2010/2 No.387
<京都教区時報 2010年2月号の目次>

・1  召命 ― 父と子と聖霊による  京都司教 パウロ大塚喜直

・2  シリーズ−召命−どうして神父さまに!! 九里(くのり)彰神父

・3 京都教区広報委員会とは〜京都教区時報がお手元に届くまで

・4  インターネットのホームページについて

・5 第2回「病者・高齢者訪問」講座開催― 京都南部地区 ―福音宣教企画室

・6 京都教区・済州教区姉妹教区交流部

・7 京都教区青年の集いYES2009のご報告

・8  東門陽二郎神父様 司祭叙階50周年
         おめでとございます


・9 大塚司教の2月のスケジュール

・10 2月のお知らせ 

  



召命 ― 父と子と聖霊による


京都司教 パウロ大塚喜直

 召命のたまものを完全に生きた人間は聖母マリアです。自分の召命について考えるために、マリアがお告げを受けたときの反応(ルカ1・26‐38)を振り返ります。それは、召命というものを受け取り、理解し、承諾するキリスト者の模範であり、信仰者がだれでもたどる道です。

 天使ガブリエルとマリアの対話には、父と子と聖霊の3つが順に含まれています。まずマリアは「主に恵まれた方」と挨拶を受け、マリアが「御父」と共にいるという祝福を受けます。次に、マリアが産むことになる「御子」について明かされ、この奇跡が実現するようにマリアに影響を及ぼす「聖霊」の注ぎが告げられます。これらにそってマリアの反応が「戸惑い」、「考察」、「承諾」と発展的に示されます。
        (2010年司教年頭書簡より)






シリーズ−召命−
どうして神父さまに!!
   九里(くのり)彰神父

 今回はカルメル修道会の九里彰神父様に宇治修道院でお話を伺いました。
(○は編集子、●は九里彰神父様)

○ こんにちは神父様。今日はよろしくお願いします。
● こちらこそよろしくお願いします。

○ 神父様は幼児洗礼ですか。
● いえ、私は成人洗礼で、しかも遅いのです。30歳の時に洗礼を受けました。カトリックとの出会いは、上智大学で学んでいた時に、神父である教授や友だちとの出会いでした。大学で哲学を学んでいたことが洗礼への道のりでした。思春期の高校時代に不登校にはならなかったものの、気分的には不登校でした。救いは友たちの存在でした。そんな時に、なぜ人間は生きているのかとよく考えて悩んでしまい、自分だけが幸せになっていいのか、皆が幸せにならないなら本当の幸せはないのではなどと思い、そのため受験勉強にもまったく身が入りませんでした。そして、その答えを知ろうと大学では哲学を専攻しました。その当時はキリスト教信者になる、つまり洗礼を受けることなどは全く考えていませんでした。

○ 洗礼を受けられたきっかけはなんですか
● 大学を卒業して大学院に行くまでの間、たまたま奨学金をいただき、ドイツのミュンヘン大学へ留学しました。イエズス会経営の学生寮にいたのですが、隣にはイエズス会の哲学大学があり哲学だけを教える珍しい大学でした。その時にも影響を受けました。そして、大学院に進んだ26歳のときにゼミの仲間にシスターがいて、そのシスターがいやがる私を強引にK・リーゼンフーバー神父の聖書講座に引っ張り込みました。その時から神父の勉強会、黙想会、座禅会に通うようになり、その間30歳まで大学院にいました。そして、30歳の誕生日に洗礼を受けました。それから秋田県の聖霊高校で2年間教師をしました。この時から召命について考え始め、すべてを捨ててイエス様の後に従いたいという思いが強くなりました。

○ 司祭叙階までのお話を聞かせてください
● 33歳のときに、イエズス会に入会しましたがすぐに出ました。その後、ドミニコ会の押田成人神父の『高森草庵』ですごしました。続いて、名古屋の瀬戸にあるカピタニオ高校で教師として3年すごしました。教師の仕事は私にはあっていましたしこの道でも十分やっていけるとの思いもありましたが、やはりキリストの呼びかけに応えたいという思いが強くなり、退職し、再び上智大学にある中世思想研究所で働きながら召命のことを考えました。そんな時にカルメル会の奥村一郎神父に出会い、40歳のときにカルメル会に入会しました。そして、宇治修道院で志願期・修練期の2年間、上野毛修道院で5年間、神学生としてすごした後、上野毛修道院で1997年に司祭に叙階されました。すでに47歳でした。

