の北村善朗神父様、奥村豊神父様の共同司式によるしめくくりのミサが行われました。

 研修会参加者は、ミサの大切さについて再認識し、子どもたちにそのすばらしさを伝えることの意義を確認しあうことが出来ました。


聖書講座シリーズ「ヨハネ福音書を読む」7/26・27
過越祭に備えて(しるしの書の結び)
シスター小久保喜以子(ノートルダム教育修道女会)

 ヨハネ福音書は、構造として序文に続いて12章までの「しるしの書」、13章から20章までの「栄光の書」、21章の結びからなっています。今日の個所は前半の終わりの部分、つまり「しるしの書の結び」がテーマですので、ヨハネ福音書全般について概観し、そのうえでしるしというものの捉え方について考えたいと思います。

 ヨハネ福音書は早くから「霊的福音書」と呼ばれ、イエスに関するできごとよりも、人となられたイエスのうちに示された神の秘義を語る奥深い内容のもので、神秘的な雰囲気、言葉づかいに満ちています。同じ人物についての生涯の話かと疑問に思うほど、他の3福音書と趣を異にしています。イエスに関する伝承を新しい視点で捉え、新しい解釈をほどこしていると言えます。

 4福音書の中でもっとも遅く、西暦90年から百年ころに成立したということで、研究者の意見が一致しています。著者については、使徒ヨハネだとする伝承が長い間支持されてきましたが、長老ヨハネという人物の存在も記され諸説があって、はっきりしたことは言えません。

 大切なことは、ヨハネ福音書を生み出した共同体が置かれた状況、共同体の体験、抱えていた問題はどのようなものだったかということです。どの福音書においても、それがその福音書の特徴、性格に反映しているからです。以前は異邦人の世界で成立したと考えられていましたが、現代の研究者はヨハネの共同体のメンバーをユダヤ人キリスト者であるとし、70年にローマ帝国との戦いで敗北しエルサレムと神殿が崩壊したことを、この福音書に影響を与えたできごととして重要視しています。

 神殿を失ったユダヤ教徒はヤムニアという所に逃れて、ファリサイ派を中心にユダヤ教の立て直しを計りましたが、このときキリスト者は異端として会堂から追放されました。このユダヤ教からの追放、そしてローマ帝国による迫害(脱落者を生んだ)の体験をヨハネ福音書の中に見ることができます。

 ヨハネの共同体の歴史的歩みにいくつかの段階が見られます。初めは宣教を使命とする共同体であり、洗礼者ヨハネはアンデレに、アンデレは兄弟シモンに、またフィリポはナタナエルにと次々にイエスを証ししていきます。しかし次の段階では、福音宣教に代わって、「ユダヤ人」に対する議論が目立ち、キリスト者はいかに会堂のユダヤ人と異なるかが強調されます。次の段階の会堂からの追放の体験は、9章の生まれつきの盲人がいやされた話の中に示されています。ファリサイ派との興味深いやり取りの後、この人は「外に追い出」されました。6章ではパンの奇跡の後に「弟子たちの多くが離れ去り」とあり、脱落者の存在を示しています。

 ヨハネ福音書は、共観福音書で奇跡物語とされているものを「しるし」と呼んでいます。しるしをどう受け止めるか、2つの態度に分けることができます。1つは、「神の子ならしるしを見せろ」とイエスにせまる態度、神の存在、はからいの証拠として不思議なことを期待する態度です。しるしの書においてユダヤ人の反応はしばしばこのようなものでした。しかし奇跡は人を信仰に導く道具ではありません。奇跡に対するふさわしい態度は、できごとの中に深い意味を読み取ることです。イエスが水をぶどう酒に変えた話は、単にイエスの不思議な力を示すものではなく、イエスによってもたらされる福音の喜び、恵みのときを「ぶどう酒」で伝えているのです。奇跡でなくとも、見る目をもつなら、あらゆるできごとがしるしとして意味をもつことを見てとれるでしょう。



福音センター ニュース   


福音センター養成コース  祈り U 案内

  
私のくびきを負い、私に学びなさい。
そうすれば、安らぎが、えられる。

         主とひびきあう心を養う

  様々な困難や重荷が待ち受ける日々の生活の中で、
  信仰を生かしてゆくために……
  イエスの懐に安らぎながら、主との親しさを深め、
  主から学ぶことによって、立ち上がる知恵と力を得て
  ゆきましょう。          参加をお待ちしています。


