2013/2 No.424
<京都教区時報 2013年3月号目次>

・1 神がそばにいてくださる喜び

・2   良書紹介  聖書講座シリーズ 9-10
     ・タイ福音書を読む神の国のメッセージインマヌエルである神
     ・キリストの祭司職へ招かれているわたしたち

・3  シリーズ小教区  魅力ある教会って?? 大和郡山教会 


・4   京都教区・済州教区姉妹教区交流部
      韓国・済州教区の叙階式に参列して

・5 YES2012報告

・6   大塚司教 3月のスケジュール

・7  3月のお知らせ 

  



2013年 司教年頭書簡
信  仰 パート3


2. 神がそばにいてくださる喜び 〜

        
京都司教 + パウロ大塚喜直


 「神の愛が、キリストの中に完全に実現したので、信仰の喜びは、イエス・キリストがそばにいてくださる喜びと言える。その喜びを発見した者は、自分の持ち物すべてを放棄させるほどである。」と年頭書簡は語ります。

 神がそばにいてくださるのを知ることが、信仰に喜びをもたらす。「ああそうなんだ」と思います。

 そこで尋ねます。「でもどうしたら、神様がそばにいてくださることが分かるのかなあ」「信仰の喜びが、分からないなら、その信仰は本物でないのかなあ」と心配して問いかけます。神様は時々、お隠れになることがある。私のことをお忘れになったのではないかと不平が言いたくなることがある。こんなにお願いしているのに、聞いてくださらない、ひょっとしたら神様っていらっしゃらないのだろうかと不安になったり、不信仰への暗闇に覆われることがある。どうしたら神様が側にいてくださることがわかるのですか。時々神様は完徳に進もうとする人を精錬するために、信仰の暗夜に投げ込まれるというようなことを、ある聖人は書いておられます。

 あの神への愛を委託と信頼に生きた、幼きイエスのテレジアが、1896年の復活祭から1897年9月の死の直前まで続いた、信仰の闇について書いています。外見上は慰めに満たされていたように見られる聖女は、虚無の闇に落とされて、その心の状態を「これ以上書けば、神様を冒涜することになるので止めます」と書き「信仰の喜びは、信仰による業によってしか得ることは出来ません」と言うようなことを言っております。信仰に喜びがなくなったから、信仰が失くなるのではなく、むしろ愚かになり、幼児のように単純になって、神の憐れみを信じて、愛と委託の中で、祈りの内に待つ外はない時があるのです。人々を魅了するあの霊的幼児の道という霊性を生み出したのは、まさにこのような信仰の暗夜の時でありました。
   村上 透磨

子供を祝福する
(マルコ10・13−16)



良書紹介

聖書講座シリーズ 9-10


聖書講座シリーズ9

  マタイ福音書を読む
    神の国のメッセージ
     インマヌエルである神


 典礼暦A年は、マタイによる福音書が朗読されます。マタイが伝えるのは、イエス・キリストを通して告げられた「神の国(マタイ福音書では『天の国』)の福音」であり、マタイはそのイエスの 姿を「インマヌエル」「わたしたちと共におられる神」として表しました。これが本講座のテーマです。「神の国」は「神の支配」を表し、「インマヌエル」はわたしたちと共に生き、働かれる神という温かい優しいニュアンスを感じさせてくれます。

 キリストは、こうしてその「血と霊と真理」によって、わたしたちを「生かし」、「わたしの中にわたしと共に生き」、命を与え続けてくださるのです。これがわたしたちキリスト者の生きた信仰なのです。

 わたしたちは、まさに「インマヌエル」となられた神の子イエス・キリストを証ししていく共同体なのだと、マタイは語りかけています。

  ・マタイの構造とメッセージ(村上 透磨)
  ・イエスの活動の準備  (北村 善朗)
  ・山上の説教  (小野 十益)
  ・この世の不信仰  (中川 博道)
  ・神の国の奥義   (鳥巣 義文)
  ・権威についての論争   (鈴木 信一)
  ・復活と派遣       (英 隆一郎)




