2012/12 No.421
<京都教区時報 2012年12月号目次>

・1  新しい福音宣教のための勇気 [ 信仰の聖霊論的センス] 

・2 2012年教区行事あれこれ

.3 第30回 カトリック青年 アジア体験学習 感想文



・3  魅力ある教会って??(山科教会)

・5  高校生済州体験学習

・6 大塚司教 12月のスケジュール

・7  12月のお知らせ 

  



新しい福音宣教のための勇気
        〔信仰の聖霊的センス〕    


 
 聖霊に満たされて、いつも勇気をもって
   救いの福音をのべ伝える者になろう

   栄の神秘(第3の黙想)「聖霊が降りる」

 これが今年の司教書簡の締めくくりとなり、また、信仰年開始への呼びかけとなっています。

 2月号で紹介した、ラッシュ・オーモンドの言葉を引用すると次のような言葉があります。「教会の正式な教えの内容と、実際に信者が信じる内容との間にはずれがあるにもかかわらず、聖霊は神がさしのべる啓示的救済に、その存在の底から応答する人々に対して信仰のセンスを与えてくださるのである」と。ヨハネの16・13には「真理の霊が……真理のあらゆる面を悟らせるだろう」とある。聖霊降臨の朝、使徒達は聖霊に満たされ聖霊が語らせるままに……語り始め(使徒2・4)と記し、聖霊の働きが教会とその信仰を形造って行く事を証言しています(使徒言行録の主題)。

 ヨハネ・パウロU世は、その使徒的書簡のおとめマリアのロザリオにおいて「マリアと共にキリストを観想する」のであり、ロザリオは「福音の要約」だとも言われています。

 さて、ロザリオの信心が盛んになったのは、十三世紀の聖ドミニコとドミニコ会士達でした。彼らは、福音の教えを十分に理解していないため正当な信仰から離れて行く多くの人々に、真の福音を理解させ、異端から救おうとしたのが、ロザリオの信心でした。ロザリオは、祈りと生活を結びつけるものであると共に、一つの最も優れたカテケージス(要理教育)でもあったのです。

 ロザリオについては、父の思い出があります。とても理屈っぽかった父も、晩年はいつもロザリオを唱えておりました。歩く時も、バスの中でも、御ミサの中でも(?)……。ある日父が私にこう申しました「わしはこの頃、耳が遠くなって、説教もよう聞こえん、目も悪くなって小さな字は読めん。それで、ロザリオを唱えているんやが、悪いかのう」と。この父は歩けなくなるまで日曜日のミサを欠かしたことはありませんでした。ロザリオのすばらしさは、臨終の時やもう祈れなくなっても祈れるということを体験します。

 ロザリオの祈りを唱えて信仰を表明する人に主はきっと喜んで言われます「あなたはこれらのことを賢い人に隠して、小さい人々に現してくれた、ありがとう」と。
  村上 透磨




シリーズ小教区
2012年教区行事あれこれ


1月29日 日本二十六聖人殉教者 顕彰ミサ
2月23日 京都・済州教区 青年交流会
 時報6月号掲載
2月25日〜26日 済州教区プロパチェ子供合唱団
との交流
時報6月号掲載
3月17日 マリスト会送別・感謝ミサ
3月20日 セバスチャン柳本昭神父
司祭叙階25周年 銀祝感謝ミサ

3月24日 ヨハネ・マリア・ヴィアンネ 小立花忠神学生
助祭叙階式
3月27日〜29日 侍者合宿  時報6月号掲載 3月29日 聖香油ミサ

5月6日 新信者の集い(司教カテケージス) 6月8日 日本二十六聖人殉教者列聖150年
 記念ミサ
時報8月号掲載
7月25日〜30日 高校生済州体験学習
時報10月号掲載
8月3日〜4日 宗教サミット25週年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」(比叡山延暦寺) 時報9月号掲載
8月4日〜6日 中学生広島平和巡礼 時報10月号掲載 8月5日 平和のためのミサ  時報9月号掲載
8月19日〜26日 アジア体験学習
時報12月号掲載
8月25日 教会学校研修会
時報11月号掲載
9月30 国際ファミリーデー in 滋賀地区 10月11日 信仰年 開始ミサ




第30回 カトリック青年

アジア体験学習 感想文


今年度から訪問先をこれまでお世話していただいたインファンタからバタンガスに変更しました。そして今年度はホームステイではなく、リパ教区(バタンガス州)内の巡礼をメインとしたプログラムとなりました。(8月19日〜26日)


