1994/11 No.204

京都教区時報11月号

・来て、見てください

・アジア体験学習

・フランシス神父・マイケルさん訪日記

・インファンタにいって

・シリーズ・20xx年の京都教区

・教区中学生広島体験学習感想文

・あんてな

・行事、教区スケジュール、お知らせなど


来て、見てください

 私は日本へ行くたびに「何かできることはありませんか?」と聞かれます。
私はいつも「来て、見てください」と言います。

私がなにかを求めてもらうだけなら、私たちの関係はそれで終わりです。パートナーではありません。
私が君たちにしてほしいことは、インファンタのことを想っていてくれることです。

インファンタに行った君たちならわかるでしょう。
どんなものが必要か見たでしょう。
だから、私たちはパートナーになっているのです。

来て、見て、何かを感じる。これが体験学習です。
私は喜んでそのお手伝いをします。
 
カトリックアジア体験学習 インファンタ教区 フランシス神父のお話しから

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アジア体験学習

 *カトリックアジア体験学習’1994

 今年も、カトリックアジア体験学習として、5名の青年と1名の司祭をフィリピンのインファンタ教区に派遣しました。その報告とあわせてアジア体験学習についてご紹介させていただきます。

*アジア体験学習とは

 1981年、当時の教理センターの所長、松本三朗師がフィリピンでの体験や交流をもとに、青年を対象としたワークキャンプを始められました。その趣旨は、観光旅行でも援助活動でもなく、青年たちが人とのふれあいを通して自分を変えてゆくための「エキスポージャー(自分を晒す体験)」でした。以来14年間、フィリピンのインファンタ(ルソン島東岸)を中心に、全国各地から200名以上の青年を派遣してきました。

 現地ではインファンタ教区のフランシス・ルカス神父が教会のスタッフたちと迎えてくださいます。農場での体験実習やホームステイ、遊びのプログラムまで用意して青年たちを待っていてくださいます。
 現在はカトリックアジア体験学習実行委員会(京都教区青少年委員会傘下)が主催し、オヘール神父と柳本神父、大阪教区の石井神父が担当司祭です。

*ICDAIについて

 アジア体験学習と切り離すことができないものがこのICDAI(インファンタ共同体開発運営団体)です。1967年、インファンタ教区のラバイエン司教の協力の下、イエズス会のエルキスト・モンドネド神父によって始められました。現在はフランシス・ルカス神父とブラザー、現地の人々によって運営されています。その目的はインファンタ教区を中心とした地域の自立です。キリスト教精神を基盤に、農民の組織づくり、共同組合づくり、栄養改善と保険計画など具体的な活動が行われています。

 アジア体験学習に参加した青年たちはICDAIフ実験農場で農作業を体験したり、農業技術開発のための取り組みを見学したりします。体験学習に行ったOBの青年たちの中からICDAIを支援するグループも生まれています。

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フランシス神父・マイケルさん訪日記

 フィリピン、インファンタ教区のフランシス神父様が2年ぶりに今年8月30日、第14回参加者とともに、またインファンタで参加者のおせわをしてくださっているマイケルさんもやっとビザが取れて来日されました。

 毎年アジア体験学習実行委員会では、インファンタとの交流のため、インファンタの方約2〜3名を迎えたいと考えていますが、フィリピンでは日本に来るためにはビザが必要で、なかなか一般の人は取得が難しい状況にあり、毎年インファンタの方をお迎えすることができない状況です。

 フランシス神父様の訪日は、いつも突然で今回も急に決まり、スタッフはもうあたふた。しかし、体験学習のOBの連携プレーにより、神父様が来ると聞くや否や、大阪、奈良、京都からOB数名が伊丹空港に駆けつけ、約2時間待ち(空港に来られた方ぞ知る)の午後9時30分すぎにやっと迎えることができました。しかし、今年の参加者の笑顔、フランシス神父様、マイケルさんに会うと待たされたことも忘れ、再会を喜び合いました。フランシス神父様は、昨年胆嚢手術をされ体調をくずされていましたが、もうそんな様子もなく元気になられていました。 

