2010/08 No.393
<京都教区時報 2010年8月号の目次>

・1  召命 ― 信仰の旅立ち/道のり

・2  京都南部地区= 第4回 =聖体大会― 南ブロックB ―

・3  京都教区共同宣教司牧10年の振り返り

・4  奈良地区= 第40回 =右近こどもまつり

・5   京都・済州姉妹教区交流部  河原町教会での交流会


・6 神学生・司祭養成協力会(一粒会)

・7 青年センター  広島平和巡礼

・8 大塚司教の8月のスケジュール

・9  2010年 京都教区平和旬間行事

・10 8月のお知らせ 

  



召命 ― 信仰の旅立ち/道のり





 神は救いの計画を実現するとき、人間に協力を求めることを望まれます。聖書は救いの歴史を、神の招きと人間の応答がからみ合っている召命の歴史として述べます。実際、アブラハムもモーセも預言者たちも、イエスに招かれた弟子たちも、聖書で描かれるそれぞれの召命は二つの自由、つまり神の自由と人間の自由が出会うところから生じます。神のみことばによって個人的に呼びかけられ招かれた者は、神への奉仕に自分をささげます。このようにして信仰の旅路が始まります。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」(マタイ16・24)この道のりには困難や試練がないわけではなく、私たちはそれらを自分の十字架として担っていきます。召命の道のりではかえって、それらが神との親しさをますます深め、神の望みにいつもすばやく自分を明け渡すようにと、私たちを鍛練してくれます。
(2010年司教年頭書簡より)






京都南部地区
第4回 聖体大会
   
       ― 南ブロックB ―
      

 去る4月29日、京都南部地区南ブロックB恒例の「聖体大会」が高ノ原の野外礼拝センターで行われ、4教会より約100名が集いました。心配された天気も上々で、皆が聖体を中心に「神の民」の交わりを楽しんだ一日でした。

わたしたちは神の民―では神父さんって? 信徒って?
 「聖体大会」は毎年テーマを決めて準備されますが、今年は「わたしたちは神の民―では神父さんって? 信徒って?」という耳慣れない言葉がテーマとなりました。実は大きなテーマは教区の「召命」。昨年の「聖体大会」では、まず「いのち」を召命として考えましょうと、召命の原点を「生かされている」ということにおきました。神様がわたしたちを無から呼び出し(召命)てくださったのですから、一人ひとり何かの使命が与えられているはずです。そしてそこからもう一歩進めたのが今年のテーマ、「神の民」。洗礼を受けて「神の民」である教会に加わったのなら、そこにも召命と使命があるのでは? しかも神の民のなかに司祭と信徒の役割があることから、司祭年にちなんで司祭の役割(位階的祭司職)を、そして信徒の役割(共通祭司職)を、もう一度考えましょうというのが今年のねらいでした。

頭と心を使って…
 ところでこのカタイ、難しいテーマをどのようにヤワラカイ、楽しいものとするかがブロック会議で話し合われました。まず、信徒から信徒に伝えること、そして頭と心と体を動員してテーマに向き合うこと、この二つを基本とすることになりましたが、さてどのようになったでしょうか。
 一日の始まりはミサ。聖体大会ですからイエス様が中心です。次にテーマの紹介と説明が続きます。従来はここで講話ですが、「信徒から信徒へ」を基本にしたため、パワーポイントを準備し、それを信徒2人が掛け合いで説明をするというスタイルをとりました。信徒によって十分に準備された掛け合いは、間の取り方、スピードとも申し分なく、青年による可愛らしい絵ともあいまって、会場はなごやかな雰囲気に包まれました。そしてそれを受けての分かち合い。それぞれの生活のなかから、何をイエス様にさしあげるかを考え、分かち合い、それを紙に書いて聖体賛美式で聖体のもとに奉納することにしました。

体を使って…
午後の睡魔に襲われる時間は体を使って交わりを深めます。リーダーより「ひとつになる」ゲームが次々と紹介され、子供たちから年配の信徒まで少しぬかるんだ地面を駆け回りました。そして最後にはもう一度イエス様のもとへ。聖体のイエス様を先頭に行列をしながら仮祭壇に向かいます。「わたしたちは神の民」の歌声、そして子供たちの大好きな花撒きのなかを聖体は進みます。一日のクライマックスであると同時に、旅する「神の民」を表わす重要なシンボルとなりました。