指 導  柳田敏洋師(イエズス会 司祭)、福音センター スタッフ
日 時  2006年11月17日(金)午後4時 〜 19日(日)午後3時半
会 場  唐崎ノートルダム修道院 (〒520-0106大津市唐崎1−3−1)
        JR湖西線( 京都駅から15分 ) 唐崎(からさき)駅下車徒歩10分
申込締切 11月10日(金)迄に
              
問い合わせ・申込先
郵便番号・住所・氏名・参加コース名をご記入のうえ、参加費20,000円を
郵便振替口座(00920-4-161844 カトリツク福音センター養成コース) へお振込み
下さい。
〒604-8006 京都市中京区河原町三条上ル  京都カトリック福音センター
Tel 075-229-6800 Fax075-256-0090 E-mail fukuin@kyoto.catholic.jp


祈り T  参加者の声より
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 去る6月2日(金)〜4日(日)に
「主においてたえず祈りなさい」を
テーマに柳田師による「祈りT」が
唐崎ノートルダム修道院で行われました。

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以下は参加者の気づき、体験です。
右ページ(上段)の「祈りU」にも是非ご参加ください。


○ せわしい日常生活からしばし離れ 神のまなざしの下 ゆったりとした時の中で
  自分をふり返ることが出来たように思います。たてまえの私 正直な私 そして
  真実の私が 私の中に共存していることに気づかされました。(Y .K)

○ 真実の私 に向かうということは 私の存命中に体験できる 復活体験 という
  イメージで受け止めました。(N .T)
 
○ 評価的な態度の中で 建前で生きてきた私ですが 正直な私が見え始め出来事や
  心の動きに留まって 味わって 真実な私に向かって行きたいです。(T .T)

○ 頭で考えすぎないこと 心で悩みすぎないこと そのまま受け入れていく そこにも
  神の愛があり 支えがあることに気づきました。(T .Y)

○ 観想的態度と評価的態度のバランスをとる必要と 他人とのかかわりを 容易にする
  知恵を学びました。(C .F)

○ 夜の祈りで 神への賛美と沈黙の中に 神の みことばを味わい 心に静けさと
  平安を感じました。(A .S)



グアダルペ宣教会
日本宣教50年の歩み

 グアダルペ宣教会(日本管区長 ホセ・モンロイ神父)の日本における仕事は、1956年仙台教区に3名の神父が来日したことにより始まり、京都教区には1984年に派遣され、厳しい言語・文化・風土の違いに格闘しながらも「全世界に行って、すべての人に福音を宣べ伝えなさい」という宣教会の教えに忠実に、今日まで小教区、幼稚園および福祉の仕事を行い、今日ではなくてはならない存在感となっている。

 グアダルペ宣教会はメキシコのグアダルペに出現された聖母マリアに捧げられて1949年に創立された宣教会である。

現在京都教区の司祭はバルデス師、ロペス師、ナバロ師であるが、東京教区で5名、仙台教区で4名の司祭が司牧にあたっておられ、1名はローマに留学中である。

 その日本宣教50周年感謝ミサが、9月8日(金)伏見教会で大塚喜直司教・溝部脩高松教区司教(前仙台教区長)の主司式で、会員他30余名の司祭団により盛大に行われた。大塚司教は挨拶で、特に国際化した教会環境から現在では小教区司牧の他、福祉、滞日外国人支援など多岐にわたることを称え、感謝を述べられた。

 そのミサで、アントニオ・バルデス神父(三重北勢ブロック)の司祭叙階50周年も共に祝われた。

 なお当日は初代来日3司祭の1人リオス神父が南アフリカのアンゴラから日本に駆けつけ、その日の献金はアンゴラに、また東京・仙台・京都での宣教会に対するお祝い金の3分の1がモザンビークでの宣教活動に贈られた。



済州教区の紹介9 済州道の聖地
交流部 兼元邦浩


■大静(デジョン)聖地

 信仰においては不毛であるこの地で鄭(チョン)蘭(ナン)珠(ジュ)マリアは、苦しみを受けて復活されたキリストに対する証し人として、信仰の模範を示した人である。彼女は、1773年慶州(キョンジュ)本貫鄭若鉉(チョンヤクヒョン)と慶州(キョンジュ)本貫李(イ)氏の間に生まれ幼名を命連(ミョレン)といった。早くからカトリックに入信し、宣教に力を注いだ当代最古の実学者であるヤクジョン、ヤクヨン兄弟が彼女の叔父であり、母は韓国の信仰の聖祖である李檗(イビョク)の姉であった。

