2008/3 No.364
<京都教区時報 2008年3月号の目次>

・1 米沢の殉教者たち

・2 188殉教者紹介 12  米沢の殉教者たち

・3 2007年アドリミナの報告

・4 福音センターニュース  講座案内
     ・ 聖パウロ年特別講座/聖パウロの告げた福音
     ・新しい福音宣教を目ざして /「再び福音宣教にふみ出す」




・5 
2007年ウオーカソン報告

・6  大塚司教の3月のスケジュール 

・7 青年センター 創立記念の集い報告

・8 お知らせ

    ・鶴山進栄司祭叙階式 
     ・済州教区の司祭叙階



米沢の殉教者たち


 「へりくだるこころこそ大切です。信仰を貫き、いのちを捧げることは、もはや人間の力を超えた事柄であり、神の助けなくして殉教はできません。殉教するためには日ごろから神の教えに忠実であろうとすることが大切です。」

 これは米沢のルイス甘糟右衛門が殉教を控えた仲間に説いた心得です。右衛門を中心とする米沢の教会は司祭なしの巡回教会で、信徒は組の組織によって支えられていました。右衛門はこれらの組を統括する惣頭でした。目覚めた信徒のいる教会は社会に対して大きな感化力をもっている、それは今も昔も変わりません。
(手引き「殉教者を想い、ともに祈る週間」より引用)

(写真は昨年12月のアドリミナにおける教皇ベネディクト16世への京都教区についての大塚司教の報告の一場面です。
3頁に報告記事(2007年アドリミナの報告)を掲載しています)





188殉教者紹介 12  

米沢の殉教者たち 



 1629年1月12日、雪に覆われた米沢の北山原、糖山、新藤ヶ台の3か所で、53人の信者が喜びと祈りの雰囲気の中で、すべてをキリストに捧げた。彼らはたいてい10家族ごとにまとめられた。米沢の殉教者には圧倒的に武家が多かったが、その中には武家に仕えていた者や、知行地の農民も含まれている。その年齢は、1歳の幼児から老夫婦まで、多くの世代を含んでいる。

  殉教者の出身地は、米沢だけでなく、仙台、白石、会津若松、佐渡など、東北各地の広い地域に及んでいる。

  米沢教会の歴史にも特色がある。1610年ころ、上杉景勝に仕えた名将甘糟右衛門信綱は、江戸でルイス・ソテロ神父から受洗し、霊父と同じルイスと呼ばれた。右衛門は一族の者に信仰を伝え、2人の息子ミゲル甘糟太右衛門とヴィセンテ黒金市兵衛門に加えて、他の武士の家族にも信仰の種を撒いた。彼は信徒の数が増すごとに信心の組を作り、それによって家臣や知行地の農民の間にも信仰を伝えた。甘糟を中心とする仲間たちは教理を教え、祈りの集会で指導的な役割を果たしていた。パウロ西堀、ジョアン板斎主計、ジョン有家、アントニオ穴沢などが、そうした使徒職の指導者であった。 

 特に甘糟右衛門による「殿の談義」は高く評価されていた。各地で迫害が起こっていた1614年から1629年ころ、仏教が盛んな米沢で、千人を超えるキリシタンが信仰を守っていた。しかしこの15年間、ある年を除けば、米沢に宣教師は住んでいなかったのである。たいていは会津若松に住む司祭やイルマン・ジョアン山が、時おり信者を訪れ、秘跡を授ける程度であったという。このように当地の教会は、信者の手で作られた信仰の共同体であった。信者でない地元の武士や住人たちとの関係も良かったようである。

 上杉景勝の存命中には迫害がなかったが、跡を継いだ息子定勝の代になると、もはや幕府の圧力を避けることはできなかった。殉教者たちの純粋で堅固な信仰、家族の愛のきずな、少年たちの曇りのない喜びが、この殉教の特色である。
  彼らの大多数は、北山原で処刑され、そこに葬られた。1927年、教会はこの殉教地を譲り受け、1929年、殉教三百年を記念して碑を建てた。大樹の下に石造りの十字架が建てられ、その十字架上に等身大のイエスの像、両側に等身大の聖母マリアと使徒ヨハネの像が立っている。米沢の殉教者は教会で全うされる十字架の神秘を私たちに思い起こさせ、十字架を担うイエスに従う模範を残したのである。



 ペトロ岐部と187殉教者列福式
  2008年11月24日(月)
   長崎県営野球場
    ビッグNスタジアム




2007年度 アドリミナの報告
           パウロ 大塚喜直    


 2007年12月9日〜16日まで、日本の司教団のアドリミナ(ラテン語:司教の5年ごとの聖座訪問)がありました。期間中、司教団は聖ペトロ聖パウロ両使徒の墓参りのミサを両聖堂で行い、また関係省庁を表敬訪問いたします。福音宣教省・典礼秘跡省・列福省などは全員で、私は担当の諸宗教対話評議会と最高裁判所を訪問しました。

