2012/09 No.418
<京都教区時報 2012年9月号目次>

・1  希望・人生のリズム  〔信仰の実践的センス〕

・2  リーズ小教区  魅力ある教会って??(安曇川教会)

・3  「葉(鵜同社に同伴する信徒」 養成講座

・4  諸宗教対話評議会名誉局長 ピエル・ルイジ・チェラー大司教
   バチカン駐日教皇庁大使 ジョゼフ・チェノット大司教  来訪


・5  京都教区・済州教区姉妹教区交流部

・6 青年センター  主は私を見つけた !

・7 大塚司教 9月のスケジュール

・8  9月のお知らせ 

  



希望・人生のリズム
        〔信仰の実践的センス〕    





 年頭書簡8は「あなたの信仰は人生の物語となっていますか?」との問いかけで始まります。
これは昨年の年頭書簡9で語られたことです。統合的センスは次のように説明されます。

「信仰のセンスは、統合的感覚である。これは即ち、信仰の発見的・認識的・キリスト論的・秘跡的・実践的・救済的センス」 に働いており『この統合が、過去と現在、信仰と個人のアイデンティティー、教義と生活、信仰と実践をつなぐ。罪と救いの人生の糸は、一つの物語である。意味ある全体に織り込まれている』。その物語において、神はあがない、また自らを顕すのですと。

 さて、年頭書簡では「ロザリオの祈りの単純なリズムは人生のリズムを刻む」という言葉を導入の言葉として、信仰の統合的センスをロザリオの二つの神秘をもって説明されます。一つは、マリアの奉献(喜びの神秘 第4)。その呼びかけは、毎日の生活を神に奉献しよう。もう一つは、いばらの冠(苦しみの神秘 第3)で、その呼びかけは「誤解や侮辱を恐れずに、信仰に生きよう」である。

 マリアの奉献には「心を剣で刺し貫かれる」との預言が含まれている。これは、私達の信仰生活には必ず、犠牲と困難が伴うのだが、その中で愛をもって、マリアのように「アーメン」
(そうでありますように)と言い続ける真の信仰を見出します。

 いばらの冠をかぶせられた時、あらゆる侮辱と苦難を耐えしのびます。そこにはゲッセマネの園の時、血の汗を流しながら「私の願いではなく、み心のままに行って下さい」(ルカ22・42)と言い続ける真の信仰が認められます。

 ゲッセマネの園におけるキリストは、最大の苦悩と絶望との戦いであったと、ある聖女は言っています。そして、この個所は神不在の現代社会では、見えない神に希望を置く福音的価値観が無視されても、私達はこれを選択していく信仰が要求されます。現代は確かに信仰によって生き続けることは非常に困難な時代です。だからこそ「希望」をもって信仰による「人生の物語を造り上げていかなければならない。そのためキリスト者は、日々の生活の中でいつも愛を持って「アーメン」と言い続ける信仰。また、み旨が行われますようにと祈りつつ生き続ける信仰が求められていることになります。






シリーズ小教区

力ある教会って??(安曇川教会)

 −ミサを待ち望むー


 安曇川教会は琵琶湖の最も北西に位置し、山と湖に囲まれ自然に恵まれた「高島市」の中心に位置します。

 この地域は昔ながらの農村が中心で、仏教を重んじて成り立っています。とかく「カトリック」に対しては、どこか異端的に見られているように感じます。その中で私たち信徒は広い範囲に分散しています。中でも守山、堅田、京都、宇治、朽木、マキノからも信徒は集まって来ます。ですが、高齢化が進み、身体のトラブルを抱えている人も多く、毎週ミサに参加することが困難になって来ている人もいます。ミサに参加したい希望を抱いていますが、参加者は多いときでも25名程度、少ない時は2〜3名と寂しさを感じることもあります。

 諸般の事情で、昨年度よりミサは毎月、第2、第4、第5日曜日とし、第1日曜日は集会祭儀としています。第3木曜日は聖書研究会として、その中でミサが行われます。

 主日のミサが減りましたが、信徒は教会離れもせず、主日を待ち望みながら教会に集まって来ます。特に家庭的な教会活動を目指して、ミサ後、参加者皆でお茶を飲みながら分かち合いを行っています。それを通して日頃の悩みや、問題点を皆で助け合いながら、声を掛け合ってミサへの参加を促しています。神父様が連れてこられるお客さま方は、一様に「安曇川教会の、家庭的な雰囲気が好きだ」「また来たい」とおっしゃいます。最近話し合いの場を広げて、なごやかな話し合いを行えるようにしています。