 今回の滞在は9月5日までのほんの1週間、それも半分は東京、半分は奈良でたいへん短くまたハードなものでした。
 突然の訪日ではありますが、やはり体験学習に参加したOBたちは、時間をとって神父様に会いにやってきます。そしてスケジュールだてなど、協力し合える仲間=共同体だと思います。東京、奈良での集まりにもたくさんのOBがかけつけ懐かしい顔ぶれが揃い自分たちの近況を報告しあいました。

 OBたちの多くは一人一人インファンタでの体験を通して一般社会では得られない価値あるものを得ていると確信しています。それは、インファンタの人々、参加したメンバーとの出会いによってです。フランシス神父様も私たちに「この14年間インファンタ共同体と、日本の青年との関わりを持つことができ、一人一人が今、どう変わっているのかを知っています。それはただ一回限りの出会いではなくこれからもずっと友人としてのつながりであり、私たちはそれを大切にしていきたい」。そのようにおっしゃっていました。

 第3世界への援助が叫ばれる中、私たちアジア体験学習とインファンタとの関係は、援助していくことも大切ではありますが、それよりもお互いキリストにおける共同体としての、兄弟姉妹としての深いつながりを大切にしていきたいと考えています。
 最後に、宿泊施設については中央協議会の方々に大変お世話になりありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

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インファンタにいって

 *笑顔に出会いたい

 なぜ、私がフィリピンに行きたかったのか。それは、子供の笑顔に会いたかったからだ。私の姉は4年前に、フィリピンのスモーキーマウンテンに訪れた。そのときの写真を見た私は、子供の笑顔に引かれてしまった。スモーキーマウンテンといえば貧しい人々が、ごみ捨て場にバロック小屋をたてて住んでいる所である。貧しいといえば、辛く暗いイメージばかりだが、写真に写る彼等の笑顔は明るさにあふれていた。私は、本当に恵まれ、食べることに不自由を感じたことはない。なのに必ずしも生きていることに幸せであるとは思えなかった。だから、貧しいにもかかわらず、純粋な明るい笑顔をしている彼等にとても引かれたのである。だから、このアジア体験の知らせを聞いたとき、行こうと思ったのである。

*日本にないものを

 とはいうものの、初めての海外旅行である。いつ病気や事故に遭うかわからない。しかもスケジュールを把握していない。英語はしゃべれない。期待よりも不安を抱きながら出発した。マニラに着いたときはっきり言って怖かった。あふれんばかりの車と人。外国企業の宣伝用の色とりどりのネオン。大きな建物の間にごちゃごちゃとたつバラック小屋。外国文化にそめられていき、広がっていく貧富の差をまざまざと見せつけるそんな街だった。日本とあまり変わらない空気がそこにはあった。だから、私の求めるものはここに無いと思ってしまった。今思えば、その現実もしっかり見るべきだったと思う。私はただ日本に無いものだけをこの旅行に求めていたのかもしれない。そのためだったのだろうかインファンタに着いたときこれだと思った。

*体験と信仰

 インファンタで子供達の笑顔にあったとき、来てよかったとつくづく思った。でもそれ以上に私はいろんなものを得た。とくにホームステイでは、その土地の人々の生活を実際に体験することができた。そこでの生活はいつものんびりとしていて、人々はいつも明るかった。だれもが、知り合いで、何かあると皆集まってくるのだ。日本で忘れられていく人々の交流を見た気がした。頭ではなく、体験するということによって、彼等の笑顔のそこに流れる信仰というものを感じた。

