2013/8 No.429
<京都教区時報 2013年8月号目次>

・1 2013年 司教年頭書簡「信仰パート3」
    7.信仰の喜びは、救いの喜び

・2
【信仰年】特別講演会
  聖 書 講 座- 聖書委員会
  典 礼 研 修 会- 典礼委員会
  「求道者に同伴する信徒」養成講座 -福音宣教企画


・3 シリーズ小教区 魅力ある教会って??(八幡教会)

 

・5  済州教区「ロザリオの祈りの夜」行事参加と聖地巡礼参加者募集(10月催行)

・6  青年センター中学生広島平和巡礼

・7  大塚司教 8月のスケジュール

・8 8月のお知らせ
  司祭の異動
  


2013年 司教年頭書簡
信  仰 パート3


7.信仰の喜びは、救いの喜び
        


復活のイエスとの出会い(アンジェリコ)

 この言葉を聞くと、ちょっとしゅんとなってしまう。ああ、私は救われてないのかな?信仰の喜びがない?。だったら信仰もない?。
 そんな心配する人に向かって「そうではないんだよ」と語りかけているのが、この第7の呼びかけ。だからこの項の結びは「信仰の喜びを感じられない時でも、救われているという事実は全く変わらない」と聞かされて、ちょっとほっとする。

 さて、これを説き明かすために、二つの聖書の箇所が引用されています。第1の引用はマタイ28・8。「喜び」の反対は「恐れ」、ですからここで「恐れ」の意味をさぐってみます。マタイ28・1−10の復活記事の中で恐れが何度も出てくるが、ちょっとニュアンスが違うみたい。4節の「恐れ」は震え上るほどの恐怖を表わすらしい。5節では天使が現れ「恐れるな」と言うが、それには理由がある「主が復活された」と言う事実に裏打ちされている、むしろ畏敬の念。8節「喜びとも恐れとも」なる恐れがある。それが喜びになるのは「復活されたキリストに出会った」ことがもたらす。「いつもあなた方と共にいる」と言う約束と喜び、その実現を知る喜び。そして、その出会いが勝利をもたらすのは、悪ではなく神の愛による救いであることを知らせ、それが忍耐と勇気をもたらし、救われている喜びを感じて生きることになる。

 第2の引用はフィリッピ3・10−11、ここではその語りの順序に意義があります。キリスト者は復活したキリストに結ばれることによって、その新しい命と力を体験し、その結果キリストがそうであったように、世の苦しみにあずかるようになる。その苦しみは洗礼の時から、キリストの死にあずかり始めたキリスト者を、ますますキリストの死に同化される(ローマ6・3参照)ことになると言うのが、この箇所の意味と思われます。死も受難も復活も聖霊の派遣も全て、神の愛の啓示であり、その神の愛が、神の義(救いと恵みの状態)を信じ生きることが、キリスト者が救われている喜びを讃え証しすることになると言うのでしょう。
(村上 透磨)











信仰年講演会、講座案内
  



【信仰年】特別講演会
第二バチカン公会議における
 「福音宣教する共同体」とは・・・
   公文書「教会の宣教活動に関する教令」から学ぶ


講 師:小田武彦師(大阪教区司祭)
日 時:9月7日(土)午後2時〜
場 所:河原町教会ヴィリオンホール
参加費:300円(当日受付)
主 催:福音宣教企画室 Tel.075(229)6800

第二バチカン公会議開幕50周年を記念して、もう一度「福音宣教する教会共同体」の意味について公文書から確認しましょう。

  福音宣教企画室



聖 書 講 座   聖書委員会

聖書講座(河原町教会ヴィリオンホール)

 見えざる神は、大きな愛によって、あたかも友に対するように、人間に話しかけ、彼らと住まいをともにしている。それは、彼らを自分との交わりに招き、これにあずからせるためである(啓示憲章2)。

