2013/4 No.425
<京都教区時報 2013年4月号目次>

・1 キリストを知る喜び

・2   それでも信じぬくこと

・3  シリーズ小教区  魅力ある教会って?? 大和郡山教会



・4   青年センターを訪れてみませんか!

・5  大塚司教 4月のスケジュール

・6  4月のお知らせ 

  



2013年 司教年頭書簡
信  仰 パート3


3. キリストを知る喜び
        
木の上のザアカイ(ルカ19・1-10)

 この項を前半と後半に分けて考えて見ます。

 まず前半は、父である神とイエスは一つなので、キリストを知ることは、父を知ること。 キリストを愛することは、父の愛を知ること。キリストの喜びを知ることにより、父の喜びを知ることになる。
 キリストも父を知らせ、父を愛させ、父の喜びを与えたいので、ご自分の愛を知らせ、ご自分の喜びを伝え、ご自分を知らせたいとお思いになる。こうしてキリストを知る喜びは、御父を知る喜びにつながってくる。そうすればキリストがよりよく知られ、キリストを知る恵みをいただくことが出来るようになります。

 ところで、その答えを知らされた人々はどういう人々なのか、彼に何が起こるのか、その答えをザアカイとキリストの出会いに見てみようというのが、後半部分になります。
 
さて、ザアカイとはどういう人物だったのだろう。彼は徴税人の頭、罪人の頭と呼ばれ、軽蔑と嫌悪でつまはじきにされていた者の代表。彼自身、自分はイスラエルの救いからはるかに遠いところにおり、公に罪人の頭とされていて、メシアを家に迎える事はもちろん、話しかけることも交際することも、神の前に頭を上げるに値しない者だと思っている。しかし、どうしたことでしょう、イエスの福音をまず受け入れたのは、このような小さな人、貧しい人、罪人と呼ばれる人、幼児、女性、寡婦、痛み、苦しみ、悩み、社会から見捨てられた人。無信心な者として神からも見放されたと思われていた人。聖書によると彼らはタペイノス(低い人、謙虚な人とも訳せる)と呼ばれる人々だった。しかし、彼らはそんな自分たちを友人として愛してくださるキリストを知る。それが「信仰の喜び」となり、その喜びが私たちの人生全体を、根底から創り変え、救いをもたらす力となるのだ、と言うのです。すべてを投げ打って、も得たいと思ったキリストに出会った人は、ここで自分の生き方全体が変容される力に、出会うことになるのです。

 「キリストを知る」ことが、信仰の喜びをもたらしますが、キリストが自分を知り、愛し、受け入れて下さっていることを知ることが出来れば、信仰の喜びはもっと輝くものになるでしょう。
                            村上 透磨







それでも信じぬくこと


 森田 直樹

 大阪教会管区から仙台教区(大船渡教会)に派遣されていた森田直樹師は、この度任期を終えられるにあたり、大船渡小教区報「海の星」にお書きになったものを師のおゆるしを得て、京都教区時報に転載することに致しました。師のご活躍に感謝し、その労をねぎらうと共に被災され、なお困難と戦っておられる方々への思いと態度を、学ばせていただきたいと思います。

今年の夏、多国籍の大学生や青年たちがボランティア活動のために大船渡にやってきた。夕食後、彼らの分かち合いの時間に、東日本大震災・大津波の被災状況や被災後の現状、私自身の小さな体験などをお話していた。私の話に彼らは一生懸命、耳を傾けてくれた。この地についての情報を少しでも多く聞きたい、もっと知りたいという思いに満ちていた。

 私の話のあと、彼らは感想を述べてくれた。その中に、次のような言葉があった。「人間は、勇気と希望があれば、たとえどんな環境、どんな状況でも生きていける。」
 この言葉は、彼らの若々しさと同じく、私にとって、とてもキラキラと輝くまぶしい言葉であった。というのは、体調を崩してから、そんなふうに思えなかった自分自身がいたからである。

 大船渡に着任して早一年。ずいぶん周りの景色は変わった。歩道が舗装され、ガードレールがきれいになり、信号が設置され、街灯までともり始めた。加えてコンビニが近くにできて、漆黒の闇一色だった教会の周りがとても明るい場所に変わった。これら一つ一つの出来事を小さな喜びとして受け止めていったのだが、どこかで受け入れられない何かが私の中にくすぶり続けていたようである。

 それは、なかなか進まない復興の歩みへの苛立ちなのか。なかなか整備されない公共交通機関の不便さに対するあきらめなのか。それとも、被災された方々の変わらない境遇に対する怒りなのか。あるいは、なかなか癒されない被災された方々の心の傷の深さに対する人々の無関心なのか。とにかく、自分自身ではどうしようもない何かが私の心の中でくすぶっていたのである。

 加えて、いわゆる「日常生活」が「非日常」の日々になったことも、もう一つの要因かもしれない。毎日目にする津波で被害を受けた空地。今までの生活とは全く違う生活リズムと環境。歳のせいとは言いたくはないが、適応していくのにずいぶん時間がかかっている。
 そんな私の現状だったからこそ、先の青年の言葉は、私の中でキラキラと輝いた。