*支え合うこと

 人は独りでは生きと行けない。だから支え合って生きていく。彼等は言った「私たちの生活は貧しいが、皆幸せだ。」と。貧しくても神様が自分たちを守って下さる。という自信にも似た彼等の信仰をもった生活は、私に新しい風を吹き込んだのである。彼等と共に過ごした日々は忘れられないものとなった。小さな幸せに感謝する純粋な心と、つまらないプライドに負けない強さと明るさ。私が持っていないいろいろな考え方を、私は学び、感じとることができた。そして何よりもこのインファンタに家族と友達を作れた。この体験が今後の私に何をもたらすかは分からない。でも、彼等の笑顔は私の中に、いつまでも残り、これからの私のエネルギーとなることだろう。
 そして最後に、この体験ができたこととに感謝し、この体験に関わって下さった方々と、4人のメンバーとスティーブ神父様にお礼申し上げたい。そして、またインファンタに行けることを願っている。(N・H)

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シリーズ・20xx年の京都教区

京都教区青少年委員会担当司祭有志によるたたき台です。将来の京都教区を担当するものとして、教区の将来に対して危機を感じ、また、いきいきとした宣教共同体を積極的につくっていくために以下の文章を作成しました。

20XX年にむけての京都教区の取り組みのための一試案

 1981年に宣言された「教区ビジョン」を見直し、NICEの精神をいかして、教区の今後について、10年後、20年後の方針を立て、今から始めなければならない。

[宣教共同体としての教会共同体の養成]
 現在の小教区が本当の共同体となっているか、教会共同体のあり方を根本的に見直す必要がある。
 共同体のお互いが、お互いのために、そして、教会の外に向かって気を配り、愛の実践を行えるような共同体づくり、雰囲気づくりが求められる。

[司祭の役割の見直し]
 司祭数の減少を迎える今後は、「司祭しかできない」役割というものを見直す必要がある。信徒ができることは、適切な指導をした上で、積極的にまかせていくべきである。
 司祭は典礼の司式をするだけでなく、共同体をまとめ、共同体の中に聖霊が働くように識別する役割がある。
 教会共同体の主体は司祭ではなく、信徒であることを司祭は理解し、受け入れることが大切である。
 秘跡のうち、感謝の祭儀、ゆるし、病者の塗油、(叙階、堅信)は、司祭に固有である。しかし、これらをすべて司祭が独占するのではなく、できるところを信徒にゆだねていく。
一、洗礼、みことばの祭儀→信徒にゆだねる。(そのための準備に必要な教話も、信徒に任せていく)
一、堅信、叙階→司教に固有。今後は、ブロック毎の合同堅信式を考える。また、堅信は成年になる頃に授ける事を考え、その際、青年に対して、堅信準備と共に、信徒としての再養成の機会とする。
一、ゆるし、病者の塗油→司祭に固有だが、聖体による罪の赦しを強調できないか。

 司祭がその固有の役割を放棄するのではなく、信徒が自主的かつ中心的に教会運営に関わる事ができるように、司祭は配慮すべきであろうし、将来的な司祭減少も考えながら、信徒の協力を仰ぐ必要がある。

[教区運営と経済的基盤]
 信徒数が少ない小教区においては、建物の維持、管理などが負担になってきているし、新築、改築することも困難である。そこで、小教区ごとに会計を持ち、管理するのではなく、教区一括とし、その資金運用の中で、司祭の給与、建物の維持、管理をするのが得策ではなかろうか。
 今後は新築、改築にあたって、不必要な規模、装飾を行わないようにすべきである。
 教区運営に中心的存在として、信徒に参加していただく時に、ボランティアとしてではなく、社会的にも十分な給与を支払う事を前提とする。当然、そのために必要な財政基盤を確立する必要がある。
 経済問題評議会に信徒を加える。
 宣教司牧評議会の権限を高め、信徒・修道者・司祭の合議機関とする。(例えば、教区代表者会議)