 黄嗣永(ファンサヨン)と結婚した彼女は、1800年に長男景漢(ギョンハン)を生んだ。夫である黄嗣永(ファンサヨン)は1775年に生まれ、弱冠16歳で初試、17歳で復試を受け科挙に主席で及第し正祖大王から褒められ学費の免除を受けたほどの秀才だったが、カトリック教を信仰することで現世的名利には背を向けた。

 中国人神父周文謨(チュムンモ)から受洗した彼は宣教に力を注いだが、1801年辛酉(シンウ)迫害が起きると忠(チュン)堤川(テェテヨン)のベロンに身を隠し、いわゆる『黄嗣永(ファンサヨン)帛書』を書いた。

 迫害の実情を記述したこの『帛書』は、北京のクベア司教に発送する直前に発覚し、黄嗣永(ファンサヨン)は大逆罪人として同年陰暦11月5日に西(ソ)小門(ソモン)の外で虐殺されて殉教した。
 その結果、母李(イ)ユンヘは巨済島(コジェド)に、妻である鄭(チョン)マリアは済州道(チェジュド)に、息子の景漢(ギョンハン)は楸(チュ)子(ジャ)島(ド)にそれぞれ配流された。

 鄭(チョン)マリアは、1801年陰暦11月21日、2歳になった息子を胸に抱いて配流の途に着いたが楸(チュ)子(ジャ)島(ド)に着いて幼い息子と生き別れる痛みに耐えた。楸(チュ)子(ジャ)島(ド)に隔離された息子は、猟師の呉(オ)氏によって下(ハ)楸(チュ)子(ジャ)島(ド)で育てられ、その子孫は現在楸(チュ)子(ジャ)島(ド)に住んでいる。(続く)



こんにちは神父さん


フォールテン神父
所属レデンプトール会
生年1929
叙階1955

 日本に来て早や、50年になりました。その間、生地のカナダでの13年を除いて、日本では東京、松本、鎌倉、吹田、丹後で、福音宣教のために働いてきました。一年前より舞鶴で働いています。

 私は11歳でレデンプトール会の小神学校に入学し、その修道会は私の家族です。病気の時、色々な問題の中でいつも支えて下さり感謝しております。
 昨年、司祭叙階50周年を祝う事が出来て、今までのことをふり返ってみると、小さき聖テレジアのことばを自分のものにすることが出来ます。

 「主よ、私が期待した以上の恵みを与えてくださったことを感謝いたします」
 他の人々のために、特に現代の若者のために同じ恵みを祈ります。



ウォルシュ神父
所属マリスト会
生年1931
叙階1961

 叙階の時の第1希望が叶えられて40年前の2月シドニー湾を出航した時に私はとても嬉しかったことを思い出します。四日市港について出迎えのニュージェント神父に奈良教会まで送られ、数日後東京で日本語の勉強を始めました。

 その後奈良教会に来ましたが当時は信者の家での地区集会が盛んでした。今は小教区評議会を毎月開き、担当チームは毎週90分間の会議をします。昔に比べて疲れやすくなり、テニスは無理ですから、散歩と、プールで泳いでいます。  
 日本に着いてから聖霊刷新に出会い、毎週のように祈り会に参加していましたが、いまは、全国大会に参加をしています。日々、学んだことを実行に移したいです。  
 今の共同宣教司牧は私の性格に合っていると感じています。



良書紹介 『あしあと』

 『あしあと』
 ―多くの人々を感動させた詩の背後にある物語―
     マーガレット・F・パワーズ  太平洋放送協会出版

「あしあと」と題された、人々に感動を与える一つの詩がある。

 それは、
『ある日私は夢を見た。
私は主と共になぎさを歩いていた。』
 に始まり、

『主はささやかれた。
私の大切な子よ、私はあなたを愛している。あなたを決して捨てたりはしない。ましてや苦しみや試みの時に、あしあとが一つだった時、私はあなたを背負って歩いていたのだ』、と。

