2015/3 No.448
<京都教区時報 2015年3月号目次>

・1 2015年 司教年頭書簡 神の「貧しさ」を生きる パート2  
      
謙遜の恵みを聖霊に祈る(11)

・2 良書紹介  聖書講座シリーズ12


・3 京都教区中学生会 新リーダー募集

・4 大塚司教 3 月のスケジュール

・5 3 月のお知らせ

  



2015年 司教年頭書簡
神の「貧しさ」を生きる パート U


謙遜の恵みを聖霊に祈る(11)
    

 今回、年頭書簡の最後のテーマを理解しようと試みる理由を説明したい。そのためには、年頭書簡の全体の構造を把握する必要がある。
   先ず、タイトルだけを抜き書きにしてみる。
序文、教皇フランシスコの呼びかけ
 @ 貧しさの中で神により頼む
 A 自分の無力さに気づく
 B 自分を正当化しない
 C 貧しくなったキリストの豊かさに学ぶ
 D 見えない霊的な豊かさを分かち合う
 E より多く欲することをやめる
 F 受けるより与える
 G 不安を受けとめて生きる
 H 貧しい人のために生きる信仰
 I 他者と貧しさの中で一致する
 J 謙遜の恵みを聖霊に祈る
結び、マリアの模範と保護に委ねるとある。
 

これを私なりに分析してみると、次のようになる。
 先ず、@「貧しさ」と「神への信頼」 J「謙遜の恵み」と「聖霊に委ねる」が対応する。
 次に、軸となるのがDとC。神の貧しさとは、霊(神)の豊かさD即ち、キリストの豊かさCである。

 この神(父と子と聖霊)の豊かさを源泉として、自分に関する貧しさAB。
神に対する精神的貧しさEFG。

他者が隣人となる関わり(特に貧しい人の隣人となる事によって表される)貧しさHIとなる。
 こうして、「精神的、霊的貧しさ」という視点に立って「神の貧しさに生きる」とは、どういうことかを明らかにされていく。

 さて、このような分析がゆるされるなら、先の「貧しさの中で神により頼む」ということのもう一つの意味が、明らかにされる。それは「謙遜な聖霊への委ね」である。
 この場合、神の前における「貧しさ」と「謙遜」は、ほとんど同意であり「神により頼む」とは「聖霊に委ねる」ことに、他ならない。
  次に「貧しさや謙遜」に「神や聖霊の働き」がどうであるかを考えてみよう(これは今年の年頭書簡の一貫するテーマと思われる)。それは、聖霊(神の働き)が人間を貧しく謙遜にさせるのか、それとも聖霊(の充満)は貧しく謙遜な人に報い、実りとして、与えられるものなのかという問いである(年頭書簡は聖霊の働きを貧しく謙遜な人への報い、実りとして見ているようである)。しかし、この真理を最後にもって来ると「貧しさの中で神により頼む」ことを可能にさせるのは、神の霊(神の計画(はからい))にあることに気付く、神は召された人(義とされた人、ご自分のものとされた人)を貧しくする。そして、そこで(貧しさの中で)「何が人を生かすのか」「神に生かされるとは何なのか」「誰があなたの真の唯一の神であり、主であるか」を知らせる。それを教えるのが、あの「荒れ野の試み」である。 ここでは、このメッセージのポイントだけを指摘する。聖霊がイエスを荒れ野に押しやった。砂漠は、人が自分の無であること(貧しさの極み)を体験する場。そして、人が裸で神と対面(出会う)する場となる。その対面の中で人には三つのテストが待っている。
「パンと富の誘惑」「力と権力による支配の誘惑」「偶像崇拝の誘惑」と呼ばれるものである。この三つの問い(テスト)は「塵にしかすぎなかった」アダム(人間)に問われる、神との関係を決定づける本質的な問いである。ここにこそ「神は全て」「人間は無(塵)」つまり「神の豊かさ」と「人間の貧しさの出会いの本質が語られる。そして、人間の「貧しさ」の本当の意味を知らせ、人間は神の息吹がなければ塵にすぎないという、人間の本質が現われて来る。即ち、人間はその「貧しさ」と「謙遜」さの極みにおいて、神の命と霊に出会う。
(村上 透磨)





   良書紹介

         聖書講座シリーズ 10,11,12      
   
聖書講座シリーズ12

 「信仰に生きる−典礼暦に沿って−」 

 本書は、2012年に開催された、京都司教区聖書講座の12講座から7講座を抜粋したものです。
 
 信仰生活にとって典礼暦は不可欠です。教会の年間の典礼暦をたどることで、わたしたちはイエスの生涯の歩みの中に入り、神と出会い、救いの歴史に触れることができます。本書は、典礼暦に沿って聖書を読むことを通して、わたしたちの信仰生活の助けになることでしょう。