[将来的に考えられる教会の役割分担と必要な養成コース]
*信徒の基礎的な養成のために大前提となるもの・信徒使徒職養成講座「基礎コース」・聖書講座
*小教区運営グループ(壮年・婦人・青年)・信徒使徒職養成講座「基礎コース」
*典礼奉仕者グループ(朗読者、聖歌担当者など)F信徒使徒職養成講座「典礼コース1」
*典礼奉仕者グループ(特別聖体奉仕者、通夜・葬儀司式者)F信徒使徒職養成講座「典礼コース2」・特別聖体奉仕者学習会
*病人訪問グループF信徒使徒職養成講座「病人司牧コース」
*要理教育、教会学校グループF教会学校教師会・信徒生涯養成担当者講習
*小教区管理者(小教区共同体のまとめ役・教会の管理など)F信徒使徒職養成講座「基礎コース」・小教区管理者講習会
*小教区会計(場合に因っては教区一括会計)F教会会計講習会
*教会事務グループ(台帳管理、受付など)F教会事務講習会
*建物維持管理グループF建物維持管理講習会・改築、新築に対する教区の指針も必要
*広報担当グループ(教会報担当者、教区と小教区間の情報交流を円滑にするために奉仕する人々)F教区パソコン通信(ザビエル・ネット)・教区FAX通信等の講習
*祈りのグループ(実際的な奉仕が困難な場合)F信徒使徒職養成講座「祈りのコース」
*共同宣教司牧担当司祭団・永久助祭団F司祭生涯養成(できれば信徒と一緒に)
*結婚式担当??(今後の結婚式のあり方を再検討する必要がある)

[信徒養成の具体的な方法]
 前述した「信徒使徒職養成講座」に信徒・修道者・司祭が積極的に参加することを前提とした上で、小教区が「信徒養成費」「青少年育成費」を計上し、何人かの信徒を専門的な『神学講座』等へと派遣する。
 カトリック研修センターの講座に、小教区が信徒を派遣する。
 「信徒使徒職養成講座」等を随時開催し、信徒の参加を仰ぐ。
 将来的には「信徒使徒職養成講座」のチームを複数作り、各小教区を回る。(一回から数回)その際、養成チームによる、教区を越えた協力体制も必要になると思われる。
 待降節、四旬節の黙想の替わりに、養成コースを組み入れる。
 必要とあれば、各ブロック、地区に養成センターを設置する。
 「信徒が信徒を互いに養成する」または「信徒と共に司祭も養成される」を基本とする。
 そのために、信徒の「信徒養成者チーム」を育てる事が急務。
 当然のことながら、信徒養成に関わる司祭だけでなく、その他の司祭の協力も特に必要。養成コースを終えた信徒が、各小教区で何かを始める時、司祭は不必要にストップをかけないよう配慮すべきである。

[共同宣教司牧]
 上記のとおり、将来的には、小教区共同体の運営を管理体制も含めて、信徒にゆだね、司祭は、共同宣教司牧担当司祭団(複数の司祭が協力する)として関わり、信徒の自主性を育てると同時に、まとめ役、必要な時の助言者(この世的な価値観で暴走しないように)識別者として、小教区共同体運営に参加する。
 司祭は単独で小教区に関わらない。(従来の「一小教区・一主任司祭制度」の再検討)必ず複数で複数の小教区と関わっていく。
 共同宣教司牧を教区として目指すならば、神学生の時から、将来、スムーズに共同司牧ができるような養成が必要。同年代の司祭たちとは共通のヴィジョンを持ち、緊密な協力体制を作る事ができる。場合によっては司祭団として共同生活もできるように。
 上記の案の過渡的な移行措置として、司祭団の協力体制の強化を考える必要がある。例えば、司祭不在時の調整、共同回心式の調整など。各小教区が個別に依頼するのではなく、司祭団として相談し、対処できないか?)
一、共同告白ならば、いくつかの小教区でまとまって行う(個人の回心)。
一、共同体の回心ならば、個人告白を行わず、分かち合いを中心にして、自分たちの共同体にとって足りなかったところを見つめ直す。必要な人には、式の後、個別告白を行う。
 共同宣教司牧人事については、全教区規模で考える。
 共同宣教司牧人事は、小教区の担当のほか、教区の委員会の担当、地域での奉仕、地区の役割の担当も合わせて考慮すべきであり、その旨、任命書にも記入すべきである。
 共同宣教司牧に支障のある小教区(特に修道会)と教区の契約は見直すべきである。

