2000/6 No.271

京都教区時報6月号

・回心への深い望みと聖性への真のあこがれ

・京都教区巡礼指定地紹介〈その5〉

・集会司式者二百一四名、聖体奉仕者百五十名

・主の日を祝う―聖体奉仕者学習会

・「和解」の恵みを求めるアジア/オセアニアの女性たち〜「いのち」の世紀をめざして

・高齢司祭・修道者の家「カトリック仁豊野ヴィラ」がこのほど完成

・よりよき宣教共同体となるために(9)

・ドキュメンタリー映画「愛の鉄道」の紹介

・お知らせ

・大塚司教の6月のスケジュール

・今年の LOOK AT ME 京都北部について


回心への深い望みと聖性への真のあこがれ

 「かいしん」という言葉を聞いてどんな字を想像しますか。

 開心─心を開く。でも何に向かって。改心─心を改める。どんな心から。改新─何を新たに。回心─「から」の回心と「へ」の回心。悪や罪「から」だけでなく、「善」や「神」への絶え間ない歩み。

 では何を罪と言うのでしょう。
自分の輝きに惚れ込むこと。自分や他の輝きを見つめすぎて、神から目をそらすこと。自分が神のようだと思うこと。エゴイズム。

 では何が私たちの中で偶像となっているのでしょうか。欲望や貪欲、富や力の偶像。罪や悪がつくりだす偶像。それだけではなく、徳や聖性や自分の栄光が偶像になることもあるでしょう。

「かいしん」は神への謙虚な心に立ち帰ること。忘れてならないことは、神がアイノタメ、罪人に走り寄り、抱きしめて下さること。

(写真は巡礼指定地の伊勢教会聖堂正面です)

 戻る



京都教区巡礼指定地紹介<その6>

今月の巡礼指定地の紹介は、
 三重県の伊勢教会です。

1 教会の所在地

 伊勢教会はその名が示すとおり、伊勢市に所在しています。伊勢といえば江戸時代から「お伊勢参り」として有名で、そのお参りの先は伊勢神宮、つまり内宮と外宮のことです。伊勢は日本古来の宗教「神道」の地であり、別名を神都とも呼ばれています。このことは生活文化にも色濃く影響し、神宮の周辺では高い建物を建てることは不敬とされていますし、市内の寺院も鐘は鳴らさず鐘楼も持たないといわれています。

 このような特殊な環境の伊勢市の、しかも中心地に伊勢教会は建っています。教会の正面には伊勢市役所、商工会議所、税務署があり、教会と同じ側には裁判所、法務局、職業安定所が並んでいて、まさに官庁街の中心に教会は位置しています。しかも教会の敷地は広大で、草地と木立が美しく、聖堂は小高い丘の上にあり、あたりには伝道館、司祭館、売店、マリア保育園が点在しています。また聖堂の後には大きな十字架を擁したアンジェラスの鐘の塔が官庁街を見下ろすように立っています。この十字架は周辺からよく見えますので、巡礼の際のよい目印になると思います。

2 教会の守護聖人

 当教会は日本二十六聖人殉教者の一人、伊勢地方出身の聖トマス小崎を守護の聖人としています。
 関白秀吉の切支丹禁止令によって、一五九七年に二十六人のキリスト者が長崎で十字架の刑に処せられました。この日本における殉教の始まりは、世界の人々の心を強く打ち、一八六二年ローマ教皇ピオ九世によって聖人の位に上げられました。その中の一人に当時十五歳の少年聖トマス小崎がおりました。父は弓矢師で聖ミカエル小崎(二十六聖人)と言い、その子息として共に京都で修道院建設の仕事に携わっておりました。そのかたわら、教理の勉強をし、その進歩と修徳は目覚ましく、立派な説教師になり得る資質を有していたと言われています。後に大阪の修道院で従僕となり、一五九六年に修道士と共に京都に行き、そこで捕えられました。長崎に送られる旅の途中、広島で母モニカに宛て、実に感動的な遺書を記しています。

