2007/4 No.353
<京都教区時報 2007年4月号の目次>

・1  大坂の最後の宣教師 ディオゴ結城了雪

・2  188殉教者紹介 2
     大坂の最後の宣教師  ―ディオゴ結城了雪神父―

    キリシタン関係行事案内

・3 福音センターニュース
     ―ペトロ岐部と187殉教者の列福を記念して―
    ―「成人のキリスト教入信式」の儀式書に学ぶ(全6回)―



・4 済州教区の紹介 12 済州道の聖地

・5 大塚司教の4月のスケジュール 

・6 青年センター あんてな
    青年センターこれからのスケジュール

・7 お知らせ


大坂の最後の宣教師
ディオゴ結城了雪


 今回ご紹介するのは、京都教区にはとてもゆかりのある殉教者です。

 日本カトリック司教協議会発行の小冊子『殉教者を想い、ともに祈る週間』では、結城了雪神父について次のように記されています。

 イエズス会の修道司祭ディオゴ結城了雪は、武家の出らしい質実剛健な生き方を特徴としています。あまり目立たない存在ですが、徳川期で最も長く活躍した宣教師の一人であり、一時は京都の教会を一人で担ったようです。教会の運営を信徒に任せ、ひたすら聖体とゆるしの秘跡を授与するために各地を廻ったと当時の文献は述べています。こうして司祭が激減していく教会の自立を実現しました。

 また、結びの祈りの中ではこのような司祭・修道者をとおして「神の愛の姿を示し、信じる者に生きる力と希望を与えてくださいました。光を求めてさまよう現代の教会を担うために自分を捧げ尽くす多くの司祭・修道者をお与えください」と祈り求められています。


  ディオゴ結城が京都から、1625年12月16日に、
イエズス会の上長マスカレンハス神父に当てた手紙


188殉教者紹介 2

大坂の最後の宣教師
―ディオゴ結城了雪神父―


 巡察視ヴァリニャーノ神父の宣教計画の眼目は、邦人司祭の育成であった。ディオゴ結城はその計画の実りを証明する司祭となった。信仰生活、学問、人間関係、精力的な宣教活動は、成熟した司祭像を示している。

 ディオゴ結城了雪は、1574年、阿波の国に生まれ、父は当時「島の公方」であった足利義助の家臣であると同時に、その親戚でもあった。少年ディオゴは高槻に移った安土のセミナリヨに入り、1587年に初めて追放への道に踏み出した。監禁されていた生月から秘かに有馬に行き、1595年、天草でイエズス会に入会した。河内浦のコレジヨで勉学を終え、1601年から3年間、中浦ジュリアンとともにマカオに留学した。

  1607年、伏見の教会に任命され、そこから徳島に渡って蜂須賀家政と足利義種の前で神の教えを述べた。1612年、司祭叙階のために有馬に呼ばれ、セミナリヨで教えながら神学の勉強をしていたが、1614年、高山右近とともにマニラに追放された。1615年、そこで司祭となった。その時フィリピンのイエズス会のレデスマ管区長は結城神父の横顔を見事に記している。

  「ディオゴ結城神父、日本人、実直、仕事熱心で日本人の間で効果をあげ、感化を与えた。数日前に日本に帰国」

 1616年、秘かに長崎に戻り、京都に派遣された。以後、京都、大坂は彼の宣教の拠点となり、そこから毎年のように五畿内、四国、そして江戸にまで足を延ばし、信者を訪れた。またディオゴは、津軽に追放されていた信者を見舞ったこともある。1619年に起こった京都の大殉教の時にはベント・フェルナンデス神父と同宿ミゲル草庵とともに信者を支え励まし、殉教者の遺体を葬った。宣教師たちは次第に迫害者の手に落ち、ついに五畿内の司祭は結城神父一人になった。結城神父は、イエスのように一人で十字架の長い道を辿ることになったが、その熱心さは衰えることがなかった。

  だが、このような生活は長くは続かず、彼は、とうとう大坂の山中で捕えられ、1636年2月、大坂で穴吊りの刑でその道のりを終えた。その時にも忠実な同宿ミゲル草庵が結城の傍らにいた。殉教に立ち会うために長崎奉行から遣わされた九郎兵衛という役人は、長崎に帰って次のように報告している。