※この取り組みのためには、時間をかけてでも、将来の教会のヴィジョンについて、司祭団として大枠での合意、一致、そして協力が不可欠となる。

 以上は、まだ試案の段階です。教区の今後の取組みについて、信徒・修道者・司祭がそれぞれの場で意見を交換し、話し合っていく必要があります。それそれの場で話し合っていく時、この試案をたたき台として使って下さい。又、話し合った結果を、福音センターの柳本師にお知らせ下さい。今後の取組みのためによりよいものが生れることを期待しています。

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教区中学生広島体験学習感想文

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  広島体験学習に参加して
  大事なことを考え続けたい
      N・J(津教会)
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 僕にとって2回目の体験学習であった今年の夏休みは充実したものになったと思う。去年のなつかしい友達や新しい仲間と共にこの四日間を過ごせた事が一番うれしい事でした。そういうことで、仲間の輪も広げる事が出来、そして親友としての絆もより深いものになったと思いました。

 僕にとって親友というものは、自分の一番大切な宝の一つだと思います。僕の生活を支えてくれるのは、心の中のイエス様と、父・母・兄弟、そして親友だと思います。日常生活で友達とどこかへ行ったりという事がまずない僕にとっては、友達という存在がとても大きな物になっています。熟は一つもとっておらず、家でずっと参考書に打ち込むということも自分ではとても不満になってきます。中学校の授業も一応真面目に取り組んでいますが、それよりもっと熱心にとりくむようになったのが休み時間と部活です。なぜなら、その時間が唯一友達と話し合える時間だからです。

 こんな僕にとって体験学習は広島という大きなもの以外にもっと大きなものがあるということが分かってもらえると思います。さて、広島にある大きなものとは僕にとって何なのでしょうか。日本は、世界で唯一の原爆の降下された国です。ですから、そのための傷跡も想像以上に大きいものです。僕はそれにとてもすごい恐怖感も持ったと共に過去の事実を目の前にしたのです。目の前にした僕は何も言うことができませんでした。

 いろいろな慰霊碑などは僕に何を言おうとしているのか。ヒロシマは何を世界に伝えたいのか。平和とは何なのか。僕はそれについて考えます。悩み続けます。
 しかし、ただ一つ言える事は過去の事実を知り、そしてそれを後の世代へと伝えてゆかなければならないということだと思います。

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  広島で感じたこと
  心の叫びを聞こう
      K・F(横浜教区・国府津教会)
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 8月6日の班での話し合いの時の峠三吉の「返せ」という言葉は今でも印象深い。これは誰に対してなのだろう。アメリカ兵に対してだろうか。アメリカ兵に対してなら、一緒に戦争をした日本兵にはどうだろう。私が考えるには、原子爆弾だとかそういう物ではなく戦争に対して返せと言っているのではないだろうか。戦争のせいで原子爆弾が投下された。考えれば山ほどある。峠三吉の詩は、峠三吉一人の心の中ではないと思う。被爆した人、戦争で家族を失った人々の心の叫びではないのだろうか。人間の人間の世のある限り・・とは、人類というものがこの世にいる限りではないだろうか。平和を平和を・・だって同じ。平和は戦争がないだけではなく、小さなもめごともないようなことと思う。そこまでは人々は無理だろう。峠三吉は、この平和を、自分が被爆する前の元気な時、戦争のない時のことを意味しているのではないだろうか。詩には深い意味がこめられているはずだから、ゆっくり考えてみたい。