まとめ
 4回目となった「聖体大会」はブロック行事の要として徐々に位置づけられてきました。そこは、司祭、奉献生活者、信徒がそれぞれの役割を生かしながらひとつのものを作り上げていく、「神の民」の大きな体験の場となっています。
    南ブロックB事務局









京都教区共同宣教司牧 10年の振り返り



 6月9日から11日まで、河原町カトリック会館において、京都教区司牧者研修会が開催されました。参加者は司教1名、司祭26名、奉献生活者3名でした。テーマは「京都教区共同宣教司牧10年の実りと課題」で、講師・コメンテーターは大阪教区補佐司教の松浦悟郎司教でした。

 大塚司教は、研修会のまとめで、各ブロックで共同宣教司牧10年の振り返りを行い、地区で分かち合うようにと要請されました。

 今回の研修会では、司牧チームメンバーである司祭と奉献生活者が、定期的に集まり、分かち合うことの重要性が確認されましたが、各ブロックで、司祭、奉献生活者、信徒が一緒になって分かち合うことの必要性も指摘されました。

 共同宣教司牧10年を振り返るにあたって、以下のことを大切にして下さい。
まず、「福音宣教する共同体」となることが共同宣教司牧の目的であることを再確認してください。
 
 もう一度、2001年の大塚司教の年頭書簡「共同宣教司牧が目指していること」を読み直して下さい。教区のホームページに掲載されています。

 この年の年頭書簡を分かりやすく図式化したもの(右図)を、大塚司教が作成されています。共同宣教司牧について分かち合う材料として使って下さい。教区のホームページからもダウンロードできます。

 次に、司牧型の教会では聖職者が司牧を行い、信徒は受け身になっていましたが、福音宣教する共同体として、司祭・奉献生活者・信徒のそれぞれの役割があることを分かち合って下さい。

 研修会で話題になったことですが、高齢者・病者を奉仕の対象と捉えるのではなく、このような立場の人々にも役割があると気づくことが大切です。
 さらに、「地域性」を大切にして下さい。
 各ブロックの地理的・社会的状況やそこに住む人たちの生活状況等を考慮して、ブロックの共同宣教司牧の在り方を振り返って下さい。         

 聖堂は地域の福音宣教のための拠点です。聖堂は、集まるためだけではなく、地域に私たちが派遣されるためにあることを意識して下さい。

 これからも、分かち合いのできる共同体として歩んで下さい。生活と自分自身の現実を分かち合って下さい。「最近の私とは?」という簡単な分かち合いから始めることもできます。聖書や自由なテーマで分かち合うこともできます。 
  文責:瀧野正三郎(京都教区司祭) f





奈良地区
= 第40回 = 右近こどもまつり


カトリック奈良地区協議会
右近こどもまつり実行委員長 岩本 稔
                          


今年も地元の皆様とともに

 前夜来の風雨に洗われ、新緑の鮮やかな大和榛原・沢の右近受洗地で、4月29日に第40回右近こどもまつりが開催されました。
 右近列福祈願ミサは奥村神父の主司式で始まり、多くの信徒の列福を求める祈りが緑爽やかな山里の隅々まで響き渡りました。
 ミサの後、地元の郷土史家で当初からこの祭りに尽力して下さっている横山氏からご挨拶があり、今から450年前、当時と変わらぬこののどかな田園風景、緑あふれる山々を高山右近も眺めこの山里で過ごしたのでしょうとの言葉があり、改めて周りを眺め450年前に思いを馳せることでした。その後は、有志により右近顕彰碑に赴き、再度列福祈願を行いました。

  昼食は各々持参の弁当に舌鼓を打ちながら、地元の皆様が用意してくださった、おでん、草餅をほおばりながら春の日差しを堪能しました。また、地元で有機栽培された野菜の販売も好評でした。

 そしてその後は楽しみのレクリエーション。楽しみにしていた地元の子どもたちの和太鼓の演奏が今年は諸般の事情で参加できなかったことが残念でしたが、今年の新企画カーリング大会には子供たちが目を輝かせ挑戦しました。6人1グループで滑車の付いたストーンを、方向を定めスピードを計算し10メートル先のサークルめがけて転がし、その結果に小さな子供たちが一喜一憂しました。そして予選を勝ち抜き、決勝ラウンドで上位入賞した子供たちが大きな景品を両手に抱え喜びに満ち溢れていました。

