2015/2 No.447
<京都教区時報 2015年2月号目次>

・1 2015年 司教年頭書簡 神の「貧しさ」を生きる パート2  
       心の貧しい人は幸い


・2 施設紹介 総合福祉施設 東九条のぞみの園

・3 東日本大震災「大船渡支援」献金報告
    京都教区サポートセンター

・4 大塚司教 2 月のスケジュール

・5 2 月のお知らせ

  



2015年 司教年頭書簡
神の「貧しさ」を生きる パート U


心の貧しい人は幸い    



2015年 司教年頭書簡 神の「貧しさ」を生きる U

心の貧しい人は幸

 教皇フランシスコは、就任以来「貧しい人のための、貧しい教会になろう」と呼びかけている。この呼びかけに応えて、私たちも最も貧しい人の困難な状況を自分のものとし、貧しい人の原点から、教会の生きるべき霊性を見直そうというのが、今年の司教年頭書簡の内容と思われる。昨年の「物質的貧しさ」から、今年は「精神的、霊的貧しさ」という視点に立って「神の貧しさに生きる」ことが考察される。

貧しさの中で神により頼む

 この第一のタイトルで予想されることは、真の幸いは「神により頼む」ことにあるということであろう。では神により頼む人は、誰かと問うと、キリストの答えは、これである。
「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。」(マタイ5・3)これは、新約の大憲章(福音の要約)ともいわれる「真福八端」の中のしかも第一(最も中心的、基本的、要)となる言葉である。

 この山上の垂訓と呼ばれる八つの幸いは、信仰の故に貧しくされ、迫害された人々に向けて語られている(マタイ5・10)その悲惨な状態を司教は、深い共感をもって語っている。司教はこの幸いについて語られる主の思いを、次のように訳して語り、理解をうながす。「幸いだな(嘆詞)。(誰が?)それは心の貧しい人。(何故?)神(の国=支配)は彼のものだから」となると。マタイはルカと違って、心の貧しい人という、この「心の」という言葉は「執着しない心」とか「霊において貧しい」とか「霊の貧しさを知る」と訳されるが、誤解の余地を残す。そこで年頭書簡は「神にのみより頼む」「神に全く信頼するしか知らない」という意味だと語り、これが肯定的な精神的貧しさだとも説明している。

 「心の貧しい人は幸いである…」という言葉は、十戒の第一「私は唯一の主である、私のほかに神はない。あなた方は一切の偶像を拝んではならない(出エジプト20・4)と呼応する。なお、十戒は旧約の神の掟の大憲章であり、その第一戒 −律法の第一条(要)− であることに心を留めよう。

 「神の前に貧しい」「貧しさの中で神に出会う」「貧しさの中で神により頼む」ということは「神は全てであり、全ての源である」という奥義に私たちを招き、神の創造の御業の観想へと導く。人間の貧しさは、「何も持たない」とか「小さい」とか「無力だ」とかいうのではない。「神は全てであり」神なしには「生きられない」「存在しない」「無にすぎない」といった、人間の本質を啓すものである。この人間の本質的な貧しさの具体的な形を年頭書簡は、続く11の項目にわたって語っていく。

 さて、「それいいんだよ。それいいんだよ。だって、あなたたちこそ、父なる神への信頼を持つことができるから」という言葉は、最も感動的な言葉だろうと思う。ただ、これを誤解されませんように。これは、貧しい人が、主よ私はあなたにお返ししたり、お捧げできる物は何もありません。この貧しい私をそのまま御前に置き、憐みを願うことしかできません、と叫ぶ人々に対しての言葉ということをお忘れなく。
(村上 透磨)




   施設紹介
総 合 福 祉 施 設

         東 九 条 の ぞ み の 園   
   
― それぞれの地域・歴史と共に ―
【基本理念】

 私たちはキリスト教的相互愛の精神に則り、ご利用者の人格と尊厳を守ります。
人としての命の輝きに寄り添い、専門性を高め創造力と希望をもって一人ひとりの思いを実現するケアを目指します。

1995年(平成7)7月1日東九条のぞみの園が今の地で運営を開始した当時は、まだ、現在の基本理念は、言葉として形成されていませんでした。ただ、「東九条」という地で、希望の家が、カリタス会の名を背負い、地域と共に歩んできた歴史を継承する形で、領域は違えども、高齢者福祉の分野で、その一歩を踏み出した当時の職員の、組織の中に流れる精神は、まさに現在の基本理念そのものだったと聞いています。

 時代の変遷と共に、南区のみならず、京都市内に高齢化の波が押し寄せ、それぞれの地域の熱意、ご要望に応える形で、
 ・2001年(平成13)9月15日 
   島原のぞみの園(京都市下京区)
 ・2007年(平成19)4月1日  
   松原のぞみの郷(京都市下京区)
 ・2008年(平成20)4月1日  
   崇仁デイサービスうるおい(京都市下京区)
が、それぞれの運営を始めました。