○ 神父様になられて13年、現在のお気持ちを聞かせてください
● 人のために何かをしたい思いは教職でも果たせたのですが、キリストのことを伝えるのは難しかったのです。神父になってキリストの福音を多くの方々にお話しできることは、とても嬉しいことです。パウロが「私が福音を告げ知らせても、それは誇りにはなりません。そうせずにはいられないからです。福音を告げ知らせないなら、私は不幸なのです」と言ったところでしょうか。そして、自分の喜びや楽しみを求めるのではなく、惜しみなく神様のために誰かのために尽くせることが、私にとって何よりの喜びであり、神父になって良かったことです。

○ 今日は本当にありがとうございました。





京都教区広報委員会とは

 当委員会は昨年4月に発足した新しい委員会です。これまでは担当部局として個別の活動でしたが、教区の広報活動を円滑にできるように委員会として活動することになりました。

 京都教区広報委員会は、大きく分けて二つの役割があります。ひとつは教区内の出来事を教区内にお知らせすること。これは主に京都教区時報の発行です。もう一つは京都教区内のことを、皆様をはじめ、広く一般の方々にお伝えすること。これは主に京都教区のインターネット・ホームページの運営です。このように教区広報委員会には対内的な役割と対外的な役割があります。
今後の方向として教区と各ブロック、さらにそれぞれの小教区との連携や連絡体制の充実ができるよう京都教区事務局と協力し、より良い広報活動ができるように取り組んでいます。

 なお、広報委員会全体の担当は外崎豊神父、京都教区時報の担当は村上透磨神父、インターネット担当は瀧野正三郎神父が、それぞれの窓口です。








インターネットのホームページについて

 現在、インターネットのホームページはあたりまえのことになっていますが、京都教区のホームページの歴史を振り返ってみました。

※ インターネットのホームページについて (京都教区時報第284号2001年7月1日発行8頁)

 ITの時代になって、小教区、委員会、修道会・宣教会、施設、団体(以下教会などといいます)は、パソコンのインターネットを利用して広報活動などを行うために、ホームページを作成し、公開するところが増えてきています。京都教区のホームページのURL(アドレス)は、この時報の表紙のタイトルの下に示されています。この画面に教区内の教会などのホームページの名称などをリンクとして表示しておくと、そのホームページにすぐ移ることが出来ます。


※ ホームページについての解説 (第284号2001年7月1日発行9頁)

 パソコンを使ってインターネットに接続すると、日本だけでなく世界のどこの国のホームページでも瞬時に呼び出して見ることができます。ホームページというのは案内パンフレットのようなもので、チラシを貰って読むかわりに、パソコンの画面に呼び出して読みます。最小の1頁だけのものから多くの頁にもわたるものがあり、また、書籍の索引のように次から次へと別のホームページへ移る(サーフィンする)ことも出来ます。

 内容はきれいなカラーで、文字や写真や音楽だけでなく、動画が掲載されていることもあります。
 このホームページは非常に多くの人々に内容を伝えることが出来ること、また豊富な情報を得ることが、パソコンの前に座っていて(ほとんどが無料で)できますので、日本でも急速に利用者が増えています。


※ 時代と共に歩む姿勢 (第284号2001年7月1日発行1頁

 第二バチカン公会議で強調された言葉はアジョルナメントです。このアジョルナメントというのは、「今日化」という意味で、教会が現実の世界の中で生き生きとキリストの愛を証しすることができるように教会自身を刷新することです。教会の制度や教義は固定したものではなく、時代と共に変わる必要があります。司祭によって司牧される教会でなく、信徒・修道者・司祭が共に福音宣教する教会なのです。時代に流されることなく、新しい情報手段を取り入れ、利用する教会でもあります。