「母上様、聖主のお恵みに助けられながらこの手紙を書いています。私たちは長崎で十字架につけられることになっています。どうか私のことも、父上のことも何ひとつ心配なさらないでください。パライソ(天国)で母上様のおいでをお待ち申しています。
母上様、臨終の時に、たとえ神父様がいらっしゃらなくても、心の底から罪を痛悔し、イエズス様のお恵みをお願いすれば、救いを全うすることができます。人からどんなことをされようとも忍耐し、すべての人に愛をお示しください。また、二人の弟を異教徒の手にゆだねることがないように、大切に育ててください。」
わずか十五歳であった少年の信仰の真心あふれるこの遺書は多くの人の心を打ってやみません。伊勢教会では丘の上に御像を建て、大切にし、敬っています。

3 教会五十年のあゆみ

 当教会は一九九八年からブライス・西村神父様が第九代担当司祭として、その任にあたっておられます。
 一九九九年教会はヨベルの年を迎えました。聖書には五十周年の祝いは、ヘブライ語で「ヨベル」といわれ、その祝い方も定められているということを西村神父様から指導を受け、共同体の総力をあげて、教会創立五十周年記念式典を行いました。大塚司教様をはじめ、ゆかりの人たちが大勢集まり、忘れられないヨベルとなりました。この五十年に至る教会のあゆみは次の通りです。

 戦後の混乱期にあった一九四八年に数名の信徒が教会設立のための祈りを捧げました。この小さな集まりが原動力になって、設立資金の積み立てや京都教区への働きかけが行われ、メリノール宣教会のご尽力が得られることになりました。その結果、一九四九年十二月八日、初代主任司祭ウォルシュ神父様のもと聖トマス小崎を守護聖人と定めて、山田教会が発足し、祝別式が行われました。当時伊勢市は宇治山田市と言われており、その名称をとって名付けられました。信徒の数はわずか二十五名でしたが、その喜びはいかばかりであったかと察せられます。

 こうして当教会は神都という特殊な環境の中、まだ物資が乏しい時代にメリノール宣教会による福音宣教活動が開始された由緒ある教会となりました。
 ウォルシュ神父様は着々と、精力的に司牧に尽力されましたので、間もなく、マリア会、ヨゼフ会、青年会と信徒の会ができ、どんどんと信徒が増え、やがてわずか二年で教会の建物が手狭になってしまいました。そこで一九五一年、現在の地に広大な土地を求め、十二月には新しい聖堂の完成をみました。それまでの畳敷きの聖堂から新しい聖堂へ御聖体をお移しし、献堂式が荘厳に執り行われました。その時の聖堂が、現在の伝道館となっています。

 次いで一九五四年には教会の敷地内に、メリノール修道院が新設され、シスター・ローズアン、シスター・アグネスメリーのお二人をお迎えすることができました。
 こうして神のみ恵みは限りなく、教会は日を追って発展、整備されていきました。
 一九五五年に宇治山田市は伊勢市と改称されましたので、教会もこれに合わせて伊勢教会と改められました。
 教会が整備されていく間の信徒の活躍では愛徳会、レジオマリエが結成されて、布教や救済のための活動が精力的に行われました。また伊勢市周辺の信徒も増え、小俣町に分教会が、鳥羽市と玉城町に伝道館が設けられ、御ミサが捧げられると共に布教がすすめられました。

 信徒が増えるに従って、またまた大きな聖堂が必要となりました。共同体みんなの協力で、敷地内の小山を切り開き、聖堂の建設を始め、一九六二年六月完成、厳粛な献堂式が行われました。これが現在の聖堂となっています。この聖堂は鉄筋コンクリートと木造を組み合わせた建物で、スイスのベトレヘム修道会のフロイラー神父様が設計されました。官庁街の建物の中で、なだらかな勾配を持つ三角屋根が美しく、内部正面には一段高い祭壇があり、その上を照らすライトのサークルがとても印象的です。周囲の壁面には十字架の道行きを描いたステンドグラス十四枚が、間を置いてはめ込まれ、美しい光をたたえています。このゆったりと広く、美しい聖堂は当教会信徒の心のよりどころであり、深い祈りの場となっています。巡礼に訪ねられた方は、是非この聖堂で心ゆくまでお祈りの時をお過ごしください。