  「自分は山中に隠れ住んで宿る場所もなく、食べ物は自然の中から得ていたと、老人ながら自信に満ちて語る結城のことばを、役人らは信じた」。
  殉教のとき、結城神父は61歳であった。



キリシタン関係行事

4月
○21日(土)〜22日(日)  花岡山殉教祭(熊本市) 
  21日19時 島崎教会  祈りと溝部司教の講演 
  22日9時  島崎教会   ミサ その後花岡山殉教者墓地へ巡礼、祈り

○30日(月) 安土セミナリヨ記念ミサ・コカリナとよし笛コンサート
     場所 安土セミナリヨ跡公園
    11時45分 交流会・昼食(弁当各自持参)
    13時  ミサ
    14時  コカリナとよし笛コンサート
    問合せ 大津教会

5月
○3日(木)  津和野乙女峠まつり
○5日(土)  右近子ども祭  場所 大和榛原
○13日(日)  ガラシヤ祭   場所 京丹後市弥栄町味土野




福音センター ニュース   


  殉教者たちは 命をかけて 何をあかしした…
    わたしたちにとって殉教とは
      ―ペトロ岐部と187殉教者の列福を記念して


● 日 時:2007年5月12日(土) 午後1時30分〜3時30分
● 場 所:カトリック河原町教会聖堂
● 講 師:溝部 脩 高松教区司教
     (殉教者列福準備司教特別委員会委員長)

● 参加費・無料(会場にて献金をお願いします)

● 申し込み方法:事前の申し込みは不要。
当日会場にて受付いたします。
        
● 主 催:カトリック京都司教区    
★河原町教会にはお車の駐車はできませんのでご了解ください。

   問い合わせ    
   〒604-8006 京都市中京区河原町三条上ル  京都カトリック福音センター
   Tel 075-229-6800 Fax 075-256-0090 E-mail fukuin@kyoto.catholic.jp



福音センター養成講座

        キリスト者に成る 教会共同体に成る 

   ―「成人のキリスト教入信式」の儀式書に学ぶ(全6回)―


●日 付:4/27、5/11、5/25、6/8、6/22、7/13の各金曜日
●時 間 午前10時15分〜12時    
●講 師:福地幹男 師   
●場 所:河原町会館8階会議室(定員30名)
●費 用:3,000円(右ページの振込先に4月20日(金)までにお振込ください)

 キリストのミッションも現代の福音宣教も洗礼から始まります。信者に成るための成長過程を、教会は儀式書「成人のキリスト教入信式」にまとめました。洗礼志願者は独りで歩むのではなく、周りの信者も関わり、支えながら共に歩むのが現代の教会共同体です。
 儀式書の全容から、教会がどのような新しい方向を目指しているのかが明らかになります。
 教理担当者、代父母はいうまでもなく、大人の信仰への脱皮を目指す人、信仰の刷新を考える人にも、確かなガイドブックとなることでしょう。この大切な役割を理解し、引き受けるとき、教会は自ずと変わります。


    病人訪問 (日帰りコース) 

●日 時:2007年4月1日(日)…   ●講 師:沼野尚美 氏
●場 所:河原町会館6階ホール…   

 ホスピス病棟のカウンセラー兼チャプレンとして活躍中の沼野尚美氏によるおなじみの講座。日々、病床にある方の「心のケア」をされている沼野氏のお話を通し、病気の方が「自分らしく生きる」ためにどのような援助をすればよいかを考えます。

 多くの方々のご希望により、今年は日帰りのコースをもうけました。さらに深めたい方には12月に宿泊のコースもあります。

聖体奉仕者の方はもちろん、病床訪問が必要な方、あるいは人と人とのコミュニケーションを学びたい方まで、多くの方のご参加をお待ちしています。


養成コースの振込先
郵便番号・住所・氏名・参加コース名をご記入の上、参加費を(キリスト教入信式=3,000円、
病人訪問コース=1,000円)を 郵便振替口座(00920-4-161844 カトリック福音センター養成コース)へ
お振込ください。


済州教区の紹介 12  交流部 兼元邦浩


済州道の聖地

金(キム)大建(デゴン)神父漂着地

 済州道輸京面(ユーキョンミョン)龍水里(ユンスーリ)浦口(ポグ)は、韓国人最初の神父であり殉教聖人たちの先駆者である聖金(キム)大建(デゴン)アンドレアが上海で司祭叙階を受け、帰国する際に西海の海で風浪に遭い漂着したところである。助祭の時、一時帰国した金(キム)大建(デゴン)神父は船舶を購入し「ラパエル号」と名づけ、1845年4月30日この船に乗って今の仁川(インチョン)港を離れ上海に行った。そして同年8月17日金家港(クンガハン)教会でペレオル司教により司祭叙階を受ける。

