2011/2 No.399
<京都教区時報 2011年2月号の目次>

・  体感する信仰

・  聖書シリーズ8 「今、キリストを証しする」 聖書に学ぶ現代人の生き方

・ シリーズ小教区  魅力ある教会って??  ― 独自の活動を通して考える ―

・ 京都教区・済州教区姉妹教区交流部 ― 交流あれこれ ―


・ 「教会に若者がいない…ってことはない!」
    ― 青年センターの役割 ―


・ 大塚司教の2月のスケジュール

・ 2月のお知らせ 

  



体感する信仰





 司教年頭書簡は「あなたは神の『何』を信じているのですか?」とまず問いかけで始まります。
 そしてこの項は「このような信仰は、すべてを永遠に超えておられるお方が、自分を呼んでいることを体感すること」だと結ばれています。

 このような信仰とは、何か。それは、次のようです。
信仰は神の啓示に対する人間の応答であり神との人格的な愛の交わりである。従って、それは、たんなる信仰告白ではなく、神の愛と憐れみを信じる能動的な応答である。神の存在を信じ、聖書のことばを認め、その内容に賛同するだけでなく、キリストの出会いを通し、聖霊のうちに「アッバ」と呼びかけることの出来る神に自分の存在を託すことである「あなた」と心から呼びかけることが出来る。神を信じることにある。そんな神を体感することだと。
(村上透磨)








     
聖書シリーズ8  「今、キリストを証しする」 

 聖書に学ぶ現代人の生き方
  京都司教区聖書委員会


 本書は2008年に行なわれた全聖書講座を編集して、この度サンパウロ社から出版された。時、恰も2008年は「ペトロ岐部と187殉教者」列福式が長崎で行われるに当たり、日本司教団はこの年を殉教者の年と定めました。教会の動きをみ言葉によって裏付けられ内面化されることを期待して、この年も聖書講座を開催することになりました。迫害の時代には血を流して信仰を証ししましたが、現代では血を流すことはなくても、命をかけて信仰を証しすることは求められています。そのことを聖書の言葉を通して証ししていくのが、聖書講座を開いた目的です。

 この講座を通して、殉教者たちの「今」に生き、働いておられた同じキリストが、現代に生きる私たちの「今」に生き働いて、共に歩んでおられることを見出そうとしたのです。

 使徒たちがキリストを証しした「今」
 殉教者たちがキリストを証しした「今」
 現代の私たちがキリストを証しする「今」

その三つの「今」は、同じ「キリスト」を証しすることによって一つになります。これが、本講座の意図した所である。

まず、現代社会に証しする教会共同体、秘跡を通して二つの時代にたいする一般的な考察がなされ、続いて、そこに生きたあらゆる階層の人々について語ります。家庭、信徒、女性、子供、司祭・修道者、障がい・病、老い、死、そして結びとして「希望」ということでした。各講師の聖書による洞察と、平易な語り口はタイトルにふさわしく、読み易いものになっていると思う。

 シリーズ2を除いてみな装丁で過去7冊出版することが出来た。この出版に当ってはテープ起こしから始めるため、1冊を作り上げるのに大変な時間と労力が必要となってくる。それでも、このすばらしい講座を一人でも多くの人に読んでいただきたいと無償の奉仕が、こうして美しい本を生み出すことになるのです。

 京都司教区聖書委員会主催の聖書講座も1986年から始まって今年で28回目になる。その中の8巻が出版されている。今までは4〜6講座の抜粋だったが、本書には全講座の内容が修正されて編集されている。委員会では「テープ起こしに協力してくださる方がもっとあれば・・・と願っている。そうすればもっと・・・。」

 信仰は「聞くことから始まる」とパウロは言います(ロマ10・14〜18)。キリスト者は、キリストの生命の言葉を語り、生き行なう者なのです。「証しはキリストの言葉を正しく語り生きることも意味します」。この講座は、そのキリストの言葉を生きた人々の言葉と生き様を聞こうとしたのでした。       
   (村上透磨)