 この詩は、著者が結婚式を前に作ったのですが、移転のどさくさに紛れて紛失してしまい、発見された時は、作者未詳として出まわり、私が作者だと言う人まで現れる始末です。

 それを知った著者は、自分が作者であるだけでも認めてほしいと訴訟を始めます。

 しかしその魂の葛藤の中で、著者は成長していきます。そして彼女は赦し、忘れることを学びます。「主が私を優しくそっと私を突ついて、他のもっと大切な事柄に目を向けさせてくださったからです…。私の所有権に対する感情を捨て去ることによって…。健全な心が回復したのを感じています」と書くまでに至ります。

 詩のもたらす感動もさることながら、詩のかげに隠された著者のこの魂の成長のドラマを、私たちは興味深く読み取るのです。

 作者不詳のまま、人口に膾炙される方が奥ゆかしくてよいではないかと思う人もあるでしょう。でもそれを誰かが自分のものだと主張し、賞賛を自分のものとしてしまうこともあるのです。真の作者があらわれたのは、詩そのものの美しさを汚してしまうことから救ってくれ、その本来の美しさを保つことにもなるのです。

 この詩は、美しい絵本ともなり子供たちにも読まれています。

 私はこの絵本を見たとき、十字架の神秘を黙想したのです。

 私たちが主の十字架を肩代わりするのではなく、主が私たちの苦しみを担ってくださる、これが十字架の奥義だと思ったのです。
  (村上透磨)


          


お知らせ


教区委員会から
◆聖書委員会▼聖書深読11日(土)10時 新井延和師 河原町会館6階 費用2500円(昼食代を含む)、持参品 聖書・筆記用具・ノート(お申し込みは3日前までに)

地区協議会から
◆滋賀カトリック協議会▼例会12日(日)唐崎教会▼びわこウオーカソン23日(祝・木)
◆三重カトリック協議会▼聖書講演会19日(日)13時 場所 津教会聖堂 講師 森一弘司教 テーマ「福音を宣教する共同体」持参品 聖書・筆記用具 自由献金

ブロック・小教区から
◆河原町教会▼教会の祈りと聖体賛美式・主日のミサ 第1日曜日17時半▼
◆京都南部東ブロック▼ウオーカソン3日(祝)10時 河原町教会から鴨川沿い往復 送金先 モンゴルの子どもたちへ絵本・学用品、ルワンダで地雷により手足を失った人々への支援、スマトラ沖地震・津波被災者の救援▼歌と祈りの集い(テーマ・愛と平和)12月3日(日)14時 場所 北白川教会聖堂 入場無料
◆高野教会▼バーン司教・殉教顕彰ミサ25日(土)10時 田中司教司式 ミサ後証言を聞く会
◆河原町教会クリスマス旬間行事
▼12月9日(土)カトリック聖歌集による歌ミサ▼16日(土)クリスマス国際ミサ▼18日(月)クリスマスチャリティコンサート▼24日(日)クリスマスコンサート、クリスマス市民の集い、深夜ミサ▼25日(月)降誕ミサ

修道会から
◆京都女子カルメル会▼講演とミサ「三位一体のエリザベット」5日(日)講演13時半 伊従信子氏ミサ15時 北村善朗師▼講演とミサ「十字架の聖ヨハネ」12月3日(日)講演13時半 ミサ15時 北村善朗師
◆聖ドミニコ女子修道院▼「ロザリオを共に祈る会」17日(金)10時半 どなたでも当日お出でください▼「みことばを聴こう!」“憐れみ”について12月2日(土)14時半 指導 島田佳代子氏(長崎純心大学講師)対象 青年男女 会費300円▼問合せ075(231)2017