 私たちの祈りの場である安曇川教会では、ミサの中で歌う聖歌は、全員が大きな声で歌ってミサを盛り上げています。
 教会の周りに花壇を作り、各自が持ち寄った花と合わせて祭壇にささげています。生花を、購入することはありません。ロペス神父様はコンピュータやビデオを使い、分かり易く工夫して聖書研究会を充実させてくださっています。

 第1日曜日は集会祭儀を行い、参加者全員何らかの奉仕活動を行い熱心な祈りの時を「御ミサを待ち望みながら」捧げています。共同宣教司牧の協力を仰ぎながら、献金など可能な限りブロック単位で行動するように心がけています。大祝日にはギター演奏や聖歌で大変盛り上がります。これらの企画が神様の目に留まったのか?今年の復活祭には若い青年の受洗が行われ、久しぶりの喜びを共にしました。その後も求道者が2名あり、神様は安曇川教会を大切にしておられると感じます。

   カトリック安曇川教会 信徒一同









「求道者に同伴する信徒」  養成講座



2011年9月から2012年5月にかけて、第1回「求道者に同伴する信徒の養成講座」が行われました。この講座は、初めて教会を訪れる人を教会に迎え、マルコ福音書を共に読み、イエス・キリストに出会うためのプロセスに同伴する信徒の養成を目的に進められました。参加者は13名、共にみことばを味わい、交流を深め、それぞれが信仰を再確認する良い機会となりました。

唐崎教会 谷口正大
 わたしは宗教、信仰が醸し出す神秘性に、五感でとらえられないもどかしさを感じる時があります。日々太陽の光と暖かさを受けながら漠然と生活しているわたしは、信仰生活においてもいまだに暗中模索し、神様との関わりを日々確かめながらも安易な道を選んでおります。

 このたび「求道者に同伴する信徒」の講座を受ける機会に恵まれました。この講座ではマルコ福音書を手掛かりにイエスの人間性に深く入りこみ、イエスのしぐさ、声、話し方、風貌、思考、感情などを身近に感じ、聖書に描かれているイエス・キリストは何をなさったか、弟子達を通して現代のわたしたちに何を伝えたかったか、などをめぐって講話を聴き、分かち合いを重ね、祈り、黙想し、回を重ねる毎にイエスがお創りになった教会共同体の使命を強く意識するようになりました。

 「群衆の中でわたしの衣の端に触れたものがいる、だれか?」とイエスは訊ねられました。教会を訪れる方の多くは渇きを感じ、自分のよりどころを求めて訪ねて来られます。この人々がキリストと出会い、その衣の端に少しでも触れてもらえるように導くことこそ、奉仕者としてのわたしたちに与えられた役割であるように感じました。

 太陽はレンズを通して焦点を合わせると光り輝き火を発するように、この講座は漠然としていたわたしの心にレンズを当て、目覚めさせ、信仰の焦点を定めて、より身近にキリストの愛を感じることができました。最後のミサでは心から感謝の祈りをお捧げしました。この講座を通して自分の欠点や弱さにも気付き、回心へと導かれ、心が少し豊かになりました。ありがとうございました。

彦根教会 尾崎与里子
 昨秋から、16回にわたって開かれた連続講座は、私にとって神様からの大きな贈り物のような貴重な時間でした。講座はマルコ福音書を中心に進められ、8教会から13人の信徒が集いました。初めて出会う遠方の教会の方々も多かったのですが、スタッフの丁寧な進行とグループによる分かち合いを繰り返す中で、すぐに旧知の友のような親しさになりました。同じ信仰を持ち、同じ目的のために集うことが、これほど人を開放し、親しくさせるものなのかということを再確認した思いです。

 初めて教会に来られた方(前求道者)を、いかにイエス様との親しい交わりに導いていくか。(それはもちろん入門式を迎え、神父様にご指導いただくまでの短い期間ではありますが)私たちに何が出来るだろうかと真剣に考え、一回一回の講座に熱心に取り組んだと思います。そしてマルコ福音書を手がかりに、最終的にたどり着いたのは、「イエス、特に復活後のイエスのように考え、イエスのように行動する」この一点でした。求道者がイエスに出会うためには、私たちも微力ながら、日々イエスに近づいていかなければなりません。

 困難に満ち、奇妙に歪んでいる現在(いま)をイエスと共に生きること。そんな生き方を目指す私たちの魅力で、求道者によい知らせを伝えることができますように。司教様をはじめ、この講座を企画運営してくださった福音宣教企画室のスタッフの皆様は、参加者の希望を真摯に受け止め、温かく同伴してくださいました。このことは感謝と共に今後の私たちの指針となることでしょう。