・現代社会・・・・・・・・・・・・京都司教区司教       大塚 喜直
・証しする教会共同体・・・・・聖パウロ修道会司祭  鈴木 信一
・秘跡・・・・・・・・・・・・カルメル修道会司祭       渡辺 幹夫
・家庭・・・・・・・・・・・ カルメル修道会 司祭        中川 博道
・信徒・・・・・・・・・・ノートルダム・ド・ヴィ         伊従 信子
・女性・・・・・・・・・ノートルダム教育修道女会      小久保 喜以子
・子供・・・・・・・・・・・・・・神言修道会司祭         西 経一
・司祭・修道者・・・・・・・・・・イエズス会司祭       柳田 敏洋
・障がい・病・・・・・・・・・・・京都司教区司祭       奥村 豊
・老い・・・・・・・・・・・・・・京都司教区司祭        北村 善朗
・死・・・・・・・・・・・・・・・マリスト会司祭          一場 修
・希望・・・・・・・・・・・・・・京都司教区司祭        村上 透磨







シリーズ小教区

魅力ある教会って??

― 独自の活動を通して考える ―


 京都教区の中で信徒数が多い草津教会においても、主日ミサ参加者の減少、子どもたちや若い信徒の教会離れが進んでいる。魅力ある教会とは、どういうことであるのか。草津教会独自の活動を紹介することでその考察としたい。

 地区集会:一般的には、壮年会、婦人会、青年会、中高生会、日曜学校など年齢や性別ごとに分けられた横割り組織となっている。草津では、約18の地区に分けられた縦割り組織となっている。25年前から月1回、地区の誰かの家で集会を持ってきた。ロザリオの祈りに始まり聖書の分かち合いを行う。自分の抱えている悩みや苦しみを吐き出し、聞いてもらう。代わりに皆が持ち寄ったおいしい物をいっぱい食べて、心身共に満足するのである。5人から10人の集まりは、教会の行事担当、掃除当番であったり、冠婚葬祭を担当する。そういう時には、いつも心をひとつにできる原動力となっている。小さな集まりこそが、大きな共同体一致に繋がる…と願って。
敬老会での子供コーラスと滋賀男声合唱団


 地域に開かれた教会:開かれた教会作りを目指したのはおよそ30年前からである。地域奉仕活動には積極的に参加し、川や溝清掃など共に汗を流している。また、教会主催の敬老会を行い、地域の高齢者を招待しともに長寿を祝っている。毎年、アトラクションが好評で、いつも楽しみである。時には地域の参加者が手作りの品などを持参され、楽しい交流が出来ている。

典礼部:聖体奉仕者、侍者、朗読者、先唱者、聖歌隊、オルガン演奏、香部屋の世話、典礼祭具の準備など、信徒全員参加を基本とした活動をしている。その特徴は、姉妹提携した「韓国の吉洞(キルドン)教会のために」と「召命を求める祈り」の共同祈願を毎主日に唱えること、第4日曜日を子どもミサとして捧げること、ご降誕とご復活のミサを各国語での国際ミサとして捧げることである。

国際協力部:現在職を失い生活に困窮している中南米出身の日系外国人への、支援活動を09年春から実行し、毎月およそ30世帯、100人の方々に米穀類、パスタ、缶詰などの生活物資を提供している。みんなが兄弟との思いをもって、県内外の信徒や団体からの温かい援助を受けている。

聖母被昇天に行われた墓地ミサ

墓地部:墓所所有者から維持費を頂き、墓所の購入手続き、墓地の維持管理(墓地清掃、施設の改修・改善)、墓地ミサの会場設営などを行っている。広さは約1、500u、所有者は102名、清掃には毎月約40名の方が参加している。活動の素晴らしさは、ひと昔前の教会共同体が今も息づいている点である。Kさん以下6名による草刈りや労働の奉仕。清掃が終わると大きな樟の木陰で和気あいあいと昼食をとるが、お米はDさん、炊飯・料理はMさん、Hさんなどが奉仕してくれる。自宅に咲いた花を持参し、当日来られない方の墓所にも花を捧げている。
以上、草津教会の特徴ある活動を報告した。これからもこの活動を積極的に進めていき「魅力ある教会って??」を追及していきたいと思う。
   カトリック草津教会 小教区評議会一同