宇治教会 青井玲奈

 振り返るとあっという間の一週間でしたが、七日間毎日たくさんの人に出会い、交流し、文化に触れられた、とても濃い一週間でした。うち四日間はリパ大司教館に泊まらせて頂き、毎日司教様や神父様方と朝食をいただいたり、数回ミサを共に受けました。フィリピンはほとんどがカトリックの国だとは聞いていましたが、私たちが外国人信者であること、そして司教様と一緒にいたせいか、あちこちの地域で、もてなしを受けたことに驚きました。また、子供から大人まで信仰が深く、食事やミサなど彼らの生活の一部になっており、大規模なチャリティーイベントに、タレントと同じ席に司教様がいらしたことも、国としての信仰の深さを感じました。また、巡礼ということで、たくさんの歴史ある教会や神学校を訪問しました。教会では、立体的な天井に鮮やかな絵が描かれていて、大きな祭壇には金や銀が施してあり、高いところにはベルが幾つもあるような、日本では見られないような教会を訪れました。また、たくさんの神父様、シスター、神学生、ユースメンバーがそれぞれ歴史や活動をプレゼンテーションして下さいました。同時に歌やダンス、食事など素敵なおもてなしをして下さいました。フィリピンではメリエンダ(おやつ)を含めて一日五食だそうで少し驚きましたが、たくさんのフィリピン料理をいただけて楽しかったです。移動はほとんど車でしたが、毎日AYC(アジア青年センター)のメンバーの方が私たち三人と共に過ごして下さり、何不自由なくずっと楽しく過ごせました。はじめはなかなか英語を発することに恥ずかしさがありましたが、気さくなメンバーの方たちと冗談を言い合ったり、お互いの国の歌を教えあったりしていくうちにすっかり仲良くなっていました。毎日新しい方に出会い、たくさんの方と交流をしましたが、みなさん笑顔がステキでとてもあたたかく迎えて下さり、本当に別れが寂しかったです。そして、最後にはビーチではしゃいだり、ショッピングも楽しんで本当に色んな体験をし満喫出来た、短くも濃い一週間でした。同じカトリックでフィリピンという異国文化に触れ、青年同士で交流出来たことは、語学の勉強としても刺激を受けましたし、彼らの姿がこれからのわたしの信仰においてもなにか支えになるような気がします。また、帰国してからもAYCのメンバーとやりとりしており、離れた国でもお互いを想い合える友達が出来たことを大変嬉しく思います。本当に素敵な一週間でした。また、他のたくさんの青年達にもこのような経験をして欲しいです。

 八幡教会 中村史

 8月の16日から26日まで、アジア体験学習として、フィリピンを訪れました。約一週間の滞在でしたが、非常に内容の濃いもので、貴重な体験をすることができました。この体験学習では、教会の訪問、巡礼が中心となり、7日間で、約20か所もの教会を訪れることができました。
 僕がこの旅を通じて最も大きく感じたことは、日本とフィリピンにおけるカトリックの捉え方の違いです。人口の約90%がカトリック信者のこの国では、生活の一部として当たり前に宗教(カトリック)が組み込まれていました。一般道を走る車の中から、外の景色を見ると、どこかの企業の看板と並んで、「信仰を持とう」といったような看板があったり、昼になると、デパートの放送でお祈りが始まったりします。信仰の深さは違うかもしれませんが、私たちが、初詣やお盆参りをするのと同じように、国民の常識として、カトリックがそこにありました。
 また、司教様や神父様を含め、人々がとても明るく陽気であったのが心に残っています。経済や暮らしの豊かさにおいては、日本のほうが恵まれています。しかし、フィリピンの人々は、変に着飾ったり、妙なプライドを持つことなく他人と接し、100%の善意で私たちに接してくれました。
 今日、日本でのカトリック信者の割合は0.35%と言われています。人口の90%がカトリック信者であるフィリピンと比べることは難しいかもしれませんが、もっとオープンに生活のなかに信仰を取り入れていくことで、また違った信仰を抱くことができるように感じます。
 最後に、このような貴重な体験ができたことを、エクソール神父様をはじめ、フィリピンでお世話してくださった方たちと、このアジア体験学習に力を貸してくださった全ての方々に感謝致します。ありがとうございました。