 わたしたちは、人となられたいのちのことばであるイエス・キリストを通して、神の愛を知らされ、神の愛に触れ、神と交わりを持つことができるようになりました。教会に残された聖書は、いのちのことばであるイエス・キリストそのものです。わたしたちは、聖書を通して今も、イエスに、神に、確かに触れることができるのです。京都教区聖書委員会は、人々がいのちである神のみことばに触れ、親しむことができるよう奉仕するために設置されました。
聖書委員会は、1986年から聖書講座を企画し、今年で30回目の開催(最初は年に2回)となります。今年の講座は、信仰年にちなんで『信仰の喜びと福音宣教−苦悩する現代社会において−』というテーマで開催されています。さまざまな苦悩を抱え、混迷を極める現代社会において、教会が福音宣教の使命をどのように果たしていくことができるのかを、いのちのことばから、光をいただきながら皆で学んでいます。5月から12月まで隔週13回、夜コースと昼コースがあり、200人以上の方々が受講されています。
2006年からは「よく分かる聖書の学び」講座が開催されています。現在は、使徒言行録を皆で読み、みことばの光のもとに、日々の生活を具体的に生きていくための、信仰の視点やセンスを学んでいます。
また、来年に向けて新しい特別講座を企画しています。わたしたちが生きていく中で、どうしても避けることができない「老、病、死」とどのように向き合い、生きていけばよいのかを、みことばからの照らしと分かち合いを通して深めていきたいと思っています。聖書は、わたしたちにいのちをもたらす神のことばです。





典 礼 研 修 会  典礼委員会

典礼研修会開始
典礼研修会(カトリック会館6階)

 京都教区典礼委員会主催の「典礼研修会」が始まりました。昨年はミサ典礼書の「総則」を読み進めていきましたが、今年は「信仰年」のテーマを受けて第2バチカン公会議文書の一つ「典礼憲章」を読んでいくことにいたしました。この憲章が登場してからすでに半世紀が経過しました。しかし、文書そのものの難しさからか翻訳された日本語の問題からかはわかりませんが、意外にわたしたちのこの文書への理解は不確かで、典礼を祝っていくことに生かされていないことも、また誤解されているところもあるように思えます。そこで、あらためてこの「典礼憲章」をじっくり読み進め、公会議が目指した典礼の刷新の精神を確認し、豊かな典礼を実現していくためのきっかけとしていただこうというのが今回の研修会のねらいです。
特に典礼の普遍的要素は何か、教会の他の活動と典礼との関係はどうなっているのか、現代の社会に典礼の様相をどう適応させていくかなど、分かっていそうで分かっていないことを再認識していきたいと思います。典礼の奉仕に関わる方々には、是非参加していただきたい研修です。
 今回の研修が実りある典礼を実現し、信仰生活の糧となりますように。






「求道者に同伴する信徒」養成講座        福音宣教企画室

典礼研修会開始
参加者(河原町 都の聖母小聖堂)

2012年9月〜2013年5月にかけて、第2回「求道者に同伴する信徒」の養成講座が行われました。初めて教会へ訪れる人をどのように迎え入れ、そしてどのようにイエスを紹介していけるかを共に考えました。そのために淳心会のA.コレーン師の指導のもとにマルコ福音書を通読し、分かち合いを通して、まずは参加者自身が信仰を振り返り、深めました。そして求道者を各小教区共同体へと、どのように迎え入れることができるかについて、交流を通して分かち合いました。(詳細は福音宣教企画室HPをご覧ください)

参加者の声
 松阪教会
 北川 保
5月22日、すべての日程はミサで終わりました。この日、「都の聖母小聖堂」では、大塚司教様から「派遣の祝福」を頂き、安堵と緊張のうちに「神に感謝」と答える受講生とスタッフがいました。講座では、司祭も修道者も信徒もみな「求道者だ」と気付かされ、コレーン師からは「福音とは」、「救いとは」、そして「あなたにとってイエスとは誰か」と問われました。講座の始まった日、一人が「果たして教会へ求道者が来るのですか」と言った声に納得したのを覚えています。けれども、月刊誌は「特集 3・11と宗教」を組み、新聞の人生相談欄には「人生に意味見いだせない」が載っています。高校時代に教会の門を叩き、聖霊降臨の日に洗礼を受けて50年、変えられた私が今ここにいます。米田彰男師は『寅さんとイエス』を著し、「人々のつらさに寄り添うイエス」を描きます。主よ、隣人の痛みに共感できる同伴者となれるようお導きください、アーメン。