京都教区・済州教区姉妹教区交流部

― 交流あれこれ ―
     


今年度の交流計画
 2005年の姉妹教区縁組締結から、早いもので6年目を迎えます。年々交流が深まっていますが、今年も新しい行事が計画されています。年間の計画の概略をご説明します。

聖母の夜行事への参加と聖地巡礼
 済州教区では、毎年5月と10月第3木曜日に「聖母の夜」と「ロザリオの祈りの夜」の行事を開催しており、京都教区では2006年から毎年5月か10月のいずれかの行事に参加しています。
 今年も巡礼を計画していますが、実施時期等詳細は改めてお知らせします。

済州京都姉妹教区交流の月
 例年通り、6月の主日のミサの共同祈願に「済州京都姉妹教区交流の祈り」を加えて頂きます。また、交流月間に合わせて済州教区の神父様をお招きし「召命」をテーマにお話頂く予定です。

神学生の研修受入れ
 7月中旬から約3週間の予定で済州教区の神学生の研修を受け入れの予定です。ホームステイをお引受け頂ける方がありましたら、教区本部事務局までご連絡下さい。

フェリクス合唱団の来日
 秋に訪洛の予定とのことです。京都訪問のために積立てをしておられるとお聞きしました。来日スケジュールが決まり次第、カトリック混声合唱団やコーロチェレステの皆さんと受入れ準備のご相談をしたいと思います。

済州巡礼
 これまで6回巡礼に行っていますが、参加された方はそれぞれに、感じられることが多いようです。これまでの参加者の感想文の中から幾つかをご紹介しましょう。

 「祈りの声も聖歌も力強く、信徒の方々の心が一つになっている様で、とても感動しました。」

 「今回、一番心に残りましたことは明るく力強い信仰です。私達も本当に見習わなければと、心に刻みました。」

「チェジュの兄弟姉妹の皆さんの心籠もった歓迎と暖かい心の交わり、共に祈った感動、信仰への取り組みの姿をしっかりと胸に留めました。」
「『聖母の夜』の行事は最高に感動しました。3千人を超える参加者の聖歌や祈りの声が、信仰の熱気のうねりのように聞こえました。韓国語の祈りは分らなくても私達もこころは一つになっていました。」

 「『聖母の夜』のミサ。私の信仰生活の中で、これほどの感激と喜びを味わったのは初めてでした。今まで味わったことのない神様との出会いで体がふるえ、感激の涙があふれてきました。」

 「済州の信徒の皆さんの厚い信仰と暖かい笑顔が私自身の信仰心の反省点となっています。また、『ロザリオの祈りの夜』の行事での感動は言葉では言い表せません。皆さんに是非巡礼をお勧めします。」

(文責:交流部・村田)





「教会に若者がいない…ってことはない!」      
― 青年センターの役割 ―    
西大和カトリックセンター 尾崎 剛



 この度、この教区時報とともにお送りした、カトリック青年連絡協議会発行のパンフレット「教会の青年の皆さんへ」の中に、こんな青年の声が掲載されています。


 “教会の仲間と出会ったから、教会以外でも神さまのことを考えられる力を得たと思うな。”

 仲間の存在、つながりってとても大きな力を持っている。これを見て、そう感じました。 教会に若者がいない…とよく言われます。もしあなたが若者の一人なら、それを実感しているかもしれません。教会という居場所の中で、一緒にいろんな体験をしたり、分かち合ったりできる、自分と同世代の仲間がいるととても心強い。でも、そんな人たちとつながる機会がなかなかない。そう感じているかもしれません。しかし、同じ信仰を持った仲間は、実はたくさんいます。そして、あなたとそんな仲間たちをつなぐためにあるのが、「青年センター」です。