4 教会の現状

 伊勢市は人口の約十万余の小都市で、全国平均に比べて出生率が低く、逆に老年人口の割合が高くなっています。こうした傾向が教会の現状に影を落としているのかも知れません。
 現在、信徒の数は三六九名出、高齢化が目立ち、青年層が薄いことに危機感を持っています。しかし、五十周年記念に結集された共同体の力から見て、伊勢に灯った信仰の火は決して弱くなることはないと信じています。
 キリストはいつも、私たちと共にいてくださいます。

カトリック伊勢教会
〒516─0036
三重県伊勢市岡本1─2─1
電話 0596(28)3885
FAX0596(27)0525
主日のミサ (土)午後七時
      (日)午前九時三十分

 戻る


集会司式者二百一四名、聖体奉仕者百五十名

    (任期は四月一日から一年間)


[京都南部地区]  
[京都北部地区]  
[滋賀地区]  
[奈良地区]  
[三重地区]





集会 聖体 集会 聖体 集会 聖体 集会 聖体  集会  聖体










河原町  -
桂   3名
衣笠  8名
九条  4名
小山  9名
西院 11名
高野  2名
西陣  8名
伏見  2名
桃山  3名
山科   -
八幡  2名
宇治   -
青谷   -
丹波   -
田辺  3名
精華   -
長岡  3名
 16名
 11名

  6名
  5名
  3名
  6名
  6名
  2名
 11名
 5名
 1名
 5名
 10名
 4名
 1名
 3名
 2名
 3名
綾部   9名
福知山  3名
報恩寺  4名
西舞鶴  6名
宮津   3名
岩滝   1名
加悦   3名
網野   4名
丹後大宮 6名
峰山   3名

 -
 -
 -
 6名
 4名
 3名
 2名
 2名
 1名
 1名

大津  2名
唐崎  4名
安曇川 2名
草津  7名
彦根  4名
長浜  4名

 -
 -
 -
 -
 -
 -

御所    3名
富雄    3名
登美ケ丘 15名
奈良   16名
大和郡山  4名
大和高田  3名
西大和   7名
大和八木  6名


 -
 3名
 -
 3名
 2名
 -
 -
 3名

伊勢  5名
鈴鹿  4名
亀山  2名
津   4名
久居  4名
上野  3名
名張  5名
松坂  7名
四日市  - 


 1名
 -
 -
 6名
 2名
 3名
 -
 1名
 7名


 戻る


主の日を祝う―聖体奉仕者学習会
   

 2000年の聖体奉仕者学習会は、三月十八日(土)開かれました。
年毎にこの学習会に参加する人が増えていて、昨年は百二十名ほどでしたが、今年は全部で百七十名を超える大盛況でした。
 今年初めて聖体奉仕者の任命を受ける参加者は三十名ほどで河原町会館の六階ホール、今年任命を更新される聖体奉仕者、集会司式者の参加者は百四十名を越えて、地下ホールはイスをどんどん追加してもう一杯でした。
 今年の学習会のテーマは「主の日を祝う」で、大塚司教、村上透磨師、北村師、森田師の指導で午後2時から5時までとても貴重な時間を過ごすことができました。その内容の一部を紹介します。

 教皇ヨハネ・パウロ二世の使徒的書簡「主の日―日曜日の重要性」の抜粋資料が配付され、内容の説明が行われて、次の問いかけが質問票として配布され、記入を求められました。

@ なぜ私たちは日曜日毎に教会に集まるのでしょうか。
A あなたにとって日曜日はどんな意味を持っていますか。
B あなたにとって「主の日」を大切にするとはどのようなことでしょうか。
C ミサ以外の方法で主日にイエスの復活を祝うためにどんなことができるでしょうか。

 これらの質問について、それぞれに会場にいる参加者が指名され、合わせて数十人が自分の回答を発表しました。これによって日曜日というものについて改めて深く考える時間を過ごしました。

 大塚司教はお話の中で、金曜日に十字架につけられたキリストが葬られ、ユダヤ教の安息日である土曜日に一日の全てを休息し、キリストが復活された週の初めの日を主の日と定めたことを説明されたのち、「キリストが復活された主の日を祝うことが大切であって、司祭によるミサが尊くて、信徒による集会祭儀は価値が低いというものではない」とはっきり述べられました。