京都教区・済州教区姉妹教区交流部

 神学生の来訪

洪助祭  鄭神学生


 2005年の姉妹教区縁組以降、毎年、神学生が研修に来ておられます。これまで、12名の神学生をお迎えしていますが、これらの神学生の中から、2006年助祭の折に来訪された夫神父様が2009年に、また、翌2007年に助祭として来訪された崔神父様が2010年に、済州教区から京都教区に派遣されて、私たちの司牧のために、来て下さっています。

 今年は洪(ホン)助祭と鄭(チョン)神学生が、7月2日(月)から21日(土)まで訪洛、小教区訪問・交流、社会福祉施設の見学等の研修をされました。また、金閣寺や清水寺等を観光、祇園祭を楽しんで貰いました。韓国の人が行きたい観光スポットに銀閣寺からの「哲学の道」があるというのは驚きの発見でした。


中学生広島平和巡礼
 8月3日、済州教区の「ノヒョン教会」所属の中学生15名が来日しました。4日(土)から6日(月)までは、京都教区の中学生の平和巡礼に参加、戦争と平和、核(原爆と原発)についてともに考えました。その後、京都・大阪・奈良を観光し、10日(金)に帰国しました。

 広島平和巡礼には昨年も済州教区「東門教会」の中学生13名が参加し、今回は2回目になります。
   (文責:交流部 村田)






青年センターあんてな
主は私を見つけた !

河原町教会 栗山 透



 7月7日〜8日、岐阜県の多治見神言会ログハウス研修センターにて「主は私を見つけた!6人の司教と青年たちは出会いそしてWaiWai語る」が大阪管区主催のもとで行われ、京都教区からは僕を含めて青年6人と神父様1人が参加しました。これは大阪管区から6人の司教様が青年たちと接する機会を持ちたいという強い希望のもと実現した集いでした。行程中は参加した50人の青年たちを数グループかに分けてその中に司教様と神父様も加わって一緒に分かち合いをしました。

 分かち合いに先立って「信仰のダイナミックメモリー」といって、横軸を年齢、縦軸を幸福度にとって自分の人生の幸福度をその理由を添えて折れ線グラフに書き込んでいく作業をし、さらにその時々の自分と神様との距離のグラフも書き込みました。この作業によってこれまでの自分の歩みの中で信仰がどのようであったかを確認し、そのもとで分かち合いに臨みました。皆それぞれ悩みがあってその中で今思えば神様が働いて立ち直れた経験があったんだと感じていました。他に青年が司教様に対して持っている質問に司教様が答える時間もありました。

 さらに個人黙想の時間をとり、その中で司教様、神父様が待機しているところに行き、赦しの秘跡をしてもらって一対一で語り合う機会もあり、2日間を通して非常に充実した時間を持てました。今回のような司教様と青年が接する機会は初めてでしたが、非常に手ごたえのある集いだったと思います。このような機械があればまた参加したいと思います。青年の皆さんもぜひ参加して下さい!







諸宗教対話評議会名誉局長 ピエル・ルイジ・チェラー大司教
   バチカン駐日教皇庁大使 ジョゼフ・チェノット大司教  来訪


チェラータ大司教による教皇メッセージ
(国立京都国際会館)


 バチカンから来日された、諸宗教対話 評議会名誉局長 ピエル・ルイジ・チェラータ大司教様とバチカン駐日教皇庁大使ジョセフ・チェノットゥ大司教様が、8月3日(金)〜4日(土)に行われた、国内外の宗教・宗派を超えて平和の道を探る比叡山宗教サミット25周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」への参加のため来訪されました。

また、5日(日)は、河原町教会司教座聖堂で「平和のためのミサ」を奉げてくださいました。














平和のためのミサ
教皇大使チェノットゥ大司教(中央)
名誉局長チェラータ大司教(右)
平和の祈りの式典(比叡山延暦寺)



            




    大塚司教 9月のスケジュール




1日(土) 10:00 福音宣教企画室 役員研修会
2日(日) 9:30 京都北部地区宮津ブロック司教訪問(加悦
               
)
3日(月)‐5日(水) 列聖列福特別委員会(京都)
6日(木) 10:00 中央協 常任司教委員会
8日(土) 14:00 シンポジウム「いのち 原発 差別」(大阪梅田教会)

9日(日) 10:30 奈良地区南部ブロック司教訪問(西大和)
10日(月)‐14日(金) 教区司祭 年の黙想(当別トラピスト修道院)

16日(日) 9:00 京都南部地区洛東ブロック司教訪問(山科)
18日(火) 15:00 青少年委員会
27日(木) 13:30 第2回「求道者に同伴する信徒」の養成講座

28日(金) 19:00 奈良地区聖書講座(大和郡山)
29日(土) 10:00 奈良地区聖書講座(奈良)
30日(日) 11:00 京都教区 国際ファミリーデーin滋賀地区(ひこね燦パレス)