※ パソコン通信によるネットの配信
 京都教区では、インターネットのホームページを開設する前に、パソコン通信によるネットの配信をしていました。
1994年8月31日、ライムンド田中司教の霊名の祝日に、カトリック京都教区ザビエルネット(パソコン、ワープロ情報通信)が開局しました。
 1996年2月 インターネットのホームページをザビエルネットと並行して開局。1997年6月30日より休止。1998年8月 1日よりホームページのみ再開。






第2回「病者・高齢者訪問」講座開催― 京都南部地区福音宣教企画室

 京都南部地区の「病床訪問」担当者が集い、11月7日(土)と11月28日(土)の2回にわたって標記の講座が開催されました。参加者は35名、日本バプテスト病院の浜本チャプレンをまじえ、熱気につつまれた2日間でした。

どんなプログラム?
 病床訪問担当者の講座を地区毎に開催するという初の試みの第1回は京都南部地区。1日目は「教会とのつながり」に主眼をおき、担当司祭の講話と「永遠のいのち」についてのメディテーション(祈り)。2日目は、病床訪問で生じる「人と人とのかかわり」にポイントをおき、午前中は各小教区の病床訪問担当者どうしの経験交流と分かち合い、そして午後は、ホスピスのチャプレンとして豊かな経験をもつ浜本牧師の講話と実習。「こころの友となる」という浜本氏の柔らかな語り口に心を打たれた後、3人1組となった実習では、「傾聴」の難しさを体験しました。

病床訪問のたいせつさ
 教会はきわめて初期のころから病気の人を心にかけ、見舞い、教会とのつながりを表してきました。現代の教会にとっても病床訪問の使徒職は、信徒の高齢化にも伴って重要な課題のひとつとなっています。しかし病に苦しむ人とかかわり、秘跡を伴う病床訪問には学びが欠かせません。

福音宣教企画室は、今後、各地区を回りながらこの講座をさらに実り豊かなものとしていきたいと願っています。いずれお会いしましょう!!






京都教区・済州教区姉妹教区交流部

1月の交流部活動の報告

★ 司祭叙階
 昨年夏に教区で研修された、済州教区の助祭3名(写真左から、林(イム)南用(ナムヨン)師、金(キム)泰(テ)政(ジョン)師、金炯旻(キムヒョンミン)師)が、1月16日、司祭に叙階されました。
新司祭の皆さんのこれからのお働きの上に、神様の豊かなお恵みがありますようお祈り下さい。

済州教区聖地巡礼
5月実施のお知らせ
(予告)
  
 毎年実施し、多くのお恵みを頂いている済州教区「聖母の夜」行事参加と聖地巡礼について、昨年は10月の「ロザリオの祈りの夜」の行事に参加しましたが、本年度は5月の第3木曜日に行われる「聖母の夜」行事への参加を中心にスケジュールを組むことになりました。
 また、これまでは済州島直行便を利用するため、木曜日の早朝に出発して深夜の行事に参加するという超ハードな日程でしたのでこれを改めること、また、関西空港出発時刻を遅くすることなどを検討しています。参加しやすいスケジュールを組みますので、多数の方が参加されるよう願っています。






京都教区青年の集いYES2009のご報告 奈良教会 杉山 京子

 11月14日(土)、15日(日)に、青年の集い「YES」が行われました。今回は当日の様子を報告させていただきます。

 「童心にかえろう」というテーマで企画された今年のYESは、高の原のカトリック野外礼拝センターで行われ、あちこちから集った青年たちがともに2日間を過ごしました。メインの班活動では10歳の自分を振り返ってのプロフィール作りや、聖書に書かれた「子ども」像についての分かち合いを行いました。10歳頃の生活を思い出すのはなかなか難しいようでしたが、共通の思い出に「そうそう!」と盛り上がる中で互いに打ち解けていきました。分かち合いでは、「子ども」を考えることで「じゃあ大人って何だろう?」という疑問が湧いてきたり、「果たして自分は子どもなの?大人なの?」と自分を見つめてみたりと充実した内容であったと思います。毎年行われている「YES」ですが、今回も楽しく、有意義な時間を過ごせたのではないかと思います。スタッフとして運営に関わりながら、参加者の方と一緒に童心にかえったことを私自身とてもうれしく思っています。これからも同じ信仰を持つ青年同士が出会い、交流できる場として「YES」が続いていくことを願っています。








