2011/8 No.405
<京都教区時報 2011年8月号の目次>

・  信仰と希望と平安

・ シリーズ小教区  魅力ある教会って??  ―唐崎教会―

・  教 区 青年の集い

・  京都教区・済州教区姉妹教区交流部


・ あんてな  ― WYDに向けて ―

・ 大塚司教8月のスケジュール

・ 8月のお知らせ 


  



信仰と希望と平安



年頭書簡「8」は

 人は誰でも不安を完全にまぬがれることは出来ない。その中で最も大きな不安は「進むべき方向が分からない」ことにある。しかし「神の愛を知り信じて生きる人は、はっきりとした座標軸を持っている」と信仰の重要性を語る。

 「信仰における救いの体験は、キリストが与える平安(シャローム)の意味を教えてくれる」と語る。「周囲がどう変化しても、自己の非力を悟り、神の計らいを信じ、自分の思う通りにならない現実の中で『信仰の試練』の前に立たされてもあきらめず、誠実で神に希望をおく生き方になっているでしょうか」と問いかけている。ここで引用されている、マルコ4・40「なぜ怖がるのか」は嵐の湖での弟子たちへの戒めの言葉である。彼らの視線がイエスから離れた途端、恐怖が生まれた。

 信仰は、キリストを見つめ続ける目である。(村上透磨)





シリーズ小教区

魅力ある教会って??

―  一人ひとりの『思い』が『取り組み』になる  ―
    


 魅力ある教会。どんな教会が魅力的か、考えはひとにより様々で簡単ではないテーマであります。唐崎教会の『魅力』を生みだしている、また、生みだしていくかもしれない活動をいくつかご紹介いたします。

ミサが終わりすこし落ち着いた雰囲気の中、聖堂からかわいらしい歌声が聞こえてきます。教会学校の始まりです。唐崎教会では、教会学校は各クラスに分かれてお話を聞いたり話したりして学んでいきますが、その前に、子ども達全員で聖歌を歌い、お祈りを唱えています。もう長く続いている『なじんだ』習慣ですが、子ども達にとってもリ ーダーなど大人にとっても、心を整えるよい時 間となっています。歌う曲目は月ごとにその季節や典礼暦に合わせて決められていて、月の初めなど、必要なときにはオルガニストに教えてもらいながら歌います。また、私たちの教会では、子どものいる親は皆リーダーとして奉仕することを努力目標としています。もちろん、人それぞれ事情がありますから、完全には実現しませんが、教会学校に積極的に関わる親、大人が増えたのは確実です。未信徒である親も、とくにサマーキャンプや各種イベントなどにおいて、可能なことで一緒に歩んでくださるのをみると、それも『魅力』であるとともに大きな喜びと感じています。

唐崎教会は、最寄駅が遠く、車に乗れない人、お年寄りやご病気の方、体の不自由な方にとって、教会に集まるのがより困難になります。このような状況のなか、有志の方々が、それらの方々のお住まいまで、あるいは最寄駅まで迎えにいき、教会に集まるのを助けるということが、いつのころからか自然に始まり、今もずっと続いています。この『取り組み』のために「運転免許をとろうか、迷っている」という人もいるとかいないとか…。

 最近、始められたこととして、ミサ前の聖書朗読があります。教会に早く集まることができた人たちで、その日のミサで読まれる聖書の個所の朗読を聖堂で行っています。ミサにふさわしく与る準備を目的として黙想を含めて読んでいます。今後どのような形に発展していくのか分かりませんが、ミサ前の大切な時間を費やす活動なので、共同体としてふさわしい活動としていけたらと思います。

 他にもたくさんの『取り組み』があってここに載せることができないのが残念なのです。誰かの『思い』が先にあり、それを実践してみて行う人が増え、教会としての『取り組み』となっていったものと、分かち合いや部会、評議会などでの話し合いの中で浮かんできた課題に対応するものとして始められた『取り組み』に分かれるように思います。

そういう意味では、一人ひとりの『思い』、『行い』、そして分かち合いや会議での『話し合い』を大切にしてこそ、教会の『魅力』を生み出す『取り組み』になり、神様が育ててくださるのではないかと思います。そして典礼をはじめとして、その他諸活動での、すべての信徒による共同体としての『ささえ』が何より必要であると確信しています。