 河原町教会 長尾 基子
「求道者に同伴する信徒の養成講座」と、少々いかめしい言葉に魅かれて参加致しました。最初は戸惑いも感じましたが、進行に従い、興味が深まりました。求道者に寄り添うためには、まず自らに聖書の言葉を解釈するのみではなく、その意図するところまで深める(?)ことが必要とされること、また人に対する愛と忍耐、謙虚さも同様に必要であることに気付かされました。この講座の参加者は京都教区全域から来ていたため、それぞれの小教区の特質、良い面、また運営の困難さなどを分かち合う機会にもなりました。「分かち合い」のためには、その内容、要点をつかみ、短く理性的に語ることの大切さも学ぶことができました。この学びを下敷きに少しでも求道者・信者を増やすことに努力できれば、と思っています。講師のA.コレーン師の信仰への情熱に大いに圧倒されました。 

*第3回講座は9月より始まります。













シリーズ小教区

  魅力ある教会って?? (八幡教会)
  


― 小さくても心細くない教会 ―

 まことに小さな教会です。主日のミサに与る人数は、およそ30名ばかりです。
 ある日のミサの折り、聖堂の後から人数を数えながら、知っている範囲で年齢を勘定し、平均年齢を求めてみると約73才でした。
 小さいだけではなく、老いを迎えていることをまざまざと実感します。

 無い、無い尽くしに希望を

 今、教会には若者がいない、子供が来ない、洗礼志願者も門を叩かない、と無い無い尽くしのただ中にあります。嘆息(ため息)が思わず洩れてきそうです。
 しかし、本当に「無い」のでしょうか。そうではなさそうです。老いた人が多いということは、深い人生の経験と知恵を豊かに持っている人材が揃っていることの裏返しが、老いという成熟であり、能力、センスなどの貯えが備わっている状態だと考えれば、無い無い尽くしから脱けだせる、と希望が湧いてきそうです。苦渋ともいえるなかで「歓び」を求め、探す可能性を信じたいものです。
 私たちの教会は、規模が小さいだけに、お互いにそれぞれの状況を充分に知悉しています。よく訪ねられた方々から「家庭的」といわれる所以はこの辺りにあるのかも知れません。様々な典礼奉仕も、過去、巡回教会だったことが自立を扶けてくれています。
 教会の運営も同様に過不足なく、滞りなく、それぞれの年齢や経験に応じて快く動き、働くことができます。役割に囚われることなく、以心伝心で、任せたり、任せられたりしながら和やかに人間関係が流れています。とはいえ、いささかの心細さもない訳ではありません。


 見え始めた活路
 忍び寄ってくる心細さは今、五つの教会で編成されているブロック共同体にあって力づけられ励まされています。私たちだけでは、ついつい守勢に廻りがちです。そこに他の教会の力が加わることによって、視界が大きく拡がり、多忙になりましたが、前に進む道が新たに見えてきました。
 同じ教会共同体として活動を共にすることによって、山城ブロック内に、例えば国際協力部が生まれ、点在していた外国人(主にフィリピン人)を迎えることが多面的にできるようになりました。
 私たちの教会の周りに十数名のフィリンピン人がいて、連絡が取れるようになり、彼らのための黙想会や祈りの集いの場を提供することも不可能ではなくなり、閉じこもりがちだった教会に活性が生まれてきました。
 神の眼差しは、この様なところに注がれていることを実感しています。
カトリック八幡教会 











済州教区「ロザリオの祈りの夜」行事参加と
聖地巡礼参加者募集(10月催行)


 毎年開催し多くのお恵みを頂いている済州教区への巡礼を、今年度は下記の日程で実施致します。今回は、関西空港出発時刻を遅くし、また、ソウルに1泊して済州へ行く3泊4日の行程にしました。募集人員は20名です。皆様の参加をお待ちしています。

第9回済州(チェジュ)教区「ロザリオの祈りの夜」行事参加と聖地巡礼
 日 程:2013年10月9日(水)〜12日(土)
 同行司祭:チエ神父
 旅行代金:11万円(為替の変動により9月に決定)
 申込締切:8月31日(土)
 申込問合せ:京都教区本部事務局(担当:村田)
 Tel.075(211)3025 Fax.075(211)3041
 郵送又はFAXで、住所・電話番号・所属教会を明記の上お申込み下さい。







青年センター あんてな

中学生広島平和巡礼     河原町教会 橋本 仁子

 今年もこの季節がやってきました。

 毎年、京都教区では、姉妹教区である済州(チェジュ)教区の中学生と共に、京都教区の中学生が広島の平和学習へ行きます。今年の日程は、8月5日から8月7日。2泊3日の行程です。