 高齢者福祉分野は、2000年の介護保険制度施行を機に、それまでとは全く異なる事情となりました。一般的には、「措置から契約へ」と言われ、それまでの行政主導のサービス提供から、サービスを利用する方々自身がサービスを選択できる、ごく自然な、当たり前の様相に変容しました。また、介護保険制度は、「走りながら考える」とスタートし、これまでの数度の改定を経て、まだまだ未完成ではありますが、市民の皆様方にとって、より有用な形へと変化しつづけているところです。東九条のぞみの園も、グループとして、当然、その改定の流れに乗り、現在は、教会関係のボランティアの皆様方に助けて頂きながら、次の事業を展開しています。

● 東九条のぞみの園
  ・特別養護老人ホーム
  ・ショートステイ
  ・シルバーハウジング(高齢者向け住宅)生活援助員派遣事業
  ・デイサービス
  ・東九条のぞみ支援センター(居宅介護支援事業所)
  ・京都市東九条地域包括支援センター

● 島原のぞみの園
  ・デイサービス
  ・島原のぞみ支援センター(居宅介護支援事業所)
  ・京都市島原地域包括支援センター

● 松原のぞみの郷 (小規模多機能型居宅介護)

● 崇仁デイサービスうるおい
  ・デイサービス
  ・京都市下京・東部地域包括支援センター

 これらの事業のうち、「小規模多機能型居宅介護事業」を運営している松原のぞみの郷について、少し紹介します。
 松原のぞみの郷は、築130年の京町屋をリフォームして運営している高齢者の在宅支援の事業所です。小規模多機能型居宅介護事業は、平成18年に制度として整備された、地域密着型サービスの一つです。地域で暮らす高齢者の方々が「通いサービス」を中心に「宿泊サービス」や「訪問サービス」を組み合わせて利用することで、地域で長く在宅での生活を続けていくことができるよう支援するサービスです。それまでは、「通い」「宿泊」「訪問」は、それぞれ異なる事業所が一人の方に提供するのが一般的でしたが、制度整備により、一つの事業所で、異なるこれらのサービスを提供できるようになりました。
      ボランティア会
 
 東九条のぞみの園
 
のぞみの園グループ地図 
 
 
 松原のぞみの郷
 
  松原のぞみの郷 
 登録は25名、通いは一日15名、宿泊は一日5名までとなっています。松原のぞみの郷では要介護1から5の認定を受けた方が対象となっています。その中で個々のニーズに合わせ、必要なサービスを組み合わせて利用いただけます。事業所の職員が「通い」「宿泊」「訪問」サービスを提供するため、既存のデイサービスやホームヘルプ、ショートステイを組み合わせて使うのとは違い、顔なじみの職員がすべてのサービスを行うため、安心感や環境変化のストレス緩和が期待できます。夕方の帰宅から夕食後の帰宅に変更したり、「通い」から「宿泊」や「訪問」に変更したりと急な変更も柔軟に対応します。また、独居の方の見守りとして訪問での安否確認、服薬介助等5分、10分の短時間の訪問やその方の能力に応じて電話での服薬確認、安否確認なども組み合わせサービス提供しています。
認知症があっても、独居であっても住み慣れた地域で長く暮らせるように、地域の福祉拠点となることを目指して運営しています。  



   

     東日本大震災「大船渡支援」献金報告
               京都教区サポートセンター

  2014年6月1日〜12月31日の間に献金してくださった方々です。
  感謝してご報告いたします。


 河原町教会、綾部教会、西陣教会、大久保陽子、宇治カルメル共同体、小山教会、伊勢教会、名張教会、草津教会、
 丹波教会、ウォーカソン三重実行委員会、河原町教会中高生会、長岡教会、桂教会、宇治教会、
 西大和カトリックセンター、御所教会、田辺教会、山科教会、八幡教会、精華教会、サンパウロ京都宣教センター、

 大津教会、奥本孝史、伏見教会、大和高田教会、カルメル修道会宇治修道院、のぞみの園ボランティア、
 特別養護老人ホーム神の園、倉岡俊美、九条教会、松阪教会、北沢真希、衣笠教会、大和八木教会、西院教会、
 久居教会、洛東ブロック平和旬間、大久保由美、高野教会、三重南部ブロック教師会サマーキャンプ、

 京都市東九条特別養護老人ホームのぞみの園、青谷聖家族幼稚園、 JCCS(カトリックスカウト)京都教区支部、
 奈良教会、ときわハウス佐藤美智也、河原町教会ぶどうの会、第49回希望の家バザー実行委員会、
 河原町教会クリスマスチャリティコンサート、富雄教会、登美が丘教会、宮津暁星幼稚園、唐崎教会、安曇川教会、
 宮津与謝共同体
                   (順不同/敬称略)


 
   

    大塚司教 2 月
のスケジュール




1日(日) 10:00 四日市サレジオ志願院 ドンボスコ生誕200年記念ミサ
2日(月) 10:00 故 パウロ古屋司教命日 衣笠墓参
      19:00 ダグレ枢機卿とフィリピン人との集い(大阪梅田教会)
3日(火) 13:30 ユスト高山右近殉教400年 記念ミサ(神戸文化ホール)
4日(水)-8日(日) ユスト高山右近殉教400年 列福祈願公式マニラ巡礼