東門陽二郎神父様 司祭叙階50周年
         おめでとございます

1926年12月27日 中国上海で生まれる
1959年12月21日 ローマで司祭叙階
2009年12月21日 司祭叙階50周年

2009年12月19日 金祝感謝ミサ(河原町)
ローマ・ウルバノ大学
 神学生時代

「教皇祝福」贈呈



      大塚司教 2月のスケジュール    


2日(火) 10:00 故 古屋司教命日 衣笠墓参
       15:00 青少年委員会
3日(水) 15:00 中央協 委員会 財務委員会
4日(木) 10:00 中央協 常任司教委員会
      15:30日本カトリック神学院 常任司教委員会
6日(土) 9:30 洛星高等学校 卒業式

6日(土)−12日(金) 那須トラピスチン修道院 黙想会
13日(土) 南勢カトリック老人ホーム開設50周年

14日(日) 13:30 京都教区女子奉献生活者の会 総会ミサ(河原町)
15日(月)−19日(金) 中央協 2009年度 臨時司教総会

21日(日) 10:00 河原町教会ミサ(洗礼志願式)
24日(水) 10:00 司教顧問会・責任役員会
       14:00 司教顧問会・地区長 合同会議
27日(土) 10:00 京都聖カタリナ高等学校 卒業式

28日(日) 12:00 四日市教会 スペイン語ミサ






       2月のお知らせ         

 ヨゼフ 西野猛生神父様 
  司祭叙階五十周年 金祝感謝ミサ
   2010年3月20日(土)午前11時 カトリック河原町教会

《 教 区 》

京都司教区 聖書委員会
 よく分かる聖書の学び
 日 時:3日(水) 10:30 講 師:北村 善朗師
 会 場:カトリック会館6階  参加費300円
 問合せ Tel.075(211)3484((水)(木)10:00〜16:00)
    Fax.075(211)3910


《地区協議会》
 滋賀カトリック協議会
  例会:21日(日) 13:30 大津教会


《修道会》
聖ドミニコ女子修道会《開催場所:当修道会》
 みことばを聴こう!!
  日 時:13日(土) 9:30〜16:00
  テーマ:神と人との記憶−聖書とミサ−
  指 導:米田彰男師(ドミニコ会)
  参加費:500円(昼食代) 対象:青年男女

 ロザリオを共に祈る会
  日 時:19日(金) 10:30〜12:00
  問合せ Tel.075(231)2017 

《諸団体》

京都カトリック混声合唱団(カトリック会館6階)
 練習日:14日(日)14:00/27日(土)19:00

コーロ・チェレステ
 25日(木) 10:00 発足25周年記念感謝ミサ
 河原町教会地下 都の聖母聖堂

在世フランシスコ会京都兄弟姉妹会
 集会:20日(土)13:30フランシスコの家

聴覚障がい者の会(カトリック会館6階)
 4日(木) 13:00 手話表現の学習会(聖書と典礼)
 19日(金) 11:00 手話ミサ(申込み必要)
  問合せ:Tel&Fax.075(278)9965西田

糠みその会 例会:25日(木)19:00 九条教会

心のともしび 番組案内
 テレビ(衛星・ケーブル)スカイAスポーツプラス
  2月の放送時間 毎週土曜日15分間放送 
  6日と20日は朝7:45/13日と27日は朝7:30
   野下千年師(長崎)シリーズ「希望との対話」
 ラジオ(KBS京都) (月)〜(土)朝5:15より5分間
   2月のテーマ「まどろみ」
   問合せ:Tel.075(211)9341

「一万匹の蟻運動」基金報告
  累計 55,491,763円(12月14日現在)




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