青年センターは、1泊2日で行う青年の集い「YES」をはじめ、各地区で行う青少年交流会、聖書の集い等を主催しています。また、中学生会の合宿を企画・運営する青年たちが集う場、全国の青年との交流や海外での体験学習の窓口にもなっています。

「おっ、おもしろそう!」と感じたら、ぜひ各教会に掲示されているポスターや機関誌「じょばに」、ホームページをご覧になってみてください。そして、イベントに顔を出したりしてみてください。青年センターは、そんな教会の青年の皆さんのつながりをサポートしていきます。





      大塚司教 2011年2月のスケジュール    


1日(火) 10:00 故 パウロ古屋司教命日 衣笠墓参
      15:00 青少年委員会
2日(水)‐5日(土) 高山右近列福祈願 公式マニラ巡礼
8日(火) 11:15 聖家族幼稚園 聖堂訪問賛美式 (河原町)

13日(日) 13:30 京都教区女子奉献生活者の会 総会ミサ (河原町)
14日(月)‐18日(金) 中央協 2010年度 臨時司教総会

20日(日) 13:00 奈良地区 北部ブロック 登美が丘教会(司教ブロック訪問1)
22日(火) 14:00 福音宣教企画室 会議
24日(木) 10:00 司教顧問会
       14:00 司教顧問会・地区長 合同会議
26日(土) 9:30 京都聖カタリナ高等学校 卒業式

27日(日) 14:00 草津教会・英語ミサ
28日(月) 10:00 ノートルダム女学院高等学校 卒業式








       2月のお知らせ                 


《 教 区 》

聖書委員会
 聖書講座
 よく分かる聖書の学び
日 時:23日(水) 10:30
講 師:北村 善朗師
会 場:カトリック会館6階
参加費:300円
問合せ:Tel.075(211)3484 (水)(木)

《 地区協議会 》
 滋賀カトリック協議会
例会:20日(日) 13:30 大津教会

《修道会》
聖ドミニコ女子修道会(京都修道院)
 ロザリオを共に祈る会

日 時:18日(金) 10:30〜12:00

 みことばを聴こう!
日 時:5日(土) 9:30〜16:00
指 導:米田彰男師(ドミニコ会)
テーマ:イエスとは誰か?
対 象:青年男女/会費:500円(昼食代)
住所/京都市上京区河原町通今出川下る
梶井町448 Tel.075(231)2017

男子カルメル修道会(宇治修道院)
 水曜黙想

日 時:9日(水)10:00
指 導:新井延和師
テーマ:イエス・キリストに学ぶ
参加費:2,700円(昼食代含)

 世界病者の日のミサ
日 時:11日 (金) 10:00
司 式:松田浩一師

 入門講座
日 時:12日(土) 14:00
講 師:九里彰師

 カルメルの霊性に学ぶ
日 時:26日(土) 14:00
講 師:九里彰師

 聖書深読
日 時:26日(土) 10:00
講 師:新井延和師
参加費:2,000円(昼食代含)
 

《諸団体》

京都カトリック混声合唱団
 練習:13日(日)14:00 カトリック会館6階
     26日(土)18:15 ミサ奉仕後

コーロ・チェレステ(女声コーラス)
 練習:10日(木) 10:00/24日(木) 10:00
 カトリック会館6階

聴覚障がい者の会
 手話表現の学習会:22日(火) 13:00
  聖書と典礼 他) カトリック会館6階
 手話ミサと総会:25日(金) 11:00
  カトリック会館6階

二金会 18日(金) 11:00 西陣教会

糠みその会 24日(木) 19:00 九条教会

心のともしび 番組案内 
 テレビ(衛星.CATV)スカイAスポーツプラス

  毎週土曜日 朝8:45
  福田 勤師 「キリストの言葉」
 ラジオ(KBS京都) (月)〜(土)朝5:15
  2月のテーマ「私の好きな聖人」

「一万匹の蟻運動」基金報
   累計 57,073,452円(12月13日現在)





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