 そして、教皇様と個人と司教団とで2回謁見します。アドリミナは先回2001年の故ヨハネ・パウロ2世教皇の時が初めてで、今回は2回目です。第265代教皇ベネディクト16世に初めて直接お会いしました。

 教皇様の印象は本当にやさしい方というものです。元教理省長官という堅い雰囲気はなく、あたたかく笑顔で迎えてくださいました。


 教皇様からの日本司教団へのメッセージでは、まず11月に帰天された濱尾枢機卿様へのお悔やみのお言葉がありました。そして出たばかりの回勅「スペ・サルビ」(キリスト教的希望について)を引用して、キリストの福音を日本の人々にも希望としてもたらすようにと日本の福音宣教を励まして下さいました。特に若者への働きかけを強調されました。また日本司教団が平和や社会の問題に積極的に発言していることを励ましてくださいました。憲法9条や信教の自由に関するメッセージだと思います。

 個人謁見では、私からの教区の報告をじっとお聞きくださり、15分もあっという間にたちました。私はまず司教として10年が経過した等の挨拶と感謝を宣べました。教皇の机の上にある日本地図で京都教区を示しながら、教区の総人口、信徒・司祭・修道者の数、洗礼数など教区の近況を説明し、続いて「ペトロ岐部と187殉教者」の列福の御礼を申し上げました。その中に「京都の大殉教」が含まれていて、列福は京都教区にとって大きなお恵みであること、昨年から「現代の殉教」というテーマをかかげ教区民で霊的準備を熱心に進めていることをお話ししました。また、京都教区の共同宣教司牧の歩みについては信徒の皆さんが本当によく理解し協力していること。小教区評議会を設置して、福音宣教する共同体をつくる努力を続けていること。また多くの外国人信徒の存在と司牧について、京都教区の重要な課題として取り組んでいることなどお話ししました。最後に、京都教区への祝福を教皇様からいただきました。この祝福を皆様にお伝えいたします。








福音センター ニュース   


聖パウロ年 特別講座


人間として 信仰者として 成長するパウロを追って


聖パウロの告げた福音
 
■ 講 師  和田 幹男師 (大阪大司教区司祭、元聖トマス大学教授)
■ 日 時 2008年3月2日、9日(日)pm 1:30〜5:00(予定)
■ 場 所 河原町会館6階ホール
■ 主 催 京都カトリック福音センター
■ 参加費 1,500円
※ 「パウロの告げた福音」の講座当日には、以下の時間帯でミサがございますので、ご案内いたします。
@ 12:00〜 河原町教会(英語ミサ)
A 18:30〜 河原町教会



お問い合わせ・申し込み先
 郵便番号・住所・氏名・参加コース・所属教会名をご記入のうえ、参加費 1,500円を 
郵便振替口座(00920-4-161844 カトリック福音センター養成コース)へ お振込下さい。
 〒604-8006 京都市中京区河原町通三条上ル  京都カトリック福音センター
 Tel 075-229-6800 Fax 075-256-0090  E-mail fukuin@kyoto.catholic.jp


福音センター養成講座  新しい福音宣教を目ざして



「再び福音宣教にふみ出す」

◆ 開催日 2008年5月10日(土)午後1時半 〜 4時半
◆ 講  師 来住英俊師(御受難会司祭)
◆ 場  所 河原町会館8階ホール(京都市中京区河原町通三条上ル)
◆ 参加費 500円/一人 ※ お申し込みは5月7日(水)までに

― お問い合わせ・申し込み先 ―
郵便番号・住所・氏名・参加コース・所属教会名をご記入の上、参加費 500円を
郵便振替口座( 00920-4-161844 カトリツク福音センター養成コース ) へお振込み下さい。
  〒604-8006 京都市中京区河原町通三条上ル  京都カトリック福音センター
 Tel 075-229-6800 Fax 075-256-0090  E-mail fukuin@kyoto.catholic.jp



2007年ウオーカソン報告


 ウオーカソンとは、何とかしてお助けしたい人たちへの愛の援助に向けて、
その目標達成のために参加する人が歩くということで募金する活動です。

昨年、京都教区内で行われたウオーカソンの要点を報告します。




ウオーカソン・三重

主 催 三重カトリック協議会
日 時 4月30日(祝)10時
コース 久居教会スタート、高通児童公園、緑の風公園、スポーツ公園、久居教会ゴール

参加者 228名
募金額 1、542、000円
送金先 
 ○シオラレオネ教育支援
 ○三重ダルク
 ○三重県外国人支援ファンド
   

京都南部ウオーカソン

主 催 京都南部ウオーカソン実行委員会
日 時 11月3日(祝)10時
コース 河原町教会スタート、鴨川上流北山橋折り返し、河原町教会ゴール
距 離 約12キロメートル