10日(火) 11:00 聖家族幼稚園 聖堂訪問讃美式 (河原町)
       14:00 青少年委員会
14日(土) 10:00 京都聖母学院 高等学校 卒業式

15日(日) 13:30 京都教区女子奉献生活者の会 講話(河原町)
16日(月) 14:00 司教顧問会・地区長 合同会議
17日(火) 14:00 福音宣教企画室 会議

22日(日)    三重北部ブロック司教訪問(四日市)
23日(月)‐27日(金) 2014年度 臨時司教総会 (中央協)
28日(土) 10:00 ノートルダム女学院高等学校 卒業式



 アロイジオ 花井拓夫神父様
司祭叙階五十周年 金祝記念ミサ
2015年2月11日(水)午前11時
カトリック河原町教会
 
アンノ 菅原友明 司祭叙階式
2015年3月7日 (土) 午後2時
カトリック河原町教会


ガブリエル 大塚乾隆 祭壇奉仕者選任式
2015年3月15日 (日) 午前10時30分
カトリック河原町教会





  2 月のお知らせ    



  任命(1月1日付)

   カトリック正義と平和京都協議会  担当司祭  奥村 豊 師
   
《 教 区 》

福音宣教企画室/Tel.075(229)6800
 病者・高齢者訪問 シンポジウム
  「介護を通して人と関わること」
  パネリスト:平岡毅氏(聖ヨゼフホーム施設長)
       Sr.井澤浩子(聖ヨゼフ修道会)
 日 時:19日(木) 13:30〜16:00/参加費300円
 会 場:河原町教会ヴィリオンホール

聖書委員会/Tel.075(211)3484 (月)(水)(木)
 よく分かる聖書の学び(ヨハネ福音書を読む)
  日 時:25日(水) 10:30
  講 師:北村 善朗師/参加費:300円
  会 場: 河原町教会ヴィリオンホール



《修道会》
聖ドミニコ女子修道会
(京都修道院)
    Tel.075(231)2017 Fax.(222)2573
 みことばを聴こう!
  日 時:11日(水) 9:30〜16:00
  テーマ:沈黙を創る
  指 導:米田彰男師(ドミニコ会)
  対 象:青年男女
  会 費:500円(昼食代)
  申 込:2月9日(月)まで

 ロザリオを共に祈る集い
  日 時:20日(金) 10:30〜12:00

男子カルメル修道会(宇治修道院)
   Tel.0774(32)7016 Fax.(32)7457 
 聖書深読( 九里 彰 師)
  日 時:7日(土) 10:00〜16:00
  参加費:2,500円

 キリスト教霊的同伴(松田 浩一 師)
  日 時  :13日(金) 20:00〜14日(土)15:00
参加費:6,500円

 一般のカルメル霊性黙想(松田 浩一師)
  日 時:14日(土) 17:00〜15日(日)16:00
  テーマ:現代日本におけるテレジアのカリスマ
  参加費:6,000円
 
 水曜黙想(松田 浩一 師)
  日 時:25日(水) 10:00〜16:00
  テーマ:キリストの教え
  参加費:3,000円(昼食代他)
 
 四旬節の黙想(渡辺 幹夫師)
  日 時:28日(土) 〜3月1日(日)
  参加費:7,000円

 アヴィラの聖テレジア生誕500年記念講演会
  日 時:14日(土) 14:30
  講 師:渡辺 幹夫師 参加費:無料
 会 場:カトリック会館6階


《諸団体》

望洋庵 Tel.075(366)8337
 冬季青年のための聖書講座
  日 時:5日(木)/19日(木)19:00〜21:00
  講 師:溝部 脩 司教
  テーマ:ルカによる福音書を読む
  対 象:青年男女
  会 場:望洋庵(西陣教会内)

京都カトリック混声合唱団
  練習8日(日) 14:00 /28日(土) 18:00ミサ奉仕後
  カトリック会館6階

ーロ・チェレステ(女声コーラス)
  練習 12日(木) /26日(木) 10:00
  カトリック会館6階

聴覚障がい者の会
 手話表現学習会
(聖書と典礼)
  日 時:17日(火 11:00
  参加費:700円(昼食代他)
  カトリック会館6階

心のともしび
 番組案内 
 テレビ(衛星.CATV)スカイAスポーツプラス
  毎週土曜日 朝7:45
  シリーズ「人生を導く聖書の言葉」
  出演は 松浦 謙師(大阪教区)

 ラジオ(KBS京都) (月)〜(金)朝5:45 (土)朝5:15
  2月のテーマ「まわり道をしても…」





京都教区サポートセンター 
 
東日本大震災「大船渡支援」献金報告
   12月分 2,120,830円 / 累計 47,423,720円

 
  

※ 2015年4月号の原稿締切り日は 2月25日(水)です。


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