「人間は、勇気と希望があれば、たとえどんな環境、どんな状況でも生きていける。」
 いつ、いかなる時でも、明日への希望がある、と信じられること。どんな時でも勇気を持つことができる、と信じること。この言葉は、勇気と希望をおまえは本当に信じているか、と改めて私自身に突き付けたのである。尻込みしてしまうような現実の中にあっても、また、乗り越えることが一見、困難に見える苦しみの中にあっても、である。

 聖書の言葉のひとつひとつが私の心に突き刺さる。次から次へと私自身の信仰のあり方を詰問するかのように。そして、これらの問いかけに対して、尻込みしたり、見ないふりしたりしている自分自身にも気づかされる。
 ある時、ふと思った。現状が変わらないのであれば、私自身が変わるしかない。尻込みしてしまうような現実や、乗り越えることが一見、困難に見える苦しみをありのまま受け入れながら、それをも自分が生涯かかえる荷物として担い続けていくしかない。さらに、葛藤し続けている自分自身をもそのまま受け入れるしかないのである。

 突然の天使の出現とお告げの言葉を受けた聖母マリアも、救い主の母となる、という降りかかってきた大役を前にして、とても戸惑ったのではないか、と思う。言い様もない先行きの不安を抱き、勇気と希望を信じることに疑いを持ってしまったかもしれない。ところが、聖母マリアは、次に何が起こるか、という不安を抱えながらも、それらの出来事をそのまま受け止めて思いめぐらし、「お言葉どおり、この身に成りますように」と言い続け、「できないことは何一つない」神を信じ続けた。いかなる困難、苦しみ、現実があろうとも、聖母マリアは生涯をかけて、勇気と希望をもって信じぬいたのだ。
 津波被害の歴史を重ねてきたこの地は、多くの犠牲を出しながらも、「それでも信じぬく」信仰をはぐくみ、この地に確かに根付かせたと私は感じている。そして、それこそが信仰者として、「勇気と希望をもって」生き続けることなのだと私は学ばせていただいた。信仰年を迎えた今、その信仰の深みと力を生きるように私たちは招かれている。何よりも主キリストご自身が私たちの重荷を共に担ってくださるのだから。








シリーズ小教区

魅力ある教会って?? (西院教会)
    


  ―  一人一人のエネルギーを結集する ―
ミカエルの集い

新しい取り組み
 一月六日のミサ後、「第二回ミカエルの集い」が開かれた。信徒の交流会である。十人位でテーブルを囲み、総勢四十人程が軽食を共にしながら分かち合いをする。今回は、教区時報からの原稿依頼を受けて「魅力ある教会って?」というテーマで分かち合った。
 一、共同体は信仰の支え、みんなに支えてもらい、育ててもらっている。
 ニ、誰でも入れる教会に。平日は施錠されているのが残念。
 三、人とのつながりを大事にする教会に。教会の人に会いたくなるように。
 四、ミカエルの集いは様々な年齢層の人と話し合えるのがよい。
五、聖書の分かち合いや勉強会にできるだけ参加していけば、お互いに打ち解けてくる
など、様々な意見が交わされた。

 「ミカエルの集い」は、昨年から始めたものだが、その発端は「敬老の集い」である。評議会で、敬老の集いが本当に必要なのかどうか、見直しをしてはどうかと意見が出され、実行委員会で検討した結果、信徒全体の交流の場とすることになった。

 テーマについて分かち合い、交流を深め、共同体の活性化に繋げようと考えたのである。第一回目は「将来の教会」について分かち合った。長年取り組んできた「敬老の日」を実施しない事については、必ずしも全員が賛成ではなかったが、変える勇気をもってこの取り組みを始めた。
市民クリスマス

続けている取り組み
 毎年十二月ニ十四日の夜、「市民クリスマス」を開催している。この地域に教会がある事を知らせ、地域の人にクリスマスの意味を伝えて共に祝いたい、という趣旨で始められた。当時既に河原町教会がこのような催しを実施されており、果たして小さな西院教会にできるのかと、不安もあったようだが、一九七九年に最初の集いが催され、現在まで続いている。参加者のアンケートを見ると、信者に誘われて来られる方が多いが、四条通りを通行中に、教会前の立て看板を見て来られる方や、毎年参加される方もあり、この地域に教会があることを、少しでも知らせることができているように思われる。テーマやプログラムは毎年変わるが、当初の趣旨はそのまま継続している。

 新しく始める事も継続していく事もエネルギーが要るが、一人一人のエネルギーを結集し、福音宣教する共同体への道を歩み続けていきたい。
カトリック西院教会評議会










青年センター あんてな

青年センターを訪れてみませんか!    新潟教会 小林 未希


YES2012の風景
こんにちは!私は去年の春に大学生になって、新潟から京都に引っ越してきました。京都には知り合いがいなかったので、教会の青年会に行ってみたいと思いつつもそのまましばらく過ぎてしまいました。でも、夏ごろに河原町教会で青年の方たちに会い、青年センターがあることや、YES(青年センター主催の合宿)が開かれることなどを聞き、青年活動に加わるようになりました。私は京都教区の皆さんに温かく迎えていただき、今はその一員となって楽しく過ごしています。