 8月31日朝鮮入国のためペレオル司教、ダヴィルィ神父、金(キム)大建(デゴン)神父、信徒及び船員など14名が乗船した「ラパエル号」は上海港を出港した。出港して3日目に西海の海で風浪に遭い、漂流中9月28日ここ龍水里(ユンスーリ)浦口(ポグ)に漂着したのである。ここで2〜3日の間船を修理し食料を補給して10月1日ここを離れた一行は1O月12日金剛下流羅岩(ナバウィ)に到着した。済州宣教100周年推進委員会では、学会の権威有る専門家に依頼してラパエル号の救助を確認して150余年前の船形を復元した。

 そして、この龍水里(ユンスーリ)浦口(ポグ)にラパエル号を停泊させ、1999年ここを巡礼地に宣布した。

 聖金(キム)大建(デゴン)神父の行跡を振り返り彼を追慕することは、済州教区の次元を越え韓国教会全体の課題といえる。教区では今後、龍水里(ユンスーリ)浦口(ポグ)近隣敷地に800坪(2,640u)規模の記念館を建立する計画を立てこれを推進している。

 私たちは、殉教者たちの崇高な精神を今日に甦らせるため真心と努力を注がなければならない。


大塚司教
4月のスケジュール


1日(日)教区青年の日カテキズム集会(奈良)14時
2日(月)京都ノートルダム女子大学入学式10時
5日(木)聖木曜日・主の晩餐(河原町)19時
6日(金)聖金曜日・主の受難(河原町)19時
7日(土)聖土曜日・復活徹夜祭(河原町)19時
8日(日)主の復活司教ミサ(河原町)10時
12日(木)中央協常任司教委員会
     神学校合同委員会
13日(金)東京カトリック神学院宣教学講義
14日(土)済州教区聖地巡礼勉強会10時半
15日(日)西陣教会創立百周年記念ミサ14時
16日(月)宣教司牧評議会書記局会議18時
17日(火)〜18日(水)福音センターミーティング
19日(木)司教顧問会・責任役員会10時
     司祭評・常任委員会14時
21日(土)済州姉妹教区交流部14時
22日(日)三重南勢ブロック司教訪問(松阪)
27日(金)大坂教会管区司教会議
30日(月)安土セミナリヨ顕彰ミサ13時


青年センターこれからのスケジュール


4月
▼世界青年の日の集いin奈良教会1日(日)午後2時〜5時大塚司教のカテケージスと分かち合い。ミサ テーマ:愛のファイナルアンサー〜現代の殉教を考える〜 今年も司教様を交えて、「世界青年の日の集い」を開催いたします。皆さんのご参加をお待ちしております。
▼運営委員会in京都南部21日(土)▼ジョバニ110号発行▼ミサ後交流22日(日)

5月
▼聖書の集いin青年センター26日(土)午後6時〜7時(毎月第4土曜日に開催します。翌日の福音の分かち合いをしています。)

6月
▼運営委員会in三重16日(土)
▼ミサ後交流17日(日)▼ジョバニ111号発行

9月
▼運営委員会in京都北部1日(土)▼ミサ後交流2日(日)▼ジョバニ112号発行
▼ネットワークミーティングin名古屋15日(土)〜16日(日)▼カトリック青年連絡協議会in名古屋16日(日)〜17日(月)

10月
▼運営委員会in青年センター13日(土)▼ミサ後交流14日(日)▼ジョバニ113号発行

11月
▼YES2007 17日(土)〜18日(日)

12月
▼運営委員会in滋賀8日(土)▼ミサ後交流9日(日)▼ジョバニ114号発行

青年センター
  京都市上京区新町通り一条上ル一条殿町502―1カトリック西陣教会内
   電話075-414-6239
   FAX075-414-6249
   E-mail seinen@kyoto.catholic.jp
 青年センターホームページ
   http://www.kyoto.catholic.jp/seinen/
   ※携帯電話からもご覧になれます。


お知らせ

奈良地区聖書講座

  金曜日夜コース 19時〜20時半
  土曜日昼コース 10時〜12時
 会場 奈良教会(ただし5月25日、6月29日、7月13日、10月12日、10月26日は大和八木教会)        