参加者 598名
募金額 1、679、954円
送金先 
 ○バングラデシュ・障害者リハビリセンター建設
 ○ベトナム・ストリートチルドレン友の会
 ○ブラジル・神学校
 ○日本・ふれあい文庫の活動

ウオーカソンin奈良

主 催 カトリック奈良地区協議会
日 時 11月23日(祝)10時半
コース 奈良公園内(奈良教会スタート、県庁、東大寺、二月堂、新公会堂、春日大社、奈良教育大、万葉荘、鷲池、春日野町、国立博物館、奈良県庁、奈良教会ゴール)
距 離 一般コース8キロメートル、ゆっくりコース4キロメートル

参加者 186名
募金額 699、555円
送金先 
 ○フィリピンのプレダ基金―フィリピンの子どもたちの救出保護とリハビリのために―
 ○ハイチ共和国の学校給食支援―カリブ会の子どもたちの生存のために―
 ○奈良ダルク

◆西ブロックウオーカソン

主 催 西ブロック担当司祭団
    &西ブロックウオーカソン実行委員会
日 時 9月30日(日)
      雨天のため歩きは中止。

募金は予定通り行った。予定していた内容は左記の通り。
コース 府民の森ひよし内の散策コース
距 離 約2キロメートル
募金額 198、530円
送金先
  ○京都いのちの電話

みんなで歩こう びわこウオーカソン

主 催 びわこウオーカソン実行委員会、
     推進団体 カトリック滋賀協議会
日 時 11月23日(祝)10時
コース 大津教会スタート、浜大津港折り返し、
     大津教会ゴール
距 離 約4・5キロメートル

参加者 209名
募金額 373、221円
送金先
 ○社会福祉法人おおつ福祉会
 ○社会福祉法人止揚学園


  写真は びわこウオーカソン



大塚司教  3月のスケジュール


1日(土) 日星高等学校卒業式10時
2日(日) 四日市教会ポルトガル語ミサ16時
3日(月) メリノール女子学院高等学校卒業式10時
4日(火) 京都聖カタリナ高等学校卒業式9時半
      京都学園・京都南学園学法理事会14時
5日(水) セントヨゼフ女子学園高等学校卒業式9時
      中央協委員会
6日(木) 中央協常任司教委員会
      神学校合同準備会
7日(金) 諸宗教対話研修コース(宇治カルメル黙想の家)10時
8日(土) 長岡幼稚園感謝の祈り(河原町)10時

9日(日) 草津教会ポルトガル語ミサ14時
10日(月) 教区評議会事務局会議18時
11日(火) 東京カトリック神学院
       神学校合同準備会
12日(水) 滋賀学園学法理事会(大津)14時
13日(木) 司教顧問会・責任役員会10時
14日(金) 聖母学院小学校卒業式9時半
15日(土) ノートルダム学院小学校卒業式10時

17日(月) 社福法人カリタス会理事会14時
18日(火) 聖母女学院短期大学卒業式10時
19日(水) 聖香油ミサ11時
20日(木) 聖木曜日・主の晩餐(河原町)19時
21日(金) 聖金曜日・主の受難(河原町)19時
22日(土) 聖土曜日・復活徹夜祭(河原町)19時

23日(日) 主の復活ミサ(河原町)10時
26日(水) 教区保育者研修会ミサ15時
27日(木)〜29日(土) 侍者合宿
29日(土) 鶴山進栄 司祭叙階式(河原町)11時




青年センター あんてな                 

  青年センター創立記念の集い報告   宮地周吾郎


 みなさんこんにちは。今回は1月13日に行われた青年センター創立記念の集いについてご報告したいと思います。
今年の1月15日、青年センターは19歳になりました。そこで、青年センターが日頃からお世話になっている西陣教会の信徒の皆さんとの交流を兼ねて、青年センター創立記念の集いとして、主日のミサの後、西陣教会の青年会館のホールで活動報告の集いを開催しました。

 今回は、青年センターの今までの19年間というより、主に2007年の活動に焦点をあて、この1年間に青年センターや教区青少年委員会などで主催した行事、関わった行事をまとめて報告する、報告会の形式で執り行いました。

 2007年に私たちが主催した、「世界青年の日の集い」、「YES2007」、「青年のための聖書の集い」、また教区の活動として携わった「ネットワークミーティング」、「京都教区中学生会」、「Korea Youth Day」の6つのイベントについて、写真などを使って資料を作り、参加者の皆さんに報告させてもらいました。