聖書講座シリーズ10

   キリストの祭司職へ
    招かれているわたしたち


 教皇ベネディクト十六世は、2009年〜2010年を聖ヨハネ・マリア・ビアンネ帰天150年を記念し、「司祭年」と定められました。

 これを受けて2010年度の京都司教区聖書講座のテーマを「司祭年にあたり―キリストの祭司職へ招かれているわたしたち」としました。本書はその12の講座の中から次の7講座を選んで記載されています。全てのキリスト者に委ねられたキリストの福音宣教の使命、キリストの祭司職をよく理解するための「必読の書」です。

 この講座の目的は「真の司祭とは何か」を問うことからテーマが考えられ、祭司職そのものの本質を明らかにしながら、「信徒の祭司職」のあり方を探ることにある、と聖書委員会はその主旨を述べており、そのためにこの7講座が選ばれました。
 また、信徒の祭司職に奉仕する司祭は「もう一人のキリスト」とか「キリストの代理者」とも呼ばれます。それは司祭がその聖務を果たす時、その役務の中にキリストを現存させているという意味なのです。

 神の民にゆだねられた司祭職のすばらしさをかみしめたいものです。


 ・ キリストの祭司職   (北村 善朗)
 ・ 神の民の祭司職     (鈴木 信一)
 ・ 信徒の祭司職     (奥村  豊)
 ・ みことばと祭司職   (中川 博道)
 ・ 共同体と祭司職    (英 隆一朗)
 ・ 神の民を聖化する司祭 (白浜  満)
 ・ 牧者である司祭    (澤田 豊成 )


京都司教区聖書委員会
  京都司教区司祭 村上 透磨
     発行所 サン パウロ







シリーズ小教区

魅力ある教会って??(大和郡山教会)

    


  ― ひとつの食卓を囲む
       家族のように ―
「ふれあいバザール」での焼きそば

 私どもの教会も少子高齢化、人間関係の希薄化という問題をかかえています。仕事の関係から現役世代はなかなか教会へ来ることができない。日曜学校は月に1回開催するも参加者は数名。役員、部会長の引き受け手はなかなか見つからない。そうした中で、久しぶりに司祭館に明かりが灯りました。マリスト会の神父さま方が日本から撤退されて寂しくなった矢先、若いランディ神父さま(フィリピン宣教会)が居住されることになりました。これは朗報でした。私たちの教会は家族的な雰囲気がとてもいいという評判です。この教会ファミリーに「おとうさん」あるいは「息子」が誕生したのです。

 家族がひとつの食卓を囲むように、私たちの教会も、みんなひとつになって、諸々の壁を乗り越えようと努めています。年1度の「ふれあいバザール」では、「ヤキソバ」と「カレー」が名物料理です。春と秋には地元自治会と歩調を合わせて、教会内外の「クリーンキャンペーン」を実施、冬の「街頭募金」では、子どもたちも参加して寒い中、元気よくがんばり、地元の施設にお贈りして喜ばれています。
震災にそなえての火おこし

 隔月にミサ後開催されている「お茶の会」は、「みんなひとつになろう」を合言葉に、時宜に合ったテーマを決めて行われています。「震災に備えての火おこし」「お国自慢」などなど。また年に2回、釜が崎の「ふるさとの家」へ支援物資を送っています。そうした諸々の活動の中心は老若の女性方です。先日のバザール総括会議に出席したメンバーは実行委員長を除いて11名の方すべて女性です。そういう意味では日本の明るい未来の姿を先取りしています。私たちの教会は「魅力ある教会とは」の命題にいまも挑戦し続け、活き活きといつも笑顔で挨拶を交わす女性方に、ひとつの食卓を囲む家族の姿が見えています。

 教会の信徒の役割には、定年はありません。性別もありません。みんながそれぞれの立場で一人一役を果たしていく。働き手は少なくても、いつも笑顔を忘れず、「あなたがして欲しいことを相手にしてあげなさい」を少しでも実行できるようにがんばっています。教会へ来たくても来ることができない方々のためにご聖体を持って訪問するチーム、「悩みの相談室」を長年にわたって担当するボランティア、みんな一生懸命です。私たち役員チームも次の世代にバトンタッチするまでがんばりまーす。
   カトリック大和郡山教会役員一同