 次は恒例の全員参加の玉入れ競争。今年は地元の皆さんのチーム、奈良北部チーム、奈良南部チーム、その他の皆さんチームに分かれ熱戦が繰り広げられました。たかが玉入れ、されど玉入れ、老若男女が我を忘れて玉入れに興ずる姿は参加している方も、見ている方も楽しい限りです。おそらく翌日には肩、腕の痛みを訴える人が少なからずあったこと だろうと思われます。結果は、昨年に続き地元チームが連覇。おめでとうございました。

列福の夢大きく膨らませ

 大和榛原・沢の地での高山右近について語る時、右近に関する多くの書籍を読んでも、仏教徒の擁護者であった父飛騨守がこの地でカトリック教徒に改宗し多くの宣教師を沢の地に招き入れ、家族を始め多くの家来に洗礼を勧めたという記述はあっても、右近についての記述は全くありません。

 歴史的に沢の地は影が薄いかもしれませんが、誉れ高い武将として、才気あふれる文化人として、そして私たちキリスト者にとって、何より大事な死を覚悟してまで貫いた信仰心をこの地で育まれた意義は計り知れない大きなものがあります。
今年にもローマに右近列福の申請を再度行うとか。右近列福の暁には、この地が巡礼地となり多くの信徒がおとずれ、右近に倣い信仰を深めることができる、そんな地になってほしいと願う一日でした。







    京都・済州姉妹教区交流部    
 河原町教会での交流会
 
済州教区 司牧局長 ヨハネ 高神父 来訪 !!


 交流部では、より交流の実を上げるために、司祭の交流を計画していましたが、このほど、6月の京都・済州姉妹教区交流の月にあたり、済州教区より、高(コウ)神父が6月25日(金)に来日されました。

 26日(土)には、大和八木教会で、翌27日(日)には、河原町教会で、大塚司教との共同司式によりミサを、その後、信徒の皆さんと交流されました。また、27日の夕刻には司祭の皆さんと交流を深められました。

 京都教区には、済州教区より派遣された夫(ブ)神父と崔(チェ)神父がおられ、共にミサを捧げ、皆さんと交流されました。
 高神父から、済州教区における司牧活動について大変有意義なお話しをしていただきました。来月号でご紹介する予定です。

河原町教会での交流会
右上写真 左から
大塚司教・高師・夫師・崔師








    神学生・司祭養成協力会(一粒会)

 皆様におかれましては、神学生・司祭養成協力会(一粒会)のために日々の祈りと献金をいただき、心より感謝申し上げます。現在の京都教区の神学生は小立花 忠神学生の1名となっております。彼は2010年3月31日の聖香油ミサの中で、祭壇奉仕者に選任されました。司祭叙階まで、後2年となりました。今後も小立花神学生のためにお祈りをお願いいたします。
日本カトリック神学院

 教区司祭の現状を見ますと、司祭の高齢化が進み、小立花神学生のあとに続く青年が1人でも多く神の呼びかけに応えて神学生として、教会に奉仕する道を歩んでほしいと切に願っております。大塚司教も今年の年頭書簡の中で、召命のための祈りと働きの必要性を強調しておられます。

 神学生・司祭養成協力会(一粒会)会員は誰でもなることができ、祈りと犠牲(献金)をささげることとなっております。現在、京都教区内の小教区(宇治カルメル共同体、コリアンセンターを含む)59のうち45の小教区がご協力くださり祈りを捧げていただいております。1人でも多くの方が会員となっていただきまして、わたしたち教区民の中から司祭を育てていくのだという意識を強めていただきたいと思います。

 皆様からいただきました献金で、神学生のためにかかる費用(神学院の授業料、その他養成にかかる費用)、海外からの神学生・司祭の日本語研修費が賄われております。現在の年間献金額とほぼ同額が支出されております。とりもなおさず、召命は神様からのものですが、私たちの熱意を示していかなでればなりません。

 詳細につきましては教区本部事務局にお問合わせください。なお、教区への献金の方法は、毎月の教区送金に合算していただければ結構です。皆様のお祈りとご協力をよろしくお願いいたします。

  カトリック京都司教区 神学生・司祭養成協力会(一粒会) 担当司祭 花井拓夫






青年センターあんてな
広島平和巡礼

   奈良教会 杉山京子

 みなさんこんにちは、今回は中学生広島平和巡礼について書かせていただきます。

 毎年、京都教区では中学生が被爆地広島へ巡礼します。当日までの数ヶ月間、担当の司祭と青年リーダーは打ち合わせを重ね、プログラムを作っていきます。司祭とリーダーの思いを反映して学習の中身や方法は年によって様々ですが、中学生にとって貴重な体験となるよう工夫を凝らしています。