       お知らせ         


京都教区サポートセンター
 東日本大震災「大船渡支援」献金報告
 7月分 794,958円 / 累計 14,998,228円

 ボランティア募集中 
   詳細は京都教区ホームページをクリック

教区広報委員会からのお知らせ
 ※ お知らせに載せたい情報は、原稿締切り日までに
    教区広報委員会宛に Fax.075(211)4345 か
             kouhou@kyoto.catholic.jp に
       発信者のお名前を明記してお寄せください。
 ※ 11月号の原稿締切り日は9月26日(水)です。



         9月のお知らせ

《ブロック・小教区・修道会》


福音宣教企画室/Tel.075(229)6800
 典礼研修会 「ミサの学び」から典礼奉仕へ
  日 時:25日(火) 13:30〜15:00
  会 場:河原町教会 ヴィリオンホール
  講 師:教区典礼委員会
  対 象:集会司式者・聖体授与の臨時の奉仕者
  参加費:無料/但し、各小教区4名まで

聖書委員会/Tel.075(211)3484 (水)(木)
 聖書講座「信仰に生きる‐典礼暦に沿って‐

  日 時:5日(水) 19:30 6日(木) 10:30
  テーマ:主の復活と昇天
  講 師:北村 善朗 師

  日 時:26日(水) 19:30 27日(木) 10:30
  テーマ:聖霊降臨と三位一体
  講 師:英 隆一朗 師(イエズズ会)
  会 場:河原町教会 ヴィリオンホール

 よく分かる聖書の学び
  日 時:19日(水) 10:30
  講 師:北村 善朗 師
  会 場:河原町教会 ヴィリオンホール
  参加費:300円


《地区協議会》

奈良カトリック協議会
 聖書講座− 信仰の源としての創世記 −

  日時会場:14日(金) 19:00 大和八木教会
         15日(土) 10:00 奈良教会
  テーマ:信仰の父であるアブラハム(U)
  講  師:一場 修 師(マリスト会)

  日時会場:28日(金) 19:00 大和郡山教会
         29日(土) 10:00 奈良教会
  テーマ:エサウとヤコブ、イスラエルの十二の部族
  講  師:大塚 喜直 司教

 講演会&列福祈願ミサ
  日 時:23日(日) 13:00講演会/15:00ミサ
  テーマ:高山右近の霊性について考える
  講 師:溝部 脩 司教
  場 所:奈良教会

《ブロック・修道会》

男子カルメル修道会(宇治修道院)
 一般のための黙想
(松田浩一師)
  日 時:1日(土) 17:00〜2日(日)16:00
  テーマ:神の国の訪れ
  参加費 6,500円(宿泊・食事込)
       宿泊なしの参加も可

 水曜黙想(松田浩一師)
  日 時:5日(水)10:00〜16:00
  テーマ:テレーズと共に
  参加費:2,700円(昼食代他)

 社会人のための霊的同伴(松田浩一師)
  日 時:7日(金) 20:00〜8日(土)15:00
  参加費 5,500円(宿泊・食事込)

 聖テレーズの黙想(Sr.伊従信子)
  日 時:30日(日)17:00〜10月1日(月)16:00
  参加費:6,500円(宿泊・食事込)
  宿泊なしの参加も可

 テレジアは現代に何を語るか(九里彰師)
  日 時:22日(土)14:30〜16:00
  テーマ:「完徳の道」に見る「祈りと生活」
  場 所:カトリック会館6階
 参加費:無料

聖ドミニコ女子修道会(京都修道院)
 ロザリオを共に祈る会
/Tel.075(231)2017
  日 時:21日(金) 10:30〜12:00



《諸団体》

京都カトリック混声合唱団
 練習: 9日(日)14:00/22日(土)18:15ミサ奉仕後
     30日(日)14:00   カトリック会館6階

京都カナの会
  10月7日(日) 13:30 例会、会員の集い
          カトリック会館6階

コーロ・チェレステ(女声コーラス)
 練習
:13日(木)/27日(木) 10:00
          カトリック会館6階

聴覚障がい者の会
 黙想会
:25日(火) 11:00〜14:00 彦根教会
       参加費1,000円(申込要)Tel.077(573)6036亀岡

心のともしび 番組案内 
 テレビ(衛星
.CATV)スカイAスポーツプラス
   毎週土曜日 朝7:45(放送時間変更)
          植村高雄氏(心理療法家)による
          シリーズ「元気に生きる」
 ラジオ(KBS京都) (月)〜(土)朝5:15
   9月のテーマ「美しく老いる」



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