京都教区・済州教区姉妹教区交流部

韓国・済州教区の叙階式に参列して


湖東ブロック担当司祭 柳本 昭


 1月20日、京都教区の姉妹教区である済州教区の叙階式が行われました。私は夫神父、コリアンセンター会長の金さん、コリアンセンター事務局のバレンチナさん、付き添いの金さん、河原町教会の園さん母娘とともに参加してまいりました。韓国は寒いと聞いていたのですがおだやかな気候に恵まれた叙階式でした。今回、叙階されたのは済州教区のホン(洪)神父とチョン(鄭)助祭のお二人です。お二人とも神学生のときに京都教区に来られています。私も2011年にホン神父、2012年にチョン助祭をお迎えし、長浜教会と彦根教会のミサや行事に参加していただきました。また、昨年の8月に高校生たちと済州教区の中高生の集いに参加した際には、ホン師は助祭として、チョン師はリーダーとして奉仕されていました。
チョン助祭  ホン神父とご両親

お二人の叙階式はカテドラルではなく、済州教区の研修センターでもあるイシドル牧場の聖堂で行われました。自動車・バスでの来場を考えてのことでしょう。叙階式はカン(姜)司教の司式の下、満員の参加者に見守られて盛大に行われました。久しぶりに見るホン師は、受階者にふさわしく成長しておられるようにお見受けしました。共同司式の司祭団から按手を受け、抱擁して祝福されるとき、こらえていた涙をぬぐうホン師の様子に私も感動し、心からの祝福をおくりました。

 翌日はホン神父の出身教会である新済州教会で初ミサが行われました。私たちは情報不足で遅刻してしまったのですが、信者の方に日本語で親切にご案内いただき、無事参列することができました。ホン神父のご両親もごあいさつなさったのですが、私も自分の叙階式のときの両親の姿を思い出しました。とくに天国にいる母はあのときどんな気持ちだったのかなあ、としばし思い巡らしていた次第です。

 帰りは飛行機の都合でソウルに一泊せざるを得なかったのですが、おかげで京都にいらしたシスターマリアとお会いすることができました。お世話くださった皆様方に感謝するとともに、叙階の秘跡を受けられたお二人のためにお祈りさせていただきます。











青年センター あんてな

YES2012報告    西舞鶴教会 小林 真衣


YES2012(唐崎メリノールハウス)

 2012年11月11日〜12日にかけて唐崎メリノールハウスでYES2012を開催しました。テーマは"Hon ne Cafe"でした。日頃、疑問に思っていることを本音で話し合えたらいいなというコンセプトのもと、実施しました。

 今年、青年となり京都へ来た人や信者ではない人、普段から青年活動を行っている人、様々な人が集まりました。自分たちが日頃感じている疑問について、お題を箱に入れ、それをペアで分かち合いました。そして、分かち合い後に自分の気持ちをシートに記入し、貼り出しました。 たくさんの人が自分の思いを相手に伝え、ペアでの分かち合いも充実しました。
 また、個人POSTを作成し、参加者が参加者に対してメッセージを入れる封筒を掲示しました。自分の周りの人にメッセージを書いたり、絵を書いたり、とても楽しそうに活用していました。

 今回は青年の集まりということで、普段関わることの少ない、年齢の人や立場の人と関わることも多かったと思います。また、"こんなにたくさん青年がいるんだ!"と思った人もいるかもしれません。様々な青年との関わり、本音で話せるいい機会だったのではないでしょうか。









    大塚司教 3月のスケジュール




1日(金) 10:00 メリノール女学院高等学校 卒業式
2日(土) 10:00 長岡幼稚園感謝の祈り(河原町)

3日(日) 9:00 滋賀地区 湖西ブロック 司教訪問(大津)
4日(月) 14:00メリノール女学院理事会
5日(火) 14:00 福音宣教企画室・典礼委員会 合同会議
7日(木) 10:00 中央協 常任司教委員会
8日(金) 10:00ノートルダム教育修道女会 本部修道院 ミサ・竣工式
9日(土) 10:00 京都ノートルダム女子大学 卒業式
    17:00 近畿カトリック学校養成塾 まとめ(大阪梅田教会)

10日(日) 10:30 東日本大震災2周年 犠牲者追悼・復興祈願ミサ(河原町)
11日(月) 14:00 (学法)カトリック京都学園・京都南カトリック学園 理事会
12日(火) 14:00 (学法)滋賀カトリック学園 理事会(大津)
15日(金) 10:00 ノートルダム学院小学校 卒業式
16日(土) 10:00 聖母女学院短期大学 卒業式