 今年も、8月5日(木)〜8月7日(土)の2泊3日で広島へ行ってきます。テーマは「人から人へ平和を」〜私たちの役割〜。戦後60年以上がたち、ヒロシマを語る人が少なくなる中、私たち若い世代がヒロシマを正しく知り、自分で考え、周りの人に伝えていくことが大きな課題ではないでしょうか。

 昔の怖い出来事としてではなく、同じ人間として痛みを分かち合い、自分に与えられた役割について考えるきっかけになるような、そんな巡礼にしよう、という想いをこめました。私たちリーダーも「自分の役割とは何か?」を意識しながら参加したいと思います。

 では、今年も中学生にとって実りある巡礼となるようお祈りください。またこちらでも当日の様子を報告させていただきますので、どうぞお楽しみに。






    大塚司教 8月のスケジュール


1日(日) 15:00 西舞鶴教会・英語ミサ
4日(水) 15:00 比叡山平和の祈り
5日(木) - 7日(土) 教区中学生広島巡礼

8日(日) 15:00奈良地区平和旬間ミサ(御所教会)

9日(月)−10日(火) 京都教区カトリック学校教職員修養会
28日(土) 10:00 教区 教会学校教師 研修会

29日(日) 15:00 奈良教会・英語ミサ
31日(火) 9:00 メリノール女子学院職員研修会






2010年
京都教区平和旬間行事


京都南部地区 北ブロック


『国際平和ミュージアムに行って
平和について考えよう』


日 時:8月29日(日) 10:00〜15:00
内 容:10:00 衣笠教会で合同ミサ
12:30 立命館大学国際平和ミュージアムに集合
料 金:大 人 350円
     中高生 250円 小学生150円


奈良地区 奈良カトリック協議会


平和旬間イベント 講演会とミサ

日 時:8月8日(日)13:30 〜16:00
場 所:御所教会
講 演:「いのちと向き合い、共に生きる地域をめざして」
講 師:養護老人ホーム 聖ヨゼフホーム施設長 平岡 毅
ミ サ:主司式 パウロ 大塚喜直 司教





       8月のお知らせ         

    休講・休会のお知らせ


 ・よく分かる聖書の学び
 ・京都教区 聖書講座 
 ・奈良地区 聖書講座


 ・聴覚障がい者の会 学習会
 ・コーロ・チェレステ 練習
 ・京都カナの会 例会
 ・二金会 例会


《 教 区 》

《ブロック・小教区》

西ブロック 
  諸教派教会協力 講演会
  西山地区「平和を作り出すキリストと市民の集い」


  日 時:1日(日) 14:00〜16:30
  場 所:カトリック桂教会(入場無料)
  講 演:
  「平和権利!名古屋高裁イラク派兵違憲判決を
          どう生かすか」
  講 師:池住義憲
        (立教大学大学院キリスト教学研究科教授)
  問合せ:日本聖公会京都聖ステパノ教会
       Tel.075(391)1393


奈良地区 
  病者・高齢者訪問講座

  と き 2010年10月2日(土)
           10時〜16時
  会 場 カトリック大和郡山教会

  ■ 対 象  病床訪問担当者、関心のある方
  ■ 申 込  事前申込み (小教区へお送りする
          「申込案内」に従ってお申込み下さい。)
  ■ 参加費  300円(当日お支払い下さい。)
          *昼食は各自ご用意下さい。

  主催・申込先  京都教区 福音宣教企画室
    TEL 075-229-6800 FAX 075-256-0090
     fukuin@kyoto.catholic.jp


 

《諸団体》

京都カトリック混声合唱団
 練習日時: 1日(日) 14:00/21日(土)19:00
 カトリック会館6階
 29日(日) 14:00 場所未定

糠みその会
 
例会26日(木) l9:00 九条教会

心のともしび 番組案内 
 テレビ(衛星・ケーブル)スカイA
  スポーツプラス 毎週土曜日 朝8:45
  (但し28日は7:45)岡俊郎師(鹿児島)
  テーマ 「祈りに生きる」21日が最終話
 ラジオ(KBS京都) (月)〜(土)朝5:15(5分間)
  8月のテーマ「平常心」
  問合せ:Tel.075(211)9341

「一万匹の蟻運動」基金報告
   累計 56,346,608円(6月14日現在)






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