 原爆ドームの真正面に立って思ったことだが、私は、「よくがんばったね。つらかっただろうね」と声をかけたくなった。下に落ちているがれきや壁を見ると、心がしめつけられるように(私の場合)恐さを感じた。「あ、あ」の一言は原爆のおそろしさに対してか、原爆ドームの重量感に対してかよくわからない言葉であった。よく、この時代に生まれて幸せだったとか言うけど、単に被爆体験がなくてよかったのだろうか。戦争が今、日本にないからこんなこと言えるのではないだろうか。内戦が続いている国で、こんなこと言えるだろうか。もっと「戦争はただの憎しみを生むもので得になんかならない」という意識を高め、おろかな人間のおろかな戦争を起こさぬよう、一人一人の広い心が問われる時代になったような気がする。

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京都教区中学生会と高校生会報告

 京都教区中学生会と高校生会は、教区全体の人を対象にしてそれぞれ独自に活動しています。
 現在参加者は多くありません。子供の数が全体的に減っている事が原因でしょうが、自分の小教区の行事だけで満足して、他の小教区の人と交流したがらない人も増えていて気になります。みなさんふるって参加して下さい。

 高校生会は、8月17〜19日に、三重の津カトリック研宗館で夏期合宿を行いました。参加者は、男5名、女4名の合計9名でした。テーマは「友だち」で、2班に別れて話し合いをしました。
 2日目、テーマにあったビデオを見ました。合計4時間ほど話し合いました。話し合ったことを班ごとに発表をしたあと研宗館から歩いて30分ほどの所にある海まで行って、花火をしました。盛り上がってきたなぁと、思ったとき、遠くの空でカミナリが鳴り、風も強くなってきたので、早々と引き上げました。
 海から帰ったら、OBの人が来ていて、その夜はトランプをしたり、ゲームをしたり、近所の公園ヘ行ったりして楽しみました。
 3日目、サイン会や握手会、写真撮影をしてみんなそれぞれ家へ帰りました。

 中学生会も、同じ8月17〜19日に、京北町の鶴野ハウスにおいて、夏の合宿を行いました。「緑と遊ぼう」をテーマにした今回の合宿に打って付けの場所でした。参加者は、男7名女9名の合計16名でした。
 今回はテーマでもわかるように自然の中で遊ぶことを中心にしました。例えば、川で泳いだり、ハイキングをしたり、夜にはきもだめしもしました。また遊ぶだけではなく、環境問題などを話し合い発表もしましたし、牛乳パックからハガキを作り、友達に送ったりもしました。食事準備も各担当を決め、自炊しました。少しは食事を用意してくれる人の苦労がわかったのではないでしょうか。普段はできないようなことができてよかったのではないかと思います。
(土)19時より、ティーパーティーを予定しています。

 
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行事、教区スケジュール、お知らせなど

◎西院カトリック会館行事
問合せ・075ー822ー7123福音センター
▽柳本神父の雑学講座「七福神」 9日10時半〜
▽中川師の聖書講座(創世記) 24日14時〜16時 費用五百円
▽おてんとさんの会 毎週火曜日13時〜16時半 お茶代百円
▽Srアスンタの書道教室 毎週金曜日14時〜16時 月謝2千円
▽カトリック聴覚障害者の会手話教室 火曜クラス10時半〜12時 木曜クラス〜聖書研究と手話の勉強19時半〜

◎河原町カトリック会館行事(未記載は6階ホール)
▽宣教司牧評事務局会議 4日
▽カナの会結婚相談室及び集い 6日13時半〜15時
▽南信協婦人部集会 10日
▽アムネスティ集会 12日
▽一万匹の蟻 16日19時〜
▽Srドローレスの聖書講座 25日10時半〜12時
▽キリシタン研究会 27日
▽京都マック運営委員会 28日10時 5階