17日(日) 10:00 奈良地区 北部ブロック 司教訪問(奈良)
18日(月) 14:00 司教顧問会
20日(水) 11:00 小立花 忠 司祭叙階式(河原町)
21日(木) 14:00 (社福)カトリック京都司教区 カリタス会 理事会

24日(日) 14:00 草津教会・英語ミサ
25日(月) 15:00 教区保育者研修会 ミサ
25日(月)−27日(水) 侍者合宿
27日(水) 11:00 聖香油ミサ(河原町)
     「大塚 乾隆神学生 助祭・司祭候補者認定式」
28日(木) 19:00 主の晩餐(河原町)
29日(金) 19:00 主の受難(河原町)
30日(土) 19:00 復活徹夜祭(河原町)

31日(日) 10:30 主の復活 ミサ(河原町)
     15:00主の復活 ミサ(山国)









  3月のお知らせ        


《 教 区 》

福音宣教企画室
/Tel.075(229)6800
 典礼研修会 「ミサの学び」から典礼奉仕へ
  日 時:19日(火) 13:30〜15:00
  会 場:河原町教会 ヴィリオンホール

聖書委員会/Tel.075(211)3484 (水)(木)
 よく分かる聖書の学び

  日 時:13日(水) 10:30 参加費:300円
  講 師:北村 善朗 師
  会 場:河原町教会 ヴィリオンホール

《修道会》
男子カルメル修道会(宇治修道院)

  Tel.0774(32)7016 Fax.(32)7457
 四旬節の黙想(今泉健師)
  日 時:2日(土)17:00〜3日(日)16:00
  テーマ:光への飢え渇き
  参加費:6,500円(宿泊・食事込)
 社会人のための霊的同伴(松田浩一師)
  日 時:8日(金)20:00〜9日(土)15:00
  参加費:5,500円(宿泊・食事込)
 一般のためカルメルの霊性入門(古川利雅師)
  日 時:16日(土)10:00〜16:00
  テーマ:神の現存とわたしたちの信仰
  参加費:2,700円(昼食代他)
 水曜黙想(今泉健師)
  日 時:20日(水)10:00〜16:00
  テーマ:十字架
  参加費:2,700円(昼食代他)

聖ドミニコ女子修道会(京都修道院)
  Tel.075(231)2017 Fax.(222)2573
 みことばを聴こう!
  日 時:17日(日) 14:00〜16:30
  テーマ:自由について−パウロ書簡より
  指 導:Sr.中里郁子(聖ドミニコ女子修道会)
  対 象:青年男女/会費:300円
 ロザリオを共に祈る会
  日 時:15日(金) 10:30〜12:00



《諸団体》
京都カトリック混声合唱団

 練習:10日(日) 14:00 /23日(土)18:15
     31日(日) 14:00 カトリック会館6階

コーロ・チェレステ(女声コーラス)
 練習:14日(木) /28日(木) 10:00
 カトリック会館6階

心のともしび 番組案内 
 テレビ(衛星.CATV)スカイAスポーツプラス
  毎週土曜日 朝7:45
  松浦信行師(大阪教区)による
  シリーズ「イエスのポートレート」
 ラジオ(KBS京都) (月)〜(土)朝5:15
  3月のテーマ「希望はここにある」

聴覚障がい者の会
 4月2日(火) 13:00 手話表現の学習会
  (聖書と典礼)カトリック会館6階






 ヨハネ・マリア・ヴィアンネ 小立花 忠 司祭叙階式
   日時:3月20日(水) 11:00
   会場:カトリック河原町教会 司教座聖堂


 ガブリエル 大塚 乾隆 神学生

   助祭・司祭候補者認定式
   日時:3月27日(水) 11:00(聖香油ミサ)
   会場:カトリック河原町教会 司教座聖堂


京都教区サポートセンター
  東日本大震災「大船渡支援」献金報告

    1月分 1,406,045円 / 累計 23,924,334円

  ボランティア募集中 
   詳細は京都教区ホームページをクリック


  「大船渡支援」献金 郵便振替口座
   口座番号「01000−2−0024724」
   加入者名「カトリック京都司教区本部事務局」
   摘要欄に「大船渡支援」とご記入ください。

 



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