 大塚司教は、その「すすめのことば」の中で「典礼において、神はご自分の民に語りかけられ、わたしたちは祈りで神に応えます。典礼によってわたしたちの信仰は養われ、神の恵みをいっそう豊かに受けるようにされます。」と書いておられます。

 神の命のみことばは、ミサの典礼を中心にして、生かし続けて来たとも言えます。実に私たちが手にする聖書のことばは、主に典礼を通じて伝えられ、書き残されたと言っても、過言ではないでしょうか。
   
・ 待降節         (澤田 豊成)
・ 主の降誕と公現    (奥村  豊)
・ 四旬節         (鈴木 信一)
・ 主の復活        (北村 善朗)
・ 聖霊降臨と三位一体 (英 隆一朗)
・ キリストの聖体     (白浜  満)
・ 王であるキリスト    (一場  修)

 
聖書講座シリーズ11
 「出会いと回心−神に還る−」

「神に出会う」ことはすべての人間の根本的望みですが、人間が神との出会いを求める以上に、神ご自身が常に主導権を取られ、わたしたち一人一人との出会いに飢え乾いておられます。そして、わたしたちの人生は、神から出て、神に還っていくものに他なりません。本書は2011年聖書講座の7つの講話を編集したものです。本書の中から、神から呼ばれた人がどのように神と出会い、神とのかかわりを深め、神へと還っていったかを学び、味わうことができると思います。わたしたち自身が神との出会いを深め、神へと還る回心の歩みを黙想するのに最適の本です。


・ アブラハムとヤコブ (白浜  満)
・ モーセ         (英 驤齪N)
・ イザヤとエレミヤ   (西  経一)
・ マリアとヨセフ     (北村 善朗)
・ ペトロとパウロ     (澤田 豊成)
・ マルタとマリアとラザロ (鈴木 信一)
・ イエス・キリストご自身 (中川 博道)

 
聖書講座シリーズ10

 「キリストの祭司職へ−招かれているわたしたち−」

 この講座は、第2バチカン公会議開催50周年を記念してもうけられた「司祭年」に行った聖書講座シリーズからのものです。本書の紹介文として「全てのキリスト者に委ねられた福音宣教の使命」と「私たち全ての信徒・司祭に委ねられた、キリストの祭司職をよくよく理解するため」そして、全てのキリスト者の召命発見のための必読書であります。先に紹介した、聖書講座シリーズ12「信仰に生きる 典礼暦に沿って」と合わせて読むことをお勧めします。
   
・ キリストの祭司職   (北村 善朗)
・ 神の民の祭司職    (鈴木 信一)
・ 信徒の祭司職     (奥村  豊)
・ みことばと祭司職   (中川 博道)
・ 共同体と祭司職    (英 隆一朗)
・ 神の民を聖化する司祭 (白浜  満)
・ 牧者である司祭    (澤田 豊成 )


京都司教区聖書委員会
     京都司教区司祭 村上 透磨
TEL 075(211)3484(月)(水)(木)

発行所 サンパウロ
TEL 075(256)9678




   
     京都教区中学生会 新リーダー募集
               河原町教会 橋本 仁子



 京都教区の青少年委員会では、年に2回「京都教区中学生会」が企画されています。内容は、春と冬に1泊〜2泊で行う合宿なのですが、青年センターからそのイベントを企画・運営するメンバーを毎回輩出し、リーダーとして活躍しています。今青年センターでは、リーダーとして活動してくれる青年を大募集しています!
 リーダーの年齢層は、大学1年生から自分は青年だ!と思う方まで(決まり文句。笑)

 合宿は中学1年生から3年生を対象にしたもので、毎回テーマを決め、それに沿った分かち合いや、皆で交流するレクリエーション、遠足、冬には3年生の卒業式など、わいわい楽しく、時には真剣に活動しています。
 子供が好きな方、同年代の仲間を作りたい方、最近なかなか教会に行けてないな〜という青年の方、熱意さえあればいつでも歓迎です!皆で一緒に素敵な思い出を作りましょう♪
気になった方は、青年センターまでお問い合わせください!待ってます!
京都カトリック青年センター
seinen@kyoto.catholic.jp
http://www.kyoto.catholic.jp/seinen/
Tel:075-414-6239 Fax:075-414-6249


 
   

    大塚司教 3 月
のスケジュール




1日(日) 10:00奈良ブロック司教訪問(御所)
2日(月) 9:30 セントヨゼフ女子学園 高等学校 卒業式
3日(火) 10:00 長岡幼稚園感謝の祈り (河原町)
5日(木) 10:00 中央協 常任司教委員会
6日(金) 10:00 精華聖マリア幼稚園 新園舎 祝福 竣工式
7日(土) 10:00 京都ノートルダム女子大学 卒業式
       14:00 アンノ 菅原友明 司祭叙階式 (河原町)

