一年をふり返って

 私は来年度も四年生として聖母に残ることに決めました。去年の今ごろはまだ聖母にも来ていなくて、これから一年どうやって過ごそうかとそんな事を考えていました。ただ中学ではうまくいかなかったけれど、高校へ行ったらまた新しい自分になってがんばったらいいと思っていました。
 今はこう思っていた自分が遠い昔のことのように思います。このころは自分について考える事なんて、全然しようとしていませんでした。私は初めは溶けこもうとするけれど、だんだんついていけなくなってしまい、ある時、突然やめてしまうという事がたくさんあったと思います。人との関係もそうですし、クラブが嫌になった時も、こんな風に突然投げ出してしまって、やっぱり無理だったなと思っていました。その時の自分は、本当に気持ちがふらふらしていたなと思います。

 聖母に通うようになって、先生との面談をしていくうちに少しずつ自分を見つめるということを知りました。学校へ自転車で行こうと思ったり、そういう気持ちの変化もありました。今までで一番自分の気持ちが変化していく事に気付いたと思います。
 面談をしている時に先生が言った「不登校をまじめに生きる」という言葉が心に残っています。去年の十月ぐらいまでは、四月に高校へ行くと思っていたけれど、だんだんもっと聖母に通いたいと思う気持ちが出てきました。学校へ戻ることだけにこだわらないで、もっと先生の言われた事がどういう事か知りたいなと思いました。四年生をしたいと言った時、こうやって自分の気持ちを伝えることの大切さが分かりました。

 私は学校へ行かなくなってからもテストを受けに行ったり出来るだけ外に出かけたりしていたけれど、それは、私が自分のためにやろうと思ってしたことじゃありません。ただ私もいやだ、したくないとは言わなかったし、今は素直にそういう気持ちを伝えたらよかったなと思います。思ったこととか、自分の素直な気持ちとかを言えるようになりたいです。私はずっと一人の方がいいと思っていました。でも自分は聖母のみんなや先生達に助けられたところがたくさんあると思います。今はその助けを素直に受け取っていけるような気がします。そして私も自分を見つめていく努力をしようと思いました。


(2002.3.23聖母の小さな学校 文集 「自分をみつめて」から)