  報告会という形ではありましたが、実際は対面形式で、参加者の皆さんとお互いに質問などを受けあいながら、和やかな雰囲気の中でとても有意義な時間を過ごすことができました。

 今まではこの「あんてな」や青年センターの機関誌「じょばに」などで各行事の報告はずっとさせてもらっていましたが、このように直接小教区の皆さんとお話をして報告することがほとんどなかったので、私たちの活動を知ってもらういい機会になったと思います。また、このように各小教区の皆さんに直に私たちの活動を報告できる機会を作っていきたいと感じました。

 これからも青年センターへの暖かい理解と応援の方よろしくお願いいたします。


青年センターホームページ
お知らせやジョバニ記事、掲示板をご覧いただけます。
http://www.kyoto.catholic.jp/seinen/
※携帯電話からもご覧いただけます。



お知らせ       

  


 ○鶴山進栄司祭叙階式
   29日(土)11時
  河原町司教座聖堂





福音センターから
▼聖パウロ年特別講座「聖パウロの告げた福音」2日(日)、9日(日)13時半 和田幹男師(大阪教区) 河原町会館6階 参加費1、500円

青年センターから
▼聖書の集い22日(土)
 ▼教区中学生春合宿4月2日(水)〜4日(金)
 ▼教区高校生春合宿4月2日(水)〜4日(金)

教区委員会から
◆聖書委員会
 ▼よく分かる聖書の学び26日(水)10時半 河原町会館8階 
  講師 北村善朗師 テキスト「聖書にみるイエスの姿」A・コレーン著 
  会費 300円 申込み不要
 ▼聖書講座5月から開講、今年は隔週で11月まで全12回、詳細内容は4月号に掲載します。
 ▼聖書委員会への電話は毎週水曜日と、木曜日の10時〜16時の間にお願いします。
  電話075(211)3484、FAX075(211)3910

修道会から
◆聖ドミニコ女子修道会
 ▼みことばを聴こう テーマ「レクチオディヴィナ」―聖木曜日の福音を黙想する―15日(土)9時半 
   指導 森田直樹師 対象 青年男女
 ▼ロザリオを共に祈る会21日(金)10時半 どなたでもどうぞ
 ▼いずれも問合せ075(231)2017

諸施設・諸活動から
◆JOC ▼働いている青年の集い。最終金曜日19時半 京都働く人の家(九条教会前)連絡先090(8207)1831
◆カトリック聴覚障害者の会京都グループ ▼手話学習会13日(木)13時 河原町会館6階
◆京都カトリック混声合唱団▼練習日9日(日)14時、15日(土)18時15分ミサ奉仕、その後練習、30日(日)14時
◆京都カナの会▼例会・結婚相談室2日(日)13時半 カトリック会館6階
◆京都キリシタン研究会▼定例会23日(日)14時 河原町会館6階
◆コーロチェレステ▼練習日毎月第2、第4、第5木曜日 河原町会館6階
◆在世フランシスコ会京都兄弟会▼集会15日(土)フランシスコの家13時半
◆聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会▼河原町協議会9日(日)河原町教会
◆ディンプナの会▼1日(土)19時 河原町会館6階 奥村豊師
◆二金会▼例会14日(金)11時 西陣教会
◆糠みその会▼例会27日(木)19時半 九条教会ホール 

◆心のともしび 3月番組案内
▼テレビ(衛星・ケーブル放送)
 スカイAスポーツプラス
*毎週土曜日朝8時45分より*
  井上博嗣神父によるシリーズ〜聖書に学ぶ〜
  1日と8日「神の賜物の用い方」。15日と22日「惨めさに共感するイエス」。29日「イエスの祈りと活動」
▼ラジオ(KBS京都ラジオ)
*3月のテーマ「誘惑」。
月〜土 朝5時15分より5分間。 問合せ075(211)9341

◆「一万匹の蟻運動」基金報告  累計51、524、317円(1月15日現在)




済州教区の司祭叙階
  昨年夏、京都教区に研修に見えました済州教区の3人の神学生が、1月19日(土)、司祭の叙階を受けられました。
  崔神学生   黄神学生   禹神学生


京都の大殉教 列福記念事業献金 中間報告

 皆さまから寄せられた献金は、昨年12月末の中間集計で、
総額1、947、862円となっておりますことを、ご報告いたします。
    教区本部事務局


閉院のお知らせ
▼メリノール女子修道会松ヶ崎修道院が2月末日で閉院となりました。




編集部から

 お知らせに載せたい情報は、前月の1日までに、教区時報担当宛にFAX075(211)4345か henshu07◎kyoto.catholic.jp に、発信者のお名前を明記してお寄せください。
 (スパムメール防止のためこのようにしています。メールを送る方は◎を@に置き換えてください)

編集部のEメールアドレスを、henshu07◎kyoto.catholic.jp に変更しました。

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