5月11、12日   森田直樹師
5月25、26日   一場 修師
6月8、9日   並木豊勝師
6月29、30日  大塚喜直司教
7月13、14日    ナバロ師
7月27、28日  池長潤大司教
9月7、8日   英隆一朗師
9月21、22日   畠基幸師
10月12、13日   タロク師
10月26、27日   中川博道師

  主催 カトリック奈良地区協議会
   問合せ電話0742(22)6160日宇まで(19時〜21時)


司祭の異動(4月9日付)

近藤雅広師(レデンプトール会舞鶴修道院)
京都北部地区舞鶴ブロック担当司祭

福地幹男師(旧任命京都北部地区舞鶴ブロック担当司祭)
京都南部地区北ブロック担当司祭

ルカ・ホルスティンク師(旧任命 京都南部地区北ブロック担当司祭)
京都南部地区東ブロック協力司祭



お知らせ

教区委員会から
◆聖書委員会
 ▼聖書深読21日(土)10時 奥村豊師 河原町会館7階 費用2500円(昼食代を含む)、
  持参品 聖書・筆記用具・ノート(お申し込みは3日前までに
 ▼聖書講演会22日(日)13時半 森一弘司教 会費500円 河原町教会ヴィリオンホール
 ▼「ミニ聖書深読会」の夜の部と、「よくわかる聖書の学び」の夜の部は行っておりません。

地区協議会から
◆滋賀カトリック協議会
 ▼例会15日(日)草津教会
 ▼安土セミナリヨ記念ミサ30日(月)

ブロック・小教区から
◆河原町教会
 ▼教会の祈りと聖体賛美式・主日のミサ 第1日曜日17時半
◆西陣教会
 ▼創立百周年記念ミサ15日(日)14時

修道会から
◆聖ドミニコ女子修道会
 ▼「ロザリオを共に祈る会」20日(金)10時半 どなたでもどうぞ
 ▼場所 京都修道院
 ▼問合せ075(231)2017
◆ウイチタ聖ヨゼフ修道会
 ▼わたしの生きる道(その2)6月2日(土)9時 本部修道院(竜安寺)竹内麟太郎師 
   対象 青年男女 会費500円

諸施設・諸活動から
◆JOC(働く若者の集まり。フリーターや働く予定のある青年も歓迎します)
 ▼集会場所 京都働く人の家(九条教会前)連絡先090(8207)1831
◆カトリック聴覚障害者の会京都グループ
 ▼手話学習会12日(木)13時 河原町会館6階
◆京都カトリック混声合唱団
 ▼練習日8日(日)、29日(日)14時、21日(土)19時 河原町会館6階
◆京都カナの会
 ▼4月はお休み
◆京都キリシタン研究会
 ▼定例会22日(日)14時 河原町会館6階
◆コーロ・チェレステ
 ▼練習日第2、第4、第5木曜日10時 河原町会館6階
◆在世フランシスコ会京都兄弟会
 ▼集会14日(土)13時半 フランシスコの家
◆聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会
 ▼河原町協議会8日(日)河原町教会
◆ディンプナの会
 ▼14日(土)19時 河原町会館6階 奥村豊師
◆二金会
 ▼13日(金)10時15分西陣教会
◆糠みその会
 ▼26日(木)19時半 九条教会ホール
◆心のともしび 4月番組案内
 ▼テレビ(衛星・ケーブル放送) スカイAスポーツプラス
    ハヤット神父によるカトリックの教え*土曜日朝8時45分より。
    7日「祈り」。14日と21日「主の祈り」。
 ▼ラジオ KBS京都ラジオ
   *4月のテーマ「出会い」。
    月〜土 朝5時15分より5分間。
 問合せ075(211)9341
◆「一万匹の蟻」運動基金報告 累計49、446、670円(2月19日現在)

◆ナドー師(聖ヴィアトール修道会)は、1月26日、カナダに帰国されました。


編集部から

 お知らせに載せたい情報は、前月の1日までに、教区時報担当宛にFAX075(211)4345か henshu07◎kyoto.catholic.jp に、発信者のお名前を明記してお寄せください。
 (スパムメール防止のためこのようにしています。メールを送る方は◎を@に置き換えてください)

編集部のEメールアドレスを、henshu07◎kyoto.catholic.jpに変更しました

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