 今回は、原爆の日である8月6日をはさんでの予定です。
なにせ真夏の太陽の下で炎天下を動き回るので、中学生たちにとっては、かなり大変な行事内容ではありますが、いつも大勢の中学生が参加してくれます。今回も、実際に被爆された方の声を聴く、被爆者証言や平和行進。司教座聖堂である幟町教会で行われる平和祈願ミサや平和記念資料館での見学などなど、盛りだくさんの予定です。

 中学生たちも、感じてくれることがたくさんあるようで、感想文には、毎年たくさんの思いの丈をつづってくれます。リーダーたちも、中学生の発言にハッとさせられる事が少なくありません。
今年も、充実した巡礼になるように、リーダー一同一生懸命準備をしています。








    大塚司教 
8月のスケジュール




1日(木)−2日(金) 京都教区カトリック学校 教職員修養会

4日(日) 15:00 世界宗教者平和の祈りの集い(比叡山 延暦寺)
5日(月)−7日(水) 京都教区中学生広島平和巡礼
8日(木) 14:00 ノートルダム スピリット研修会
10日(土) 11:00 南勢カトリック特別養護老人ホーム ミサ
       15:00 障害者支援施設 三雲カトリックの家 ミサ

11日(日) 10:30 教区一斉平和祈願ミサ(尾鷲共同体)
15日(木) 10:30 聖母被昇天のミサ(河原町)

18日(日)−25日(日) 京都教区アジア体験学習 in リパ大司教区(フィリピン)
31日(土) 10:00 教区 教会学校教師 研修会






  8月のお知らせ        


司祭の異動

(6月1日付)
 ホセ・ノレッラ師
  奈良地区北部・南部ブロック 協力司祭



(7月15日付)
 モンレアル・エウヘニオ師
   帰国 静養
 アントニオ・マチアス師(エスコラピオス修道会)
  三重地区北部ブロック 担当司祭
 奥村 豊師
  三重地区長

福音宣教企画室 Tel.075(229)6800
 講演会 〜キリシタンの歴史から学ぶ〜
  日 時:


8月のお知らせ

《修道会》

ノートルダム教育修道女会(唐崎修道院)
召命黙想会 <主に選ばれる恵み>

 日 時:9月14日(土)15:00〜15日(日)15:30
 テーマ:すぐに網を捨てて従った
 指 導:山内 十束師(御受難会)
 対 象:独身女性信徒/費用 2,000円
 締切り:9月8日(日)(事前申込要)
 申込み:Tel.077(579)2884 Fax.(579)3804




《諸団体》
京都カトリック混声合唱団

 練習: 4日(日),11日(日) 14:00
     24日(土) 18:15 カトリック会館6階

 9月16日(月)14:00 第12回チャリティー・コンサート
    河原町教会聖堂

聴覚障がい者の会
 黙想会
:9月3日(火) 11:00(受付10:30)
  場 所:唐崎メリノールハウス
  参加費:1,000円
  事前申込要:Tel&Fax.077(573)6036(亀岡)

京都カナの会
 例会
:9月1日(日) 13:30 カトリック会館6階

心のともしび 番組案内 
 テレビ
(衛星.CATV)スカイAスポーツプラス
   毎週土曜日 朝7:45
   松浦信行師(大阪教区)による
   シリーズ「イエスのポートレート」
 ラジオ(KBS京都) (月)〜(土)朝5:15
  8月のテーマ「平和を考える」

正義と平和京都協議会
第6回 戦争と平和写真展

  日 時:4日(日) 8:00〜14:00
  テーマ:沖縄の視点で平和を学ぼう
  場 所:河原町教会 ヴィリオンホール


京都教区サポートセンター
  東日本大震災「大船渡支援」献金報告

  5月分 834,254円 / 累計 29,862,000円

  ボランティア募集中 
   詳細は京都教区ホームページをクリック


  「大船渡支援」献金 郵便振替口座
   口座番号「01000−2−0024724」
   加入者名「カトリック京都司教区本部事務局」
   摘要欄に「大船渡支援」とご記入ください。

 

 ※ 10月号の原稿締切り日は8月28日(水)です。


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