 教会の大きさのわりに、多くの子どもたちが集まります。これも大きな魅力のひとつですね。ぜひ、いちど唐崎教会を訪れてみてください。

  カトリック唐崎教会 信徒一同







教 区
青年の集い

第1回 京都教区ユースデーを終えて


 5月29日(日)第1回京都教区ユースデー(青年の集い)が河原町教会で開催された。集まった青年の数はおよそ140人ほどで、三重県、滋賀県に在住のブラジル人、ペルー人、フィリピン人共同体、また京都市内やその周辺の韓国、インドネシア、そして日本の青年たちが、雨にもかかわらず集まりにぎやかな集いとなった。

 10時から大塚司教の講話の後、信仰をテーマとした分かち合い(テーマはあらかじめ青年が準備した質問が基になっている)がグループに分かれて行なわれた。言語の違いは分かち合いを困難にしてはいたが、輪になって信仰を語り合ったことは、教区で初の青年による交わりとしては有意義であった。

 12時からは聖堂にて国際ミサが挙行された。朗読、聖歌、祈願などが各国語で行なわれ、プロジェクターとスクリーンを用いるなどの工夫も見られ、心を一つにして主日のミサが捧げられた。共同祈願では、東日本大震災被災者のための祈りがささげられた。

 昼食は、あらかじめ用意されたものに加え、各共同体の持ち寄りの料理も振舞われ、にぎやかな交わりがくりひろげられた。

 食事の後は、これも各共同体が準備したパフォーマンス大会。歌や踊り、民族楽器の演奏など、一つひとつの出し物に対して心からの拍手と歓声が会場を盛り上げた。最後はアーメンハレルヤを参加者全員で大合唱し、集いを終えた。

 この集いは初の試みであり、事前のミーティングが2回、あとはメールや電話でのやりとりで開催にこぎつけた次第で、当日どうなるか、何人集まるか予想もつかないものにもかかわらず、青年たちの熱意と働きによっていちおうの成果をあげたといえるだろう。大塚司教の言では、「来年」がすでに見えているようだ。確かに「第1回」と銘打っているからには、これで終わりというわけにはいかないようだ。参加者の熱意がそれを可能にすることは十分ありうる。熱意はいかに。これが当日分かち合った「信仰」の熱意として実りをもたらすことを切に望む。
 青少年委員会:奥村豊







京都教区・済州教区姉妹教区交流部
        
    

        左から   崔師  金師   玄師
特別養護老人ホーム「のぞみの園」見学

 6月の京都・済州姉妹教区交流の月に、今年は済州教区から、青少年司牧担当のペトロ金碩柱(キム・ソクジュ)師と聖召局長のトマス・アクィナス玄文権(ヒョン・ムンクァン)師の2人の神父様をお迎えしました。両師は6月9日(木)から15日(水)までの1週間滞在され、小教区訪問のほか教区の社会福祉施設等を視察されました。

 12日の聖霊降臨の主日には、金師は京都の高野教会を、玄師は三重の伊勢教会を訪問され、ミサを共同司式されました。伊勢教会には、済州教区から派遣されて、現在日本語研修中の崔聖煥(チェ・ソンファン)師が同行されました。

 伊勢教会での交流について、お世話頂いた方からの感想をご紹介します。
私達は、済州教区からのお客様をお迎えして大変貴重な時間を過ごすことができたことを感謝しています。なかでも12日の聖霊降臨の主日のミサは大変心に残るものでした。

 当日の司式司祭エドモンド師を中心に、崔師の美しい日本語の朗読、玄師のお説教と、3人の若い元気な司祭のエネルギーで、聖堂内の信徒の気持ちが一つになるのがよくわかりました。当日は、こどもと共に捧げるミサでしたので、奉仕の子どもたちにも国際的な雰囲気がよく伝わったことと思います。ミサ後の交流会は、短時間で残念でしたが、大変実りの多いものでした。
 青年の分かち合い      


玄師からは韓国風のマリア様をいただき、みんな大喜びし、今はマリア祭壇に安置しています。
金師は、11日(土)の午後、教区の青年達と信仰生活などについて分ち合いをされました。
この席には、大塚司教、奥村師、夫師が参加され、有意義な集りを持つことが出来ました。
 文責:交流部 村田













 第7回 済州教区「聖母の夜」行事参加と聖地巡礼参加募集

今年度の済州教区巡礼は、10月20日(木)から2泊3日の予定で開催致します。
 募集人員は20名です。皆さんの参加をお待ちしています。

 旅行期間:2011年10月20日(木)〜22日(土) 
 発  着:関西空港  (20日9:00発、22日19:55着の予定)
 同行司祭:村上眞理雄師
 募集人員:20名
 旅行代金:75,000円(予定)
 申込み先:カトリック京都司教区本部事務局
 担当:村田