◎京都南部地区の行事
▽一般追悼ミサ 2日18時半 河原町教会
▽京都ウォーカソン 3日 河原町教会出発
▽インターナショナルフェスタ 3日 信愛幼稚園
▽バザー 3日 聖マリア養護学校
▽バザー 6日 小山教会
▽バザー 6日10時半 宇治教会
▽あさぎり会(御老人の会) 9日10時半 宇治教会
▽南信協婦人部追悼ミサ 10日 河原町教会
▽信睦二金会 11日 西陣教会
▽希望の家バザー 13日
▽学園関係者物故者追悼ミサ 17日 洛星中高等学校
▽親交会例会 20日14時 衣笠教会
▽糠みその会 24日 九条教会
黙想会 24〜25日 河原町教会
▽聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会京都中央理事会 第4日曜日13時〜 河原町教会
▽聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会河原町協議会 第2日曜日13時〜第3金曜日19時〜 河原町教会
▽京都JOC(働く人の家)の行事 ティーパーティー 16日20時〜 電075ー672ー6569

教区スケジュール

11月
1〜9日WCRP4に田中司教出席(イタリア)
5日(土)特別聖体奉仕者学習会(西院会館)
5〜6日召命促進青年黙想会(唐崎ノートルダム)
6日(日)衣笠墓地・大日山墓地合同墓参
10〜13日田中司教トルコ訪問
13日(日)七・五・三祝福
14〜25日田中司教聖地巡礼
17日(木)京都南部及び教区司祭月例会(河原町会館)
20日(日)教区一斉京都教区創立記念ミサ・アジア交流の日

[変更]
12月1日(木)司祭評議会
12月9日(金)司教顧問会

お知らせ

◎聖書週間行事
▽聖書講演会
日時・19日14時〜16時
場所・三重県研宗館
日時・20日13時半〜16時
場所・河原町会館
講師・石川師(サレジオ会司祭)
テーマ・“第1コリント13章(愛の賛歌)を読む”
会費・五百円
持参品:聖書(新・旧約)
主催・京都教区聖書使徒職委員会
問合せ:津教会 0592ー28ー2580
福音センター 075ー822ー7123
▽みことば書道・絵画展 12〜23日 西院会館

▽信徒使徒職養成コースの案内
第100回コミュニケーションコース
日時・26日(土)〜27日(日)
場所・西院会館 費用・1万円

▽部落問題委員会学習会
テーマ・差別を解く
日時・19日(土)19時〜21時
場所・河原町会館6階
講師・灘本昌久(京都産業大学)

◎滋賀地区の行事
▽びわこウォーカソン 23日

◎京都北部地区の行事
▽バザー 3日10時半〜13時 峰山教会
▽バザー 23日11時〜14時 網野教会

◎三重地区の行事
▽今日福音を生きるために第5回「寄留者の権利と尊厳」
日時・26日(土)14時〜
場所・三重県カトリック研宗館
参加費・五百円(中高生無料)
講師・本田哲郎師
正義と平和三重県連絡会
津教会正義と平和委員会共催
問合せ・宮西 0592ー24ー0549
▽バス旅行(外国人と共に) 13日 津教会
▽チャペル・コンサート アンサンブル・エクレジア 27日19時 津教会

◎奈良地区の行事
▽キリシタン流配者慰霊碑の記念ミサ 3日13時 大和郡山教会
▽バザー 6日 大和郡山
▽バザー 6日 老人ホームサンタマリア
▽マリッジ・エン・カウンター 11〜13日 善きサマリア人修道院
▽バザー 13日 大和高田教会
▽奈良県カトリック大会 20日14時〜16時半 登美ヶ丘教会

▽ボランティア養成基礎講座第6回「ボランティア活動の種類」
講師・広岡洋子
日時・24日19時半〜21時
場所・奈良教会
連絡先・西原 0742ー71ー6031

◎その他
▽「一万匹の蟻運動」基金報告
累計6、991、530円
加入者 720名
(9月19日現在)
▽編集部よりお知らせ
 7月号に掲載の「疎水」の記事に関して。当時まだ在日韓国・朝鮮人は余り多くありませんでした。従って、文中より「在日韓国・朝鮮人」を省きたい旨執筆者の西野師よりおことわりがきています。
 1月号は年間予定表の特別号になります。掲載を希望する行事の情報を11月30日までにお願いします。

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