諸施設・諸活動から
◆JOC▼働いている青年の集い。集会場所 京都働く人の家(九条教会前)連絡先090(8207)1831
◆カトリック聴覚障害者の会京都グループ▼手話学習会9日(木)13時 河原町会館6階
◆希望の家▼バザー12日(日)9時
◆京都カナの会▼11月はお休み
◆京都カトリック混声合唱団▼練習日12日(日)14時、25(土)19時 河原町会館6階
◆京都キリシタン研究会▼追悼ミサ(亡くなった会員のため)5日(日)14時 河原町教会▼定例会26日(日)14時 河原町会館6階
◆コーロ・チェレステ▼練習日毎月第2、第4、第5木曜日10時 河原町会館6階
◆在世フランシスコ会京都兄弟会▼集会18日(土)13時半 フランシスコの家
◆聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会▼河原町協議会12日(日)河原町教会▼中央理事会26日(日)河原町教会
◆二金会▼10日(金)西陣教会
◆糠みその会▼30日(木)19時半 九条教会ホール
◆心のともしび 11月番組案内
▼テレビ(衛星)CSスカイA
ハヤット神父によるカトリックの教え*土曜日朝8時45分より。
*4日と11日「聖母マリア」。(ただし11日は7時45分より)。18日と25日「キリストのご降誕」
▼ラジオ KBS京都ラジオ
*11月のテーマ「親孝行」
月〜土 朝5時15分より5分間。
問合せ075(211)9341
◆「一万匹の蟻」運動基金報告 累計48、121、316円(9月19日現在)


大塚司教
11月のスケジュール


1日(水)列福準備特別司教委員会(中央協)
     神学校合同準備会
2日(木)中央協常任司教委員会
     日本カトリック会館長期修繕審議会
5日(日)滋賀・湖西ブロック司教訪問(唐崎)
6日(月)教区評議会書記局会議18時
8日(水)福音センター会議10時
     女子奉献生活者の会代表者会議14時
9日(木)第5回小教区評議会規約調整委員会10時
      司教顧問会・責任役員会14時
      教区司祭追悼ミサ(河原町)17時
11日(土)済州姉妹教区交流部14時
12日(日)京都北部・舞鶴ブロック司教訪問(福知山)
13日(月)隣保聖体修道会志願院訪問(ソウル)
14日(火)〜16日(木)日韓司教交流会(韓国・大邱)
18日(土)隣保聖体修道会創立50周年記念ミサ(全洲)
21日(火)大阪京都合同司教顧問会議(大阪)
22日(水)共同宣教司牧推進チーム事務局会議15時
23日(祝・木)司教座聖堂献堂記念日
26日(日)三重地区ラテンアメリカ共同体堅信式ミサ15時(鈴鹿)
27日(月)〜28日(火)諸宗教部門会議(熊本・真命山センター)
28日(火)〜29日(水)東京カトリック神学院常任司教委員会
29日(水)教区評議会書記局会議18時
30日(木)司祭全体集会10時半
      第27回司祭評議会15 時半





中学生会リーダーの青年たち 安藤寧良 

 去る9月16日・17日に第11回ネットワークミーティング(以下NWM)が兵庫県宝塚市の小林聖心ロザリオ・ヒルで開催され、全国各地から青年、司祭、修道者総勢約150名が集いました。

 NWMとは、カトリックの青年および青年の活動を支えている信徒・修道者・司祭が自由に集い、今抱えている問題や信仰のことなどを分かち合い、交流する場です。色々な地域の青年が出会い情報交換する場として年に2回カトリック青年連絡協議会にあわせて開催されます(パンフレットより抜粋)。

 今回はグループに分かれて、フィールドワーク(期間中は“家族”という事で親交を深めました)、そして、テーマである「探しに行こうや!」について、大阪教区のシスターのナビゲーションのもと、グループごとに分かち合いをしました。

 NWMに引き続いて、第13回青年連絡協議会が行われました。協議会には開催地である大阪を始め、札幌、東京、横浜、さいたま、名古屋、広島、高松、福岡、鹿児島そして京都の11教区から青年、司祭、修道者計40数名の出席者が集うこととなりました。

 5月に行われた「あっちこっちミサ3」、8月に開催されたAYD(Asia Youth Day)等、さまざまなプロジェクトや行事の報告がありました。

 協議会ではこれからも増え続けるであろうNWM賛同教区及び、参加者にどのような対応をしていくか、また未賛同教区にどのように働きかけていくかを協議し、広報の方法も引き続き検討していく予定です。NWMでは、昨年のWYD(World Youth Day)開催を受け、徐々に参加者が増えつつあります。この現象にどのように対応し、どのようにキャパを広げていくかを考えていくのも議題の一つです

 次回のNWM・青年連絡協議会は来年2月に横浜教区で開催予定です。


青年センターホームページ
http://www.kyoto.catholic.jp/seinen/
※携帯電話からもご覧になれます。





編集部から

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