青年センター あんてな

― WYDに向けて ―

唐崎教会 木村哲朗 

       私のかけがえのない友達

 2011年夏、世界各地から青年カトリック信者が数十万人集まるWYD(ワールドユースデー)がスペインで開催されます。京都教区では、メンバーが月に1度の準備行事に参加して分かち合い・交流を重ねることで、「なぜWYDに行くのか」と各々が自ら問いかけます。

 では、私はなぜWYDに行くのか、若干掘り下げてみたいと思います。
最近、ミサに与るたびに耳に残る言葉があります。それは「世界の教会を思い起こし......」という箇所です。ここで少し私の体験を振り返ってみて、思い浮べるのです。

 フィリピンでお世話になったホームステイ先のこどもたち(私のかけがえのない友達)、韓国で交流した青年たちが、日曜日に同じように教会で祈る姿を。ミサの中で、同じ信仰をもつ異国の青年とつながっていると感じるようになったこと、これは私にとって大きな意識の変化でした。

今まで出会ってきた一人ひとりが聖霊の導きによってあるとすれば、そのなかにきっと意味を見いだせると信じています。他者との関係によって自分をかたちづくり、お互いが相手のために手を合わせることで、教会が広がっていきます。

 なぜWYDに行くのか。それは、世界中の青年と出会うことで、「世界の教会」をもっと強く感じたいと思うからです。









      大塚司教 2011年 8月のスケジュール    

4日(木) 15:00 比叡山平和の祈り
4日(木)‐6日(土) 教区中学生広島巡礼

7日(日) 9:00 教区一斉平和祈願ミサ(津教会)
9日(火)‐10日(水) 京都教区カトリック学校 教職員修養会
12日(金) 9:00 奈良県カトリック幼稚園 保育者夏期研修会

15日(月)‐24日(水) WYD マドリード大会
27日(土) 10:00 教区 教会学校 教師研修会
31日(水) 15:00 青少年委員会









       8月のお知らせ                          


 2010年 特定献金報告

  献金科目             総 額 (円)     送金先
 カトリック児童福祉の日の献金  2,476,005  中央協議会を通じて、アジア・アフリカ諸国の子供たちのため
 四旬節愛の献金          2,574,971  カリタスジャパンを通じて国内外の必要なところへ
 聖地のための献金(聖金曜日)  797,039  教皇庁を通じて、聖地エルサレムの教会へ

 世界広報の日の献金        792,010  日本の教会全体と教区の広報活動のため
 聖ペトロ使徒座への献金      798,540  教皇様の活動のために教皇庁へ
 世界難民移住者の日の献金    841,582  中央協議会を通じて、滞日外国人・難民援助のため

 世界宣教の日の献金        810,312  教皇庁を通じて、世界中の宣教地のために
 アジア交流の日の献金       649,892  主に済州教区との交流のために
 宣教地司祭育成の日の献金    830,825  教区司祭の育成と海外神学院のため



司祭の異動

 仙台教区から大阪教会管区への司祭派遣要請に応えるために、8月1日付けで森田直樹師を仙台教区に派遣いたします。



帰 天

使徒ヨハネ 上田巌師
(京都司教区司祭)

 6月17日に帰天されました。(享年99歳)
神様のため、人々のため、教会のために長年ご奉仕くださいました。

永遠の安息のためにお祈りください。


8月のお知らせ

休講・休会のお知らせ

よく分かる聖書の学び
京都教区 聖書講座
奈良地区 聖書講座
聴覚障がい者の会 学習会
コーロ・チェレステ 練習
京都カナの会 例会



《修道会》

聖マリア・アンヌンチアータ会(在俗会・東京) 黙想会

 日 時:8月27日(土)5:00〜28日(日)16:00まで
 テーマ:平和−マリアに学ぶ
 指 導:山内堅治師(聖パウロ修道会)
 対 象:未婚のカトリック女性信徒
     奉献生活について関心のある方
 参加費:6,500円
 場 所:ノートルダム教育修道女会 唐崎修道院
 締切り:8月20日(事前申込要)
 申込み:Tel.03(3351)5135 Fax.(3351)8606

《諸団体》
京都カトリック混声合唱団

 練習:7日(日)14:00/20日(土)18:15ミサ奉仕後
 カトリック会館6階

心のともしび 番組案内 
 テレビ(衛星.CATV)スカイAスポーツプラス

  毎週土曜日 朝8:45(27日は7:45)
  今井美沙子氏(ノンフィクション作家)
  シリーズ「ふだん着の信仰」
 ラジオ(KBS京都) (月)〜(土)朝5:15
  8月のテーマ「追憶」

「一万匹の蟻運動」基金報告
  累計 56,992,500円(6月13日現在)





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