8日(日) 10:00 京丹ブロック司教訪問 (丹波・亀岡聖堂)
9日(月) 13:30 メリノール女学院理事会
10日(火) 14:00 (学法)滋賀カトリック学園 理事会(大津)
11日(水) 14:00 (学法)カトリック京都学園・京都南カトリック学園 理事会
12日(木) 10:00 司教顧問会
13日(金) 10:00 京都聖母学院小学校 卒業式
14日(土) 10:00 ノートルダム学院小学校 卒業式

15日(日) 10:30 河原町教会 ミサ
          ガブリエル 大塚乾隆 祭壇奉仕者選任式
16日(月)-17日(火) 日本の信徒発見150周年ミサ(長崎)
18日(水) 14:00 (社福) カトリック京都司教区 カリタス会 理事会
19日(木)-28日(土) 日本司教団 アドリミナ聖座訪問(ローマ)

30日(月)‐1日(水) 侍者合宿
30日(月)15:00 教区保育者研修会 ミサ
31日(火)10:30 聖パウロ幼稚園 祝別・竣工式







  3 月のお知らせ    



 お知らせ

   ヨゼフ・マリア 村上眞理雄師
    司祭叙階六十周年 感謝ミサ
    2015年4月19日(日) 午前10時30分
    カトリック河原町教会


 
《 教 区 》

聖書委員会/Tel.075(211)3484 (月)(水)(木)
 よく分かる聖書の学び(ヨハネ福音書を読む)
  日 時:25日(水) 10:30
  講 師:北村 善朗師/参加費:300円
  会 場: 河原町教会ヴィリオンホール



《修道会》
聖ドミニコ女子修道会
(京都修道院)
    Tel.075(231)2017 Fax.(222)2573
 みことばを聴こう!
  日 時:15日(日) 14:00〜16:30
  テーマ:共に生きる
  指 導:Sr.中里郁子(聖ドミニコ女子修道会)
  対 象:青年男女/会 費:300円(茶菓子代)
  申 込:3月9日(月)まで

 ロザリオを共に祈る会
 日 時:20日(金) 10:30〜12:00

男子カルメル修道会(宇治修道院)
    Tel.0774(32)7016 Fax.(32)7457
 キリスト教霊的同伴(松田 浩一 師)
  日 時:6日(金) 20:00〜7日(土)15:00
  参加費:6,500円

 アヴィラの聖テレジア生誕500年記念講演会
  日 時:21日(土) 14:00
  講 師:マキシミリアノ師(テレジア専門家)
  参加費:無料
  会 場:河原町教会ヴィリオンホール

 アヴィラの聖テレジア生誕500年記念ミサ
  日 時:28(土) 10:00
  場 所:宇治カルメル会修道院聖堂
《諸団体》

望洋庵 Tel.075(366)8337
 冬季青年のための聖書講座
  日 時:5日(木)/19日(木)19:00〜21:00
  講 師:溝部 脩 司教
  テーマ:ルカによる福音書を読む
  対 象:青年男女/参加費:300円(食事代含)
  会 場:望洋庵(西陣教会内)

京都カトリック混声合唱団
  練習 8日(日) 14:00 /28日(土) 18:00ミサ奉仕後
      29日(日) 14:00 カトリック会館6階

ーロ・チェレステ(女声コーラス)
  練習 12日(木) /26日(木) 10:00
   カトリック会館6階

聴覚障がい者の会
 「聖書と典礼」の手話表現学習会
  17日(火) 13:00    カトリック会館6階

心のともしび 番組案内 
 テレビ(衛星.CATV)スカイAスポーツプラス
  毎週土曜日 朝7:45
  シリーズ「人生を導く聖書の言葉」
  出演は 松浦 謙師(大阪教区)

 ラジオ(KBS京都) (月)〜(金)朝5:45 (土)朝5:15
  3月のテーマ「古い自分を捨てる」



京都済州姉妹教区交流10周年記念 聖地巡礼
         
参加者募集

大塚司教と行く済州教区「聖母の祈りの夜」行事参加と聖地巡礼の旅

毎年開催されている巡礼の旅を今年度は「京都済州姉妹教区交流10周年記念」
行事として、下記の日程で実施します。皆さまのご参加をお待ちしています。

               記

   日  程: 2015年5月20日(水)〜23日(土)
   団  長: 大塚喜直司教
   同行司祭: キム・テジョン神父
   旅行代金: 12万円(予定)
   申込締切: 4月20日(月)
   問合わせ: 京都教区本部事務局(担当:塚本)
          TEL. 075-211-3025 FAX.075-211-3041
郵送または、FAXにて、住所・電話番号・所属教会を
          明記の上、お申込みください。

 
  

※ 2015年5月号の原稿締切り日は 3月25日(水)です。


トップ(目次)に戻る