芦屋教会 奥澤 絢子

 フィリピンの人々と交流して、文化や生活、そして神様への信仰を知りたいと思ったのが、アジ体の参加を決めた理由でした。今回のフィリピンの旅は、その願いを叶えてくれるものとなりました。大司教様やAYCの皆さん、巡礼先の教会の人々など、フィリピンで出会った人はみんな、本当に温かく私たち日本人を歓迎してくれました。おいしい食事、ダンス、プロジェクターでの教会や教区の説明など、予想をはるかに超えた、たくさんのもてなしを用意してくださり、私たちは何も用意していなかったので、とてもいたたまれない気持ちになりましたが、非常に嬉しかったです。いつも明るくて、陽気で、冗談を言ったり、からかったりして、食事の時も車での移動中もとても楽しく過ごすことができました。また、フィリピンの言葉や歌を教えてもらったり、逆に私たちが日本語や日本の歌を教えたりして、文化交流を積極的に行えたのも思い出の一つです。私は、行きの飛行機で酔って体調を崩してしまい、始めからこれで大丈夫なのかと少し不安になりましたが、一緒に旅をした皆さんの気遣いのお蔭で、その後は回復し元気に過ごせました。また、治安などの安全面を気にしていたのですが、移動はほとんど車で、いつもリパ教区の人が付き添ってくださったので、危険な目に遭うことなく、安心して旅を楽しむことができました。一週間の間、事件や事故もなく、たくさんの人々に出会い、拙い英語でしたが、色んな話をして、一緒に歌を歌って、絆を深められました。最後にはみんな家族のように仲良くなりました。このような貴重な素晴らしい体験ができたことに本当に感謝しています。アジ体を通して出会ったすべての方々、ありがとうございました。





シリーズ小教区

魅力ある教会って?? (山科教会

― 信仰を育み・磨き
      活動していく ―

 
教会正面
成人研修会(高山右近の霊性)9月30日



 「被昇天の聖母」のお名前をいただくカトリック山科教会は、戦後、メリノール宣教会の宣教活動と支援により建設されました。その後、アヴェ・マリア幼稚園も併設され、2013年10月には献堂60周年を迎えます。

 山科教会の特色ある活動の一つとして、高齢者を訪問する「聖母会」というグループがあります。約10年前、敬老の日のミサ案内を出すために、該当者を調べたところ、40名もおられましたが、ミサに来ることが出来た方は、約3割でした。そこで、お祝いの品を持参し、手分けしてご自宅等を訪問した事が、活動の始まりです。「あなたが教会の一員であることを忘れてはいません」というメッセージを胸に、ご聖体をお届けしたり、お話をしたりしています。聖母会メンバー数名で、可能な時は神父様に同行頂き、年2〜3回程度、自宅、病院、介護施設等を訪問しています。この活動を始めた頃、「聖書100週間」を行っていました。この時の素晴らしい経験が、今なお底流にあり、聖母会の活動の支えとなっています。

 山科教会を訪れてくださった方への心遣いも大切にしています。主日ミサの時、見慣れない方がおられると、受付当番の方からお声掛けをして、お知らせの時にご紹介させて頂いたり、ミサ後の「日曜サロン」(お茶とお菓子での和やかなひととき)にお誘いするなど、家庭的で温かい雰囲気があります。子供達の人数は少ないものの、みんなが我が子、我が孫のように温かく見守り、支えてくださいますので、日曜学校や侍者奉仕に積極的に参加しています。

 講演会や成人研修会での学びの機会がありました。これからも様々な事を学びたいという希望もあります。まずは、学びと行動の礎となる「信仰」を、深く強く持つことが大切です。その「信仰」を、より深める為に、「聖書100週間」をもう一度行いたい、次の世代に受け継いでいきたいという声もあります。

 山科教会に集う私達一人一人が、信仰を育み、磨き、活動していくことで、みんなに居心地の良い教会であり続けたいと思います。そして、信仰のうちに、感謝とともに、献堂60周年を迎えたいと思います。
   カトリック山科教会 役員一同










青年センターあんてな

高校生済州体験学習
  河原町教会 高3 澤村真理


 今回の夏の高校生会は、京都教区と姉妹教区である済州教区に行きました。柳本神父様、夫神父様引率の下、12名の高校生が6日間(7月25日〜30日)の日程での参加でした。最初の3日間は済州の教会への聖体訪問と観光をしました。中央教会では姜司教様にお会いし、済州について話して頂きました。

 夜は信者の方のお宅でホームステイをしました。最初はみんな緊張していましたが、ホストファミリーの温かい雰囲気につつまれすぐに打ち解けられたと思います。韓国の家庭料理などたっぷり味わえました。後半は済州教区の中高生が700人も集まる合宿に参加しました。済州の中高生はとても積極的に接してくれて、言葉はうまく通じませんでしたがゲームや分かち合いをして仲良くなれました。

 合宿2日目に行ったミサは歌やダンスもあり素晴らしいもので、言葉が分からなくても信仰を通して私たちの心は繋がっているんだと感じました。この貴重な6日間の体験が一つの思い出で終わることなく、これからの教会活動に生かすことが出来ればと思います。今回、初めて高校生会に参加した人もいましたが、みんな本当に仲良く楽しむことが出来ました。冬にも西院教会で合宿が行われるので、みなさんぜひ参加してくださいね。
   (観想文は、教区時報2012年10月号に掲載)