 11月に参加したYESでは、何回かの分かち合いを通して、テーマについてじっくりと考えを深め合うこともできましたし、夜の交流会では多くの人と話して教会のメンバーの輪を広げることもできました。
 また会議などでも、集まる場所があり、集まる人がたくさんいて、上の代から下の代へとつなげていこうとする環境もあり、活発な活動に私は日々刺激を受けつつ、楽しんでいます。

 この春新しく京都に来られた方、今まで参加してなかったけど参加してみたい方など大歓迎です。ぜひ近くにいる青年に声をかけたり、青年センターを訪れたりしてみてください。一緒に京都教区の青年として活動しませんか?










    大塚司教 4月のスケジュール




4日(木) 10:00 中央協 常任司教委員会
5日(金)−10日(水) マニラ フィリピン宣教会訪問
6日(土) 9:00 ノレッラ・ホセ 司祭叙階式
        サン・カールス神学院(フィリピン)

14日(日) 14:00 教区 新信者の集い(河原町)「ミサ・カテケージス」
16日(火) 14:00 福音宣教企画室・典礼委員会 合同会議
17日(水) 11:00 教区付き司祭の集い「ミサ」(河原町) 
      14:00 教区青年の集い 準備会(河原町)
18日(木) 10:00 司教顧問会

28日(日) 9:30 京都南部地区 山城ブロック 司教訪問(八幡)
29日(月) 11:00 右近こども祭り「ミサ」(大和榛原)











  4月のお知らせ        


《 教 区 》

聖書委員会/Tel.075(211)3484 (水)(木)
 よく分かる聖書の学び

  日 時:10日(水) 10:30 参加費:300円
  講 師:北村 善朗 師
  会 場:河原町教会 ヴィリオンホール


《地区協議会》

奈良カトリック協議会
 聖書講座− 信仰の核としての出エジプト記 −

  日時会場:26日(金) 19:00 大和八木教会
         27日(土) 10:00 奈良教会
  テーマ:旧約聖書の要としての出エジプト記
  講  師:一場 修 師(マリスト会)

右近こどもまつり
 日 程:29日(月)
    11:00 列福祈願・顕彰ミサ(大塚司教司式)
    12:00 昼食(各自持参)
    13:00 和太鼓演奏・カーリング大会・玉入れなど
 会 場:宇陀市榛原・伊那佐文化センター


《小教区・修道会》

高野教会
 第2回東日本大震災 チャリティーコンサート

  日 時:20日(土) 11:00
  会 場:高野教会聖堂
  入場料:500円(小学生以下無料)
  出 演:高野教会聖歌隊・教会学校生徒
       コンサート終了後、模擬店あり

男子カルメル修道会(宇治修道院)
   Tel.0774(32)7016 Fax.(32)7457
 聖書深読(九里 彰師)
  日 時:6日(土) 10:00〜16:00
  参加費:2,000円(昼食代他)
 社会人のための霊的同伴(松田 浩一師)
  日 時:12日(金)20:00〜13日(土)15:00
  参加費:5,500円(宿泊・食事込)

 水曜黙想(今泉 健師)
  日 時:17日(水)10:00〜16:00
  テーマ:復活の信仰
  参加費:2,700円(昼食代他)

 カルメル青年黙想会(今泉 健師)
  日 時:28日(日)17:00〜29日(月)16:00
  テーマ:キリストの呼びかけに従う
  参加費:6,500円(宿泊・食事込)

聖ドミニコ女子修道会(京都修道院)
  Tel.075(231)2017 Fax.(222)2573
 ロザリオを共に祈る会
  日 時:19日(金) 10:30〜12:00


《諸団体》
京都カトリック混声合唱団

 練習:14日(日) 14:00 /27日(土)18:15
           カトリック会館6階

コーロ・チェレステ(女声コーラス)
 練習:11日(木) /25日(木) 10:00
          カトリック会館6階

心のともしび 番組案内 
 テレビ(衛星.CATV)スカイAスポーツプラス
     毎週土曜日 朝7:45
     松浦信行師(大阪教区)による
     シリーズ「イエスのポートレート」
 ラジオ(KBS京都) (月)〜(土)朝5:15
   4月のテーマ「くじけない」

京都カナの会
  5月5日(日) 13:30 例会 カトリック会館6階



京都教区サポートセンター
  東日本大震災「大船渡支援」献金報告

    2月分 1,662,836円 / 累計 25,645,128円

  ボランティア募集中 
   詳細は京都教区ホームページをクリック


  「大船渡支援」献金 郵便振替口座
   口座番号「01000−2−0024724」
   加入者名「カトリック京都司教区本部事務局」
   摘要欄に「大船渡支援」とご記入ください。

 



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