    大塚司教 12月のスケジュール




2日(日) 11:00 滋賀地区ラテンアメリカ人 共同体堅信式(長浜)
3日(月) 18:00 宣教司牧評議会 書記局会議
4日(火)‐5日(水) 日本カトリック神学院 常任司教委員会(福岡キャンパス)
6日(木) 10:00 中央協 常任司教委員会
18:00 バチカン大使館外交70周年記念
8日(土) 13:30 第13回 教区宣教司牧評議会

10日(月)‐16日(日)FABC(アジア司教協議会連盟)第10回総会 in ベトナム
20日(木) 10:00 司教顧問会

24日(月) 21:00 主の降誕深夜ミサ(河原町)
25日(火) 10:30 主の降誕ミサ(河原町)
28日(金) 9:00ノートルダム スピリット研修会







  12月のお知らせ        


《 教 区 》

福音宣教企画室
/Tel.075(229)6800
 典礼研修会 「ミサの学び」から典礼奉仕へ
  日 時:18日(火) 13:30〜15:00
  会 場:河原町教会 ヴィリオンホール
  講 師:教区典礼委員会
  対 象:集会司式者・聖体授与の臨時の奉仕者
  参加費:無料/但し、各小教区4名まで

聖書委員会/Tel.075(211)3484 (水)(木)
 よく分かる聖書の学び
  日 時:19日(水) 10:30
  講 師:北村 善朗 師
  会 場:河原町教会 ヴィリオンホール
  参加費:300円


《小教区・修道会》
河原町教会

 クリスマスチャリティーコンサート 
  日 時:16日(日) 15:00
  内 容:ゴステルグループ・合唱団・聖歌隊
  パイプオルガン・管楽器演奏・キャロル合唱
  支援先:東日本大震災復興支援

 クリスマス市民の集い
  日 時:24日(月) 18:30
  内 容:コンサート・祈り(みことばの祭儀)
     キャロル合唱
.
 主の降誕ミサ
  日 時:24日(月) 21:00
       25日(火) 7:00/10:30

伏見教会
クリスマスコンサート(チャリティー)

 日 時:8日(土) 16:00(開場15:30)
 出 演:川畠成道(ヴァイオリン)宮本聖子(ピアノ)
 料 金:一般2,500円/学生1,000円
    小・中学生 無料
 支援先:東日本大震災復興支援
  問合せ:伏見教会Tel.075(641)0610

男子カルメル修道会(宇治修道院)
    Tel.0774(32)7016 Fax.(32)7457
 待降節の黙想(今泉健師)
  日 時:1日(土)17:00〜2日(日)16:00
  テーマ:肉となったみことば
  参加費:6,500円(宿泊・食事込)
   宿泊なしの参加も可能

 水曜黙想(新井延和師)
  日 時:12日(水)10:00〜16:00
  テーマ:受肉
  参加費:2,700円(昼食代他)

 十字架の聖ヨハネの祭日ミサと小講話
  日 時:14日(金) 10:00
  テーマ:十字架の聖ヨハネのカルメルへの道
  司式・講話:松田浩一師

 聖書深読(新井延和師)
  日 時:22日(土) 10:00〜16:00
  参加費:2,000円(昼食代他) 


聖ドミニコ女子修道会(京都修道院)
みことばを聴こう!

 日 時:8日(土) 9:30〜16:00
 テーマ:使徒信条
 指 導:鶴山進栄師
 対 象:青年男女/会費:500円(昼食代)
 締切り:2日(日)(事前申込要)
 申込み:Tel.075(231)2017 Fax.(222)2573
3
ロザリオを共に祈る会
 日 時:21日(金) 10:30〜12:00
2:00


《諸団体》

京都カトリック混声合唱団
 練習
:2日(日)・9日(日) 14:00カトリック会館6階

京都カナの会
 例会:2日(日)13:30カトリック会館6階(和室)

コーロ・チェレステ(女声コーラス)
 練習:6日(日)/13日(木)10:00 カトリック会館6階

心のともしび 番組案内 
 テレビ
(衛星.CATV)スカイAスポーツプラス
 毎週土曜日 朝7:45
 植村高雄氏(心理療法家)による
 シリーズ「元気に生きる」

 ラジオ(KBS京都) (月)〜(土)朝5:15
 12月のテーマ「毎日がクリスマス」



京都教区サポートセンター
東日本大震災「大船渡支援」献金報告
10月分 940,418円 / 累計 17,495,428円

ボランティア募集中 
詳細は京都教区ホームページをクリック




時報TOPに戻る