 以上要点だけの紹介ですが、今回の参加者でも集会司式者と聖体奉仕者の任命を受ける人のほぼ半数です。今回参加出来なかった方はぜひ来年参加されるようお奨めします。

 戻る


「和解」の恵みを求めるアジア/オセアニアの女性たち〜「いのち」の世紀をめざして

ノートルダム教育修道女会
 シスター鎌田論珠

 聖年の扉が開かれてすでに四ヶ月あまりがたちました。贖いの大聖年を生きる呼びかけに応え、様々な営みと努力が進められています。中でも大きなできごとは今年三月十二日、大聖年の「ゆるしを願う日」に教皇ヨハネ・パウロ二世が教会の過去の過ちについて公に赦しを乞われたことです。これはカトリック教会の歴史の中ではじめてのことでした。これがたちまち全世界のニュースとなり、日本でもテレビ・新聞などで報じられたことは記憶に新しいことでしょう。教皇はさらに、大聖年が過去の過ちについて赦しを乞う最適な機会であることを強く訴えておられます。真理と正義を標榜するカトリック教会が自らの過ちを公に認め、赦しを願ったことが世界に大きな希望を与えたのです。自己の正当性を主張し、他を非難することで宗教・民族・国家の間での争いが絶えなかった二十世紀も終わりを告げる今年、二十一世紀を人類と地球にとって「希望」と「いのち」の世紀とするために、カトリック教会の公的謝罪はまさに全人類への福音宣教であったといえるでしょう。

 今年八月広島で開かれるアジア/オセアニアの修道女の集まりも、大聖年を生きる教会の呼びかけへの一つの応答です。百十五人余りが二十三カ国から参加します。テーマは「『和解』の恵みを求めるアジア/オセアニアの女性たち───『いのち』を育むために」。この集まりは略称を「アモール」といい、一九七二年に香港で開かれた第一回会合以来、国や文化、政治情勢の違いを超えて、福音宣教について、またそれと切り離せない人々の暮らし、貧困や人権侵害などの現実について情報を分かち合い、助け合う地道な歩みを続けてきました。この歩みの中で、明らかになってきたことがあります。競争原理に基づく科学技術や経済などの高度な成長の中で最も傷めつけられてきた女性と自然の中にいのちを回復するちからが最も豊かに潜んでいるということです。男性に対する女性というよりむしろ男性にも女性にもある「女性性」の中に「いのち」を育むちからがあるのです。三年毎に開かれる「アモール」の第十二回会合は、ちょうど大聖年にあたる西暦二〇〇〇年に予定されていました。第十二回「アモール」の日本開催について打診があった時、私たち日本の修道女は「日本は,uネ。w)価も高いし、カトリック人口が少ないので国際会議を迎えることに難しさはある。けれども、贖いと和解の時である大聖年に日本にアジア/オセアニアからの修道女を迎えて『和解』をテーマに集まりをもつことに特別な意義がある。」と判断し、受入を決めたのです。

 当初、私たちの思いを占めていたのは日本のアジア/オセアニアの人々に対する文化的、経済的、軍事的侵略の事でした。第十二回「アモール」は日本にとって過去の罪を認め、赦しを願い、新たに出発する機会である、という思いでテーマの検討が始まりました。ところが他国の代表も交えて作業が進む中、「和解」とは関わりの回復であること、関わりには単に個人、国、民族、宗教、文化の間ばかりでなく、神との関わり、自分自身との関わり、自然との関わりもあり、それらのすべてが真の「和解」にとって欠かせない部分である事に気付かされるようになったのです。

 「アモール」は修道女の集まりですが、「和解」は二十一世紀を迎える全人類のテーマです。第十二回「アモール」には中国と台湾、カンボジアとベトナムなど緊張関係にある国々からの代表も集まります。「いのち」を育む女性性によって、この集いが「和解」の実現に希望を与える機会となるよう、みなさんの祈りと応援をお願いします。

 戻る


高齢司祭・修道者の家「カトリック仁豊野ヴィラ」がこのほど完成

四月九日、開所式ミサが池長大司教司式により捧げられた。復活祭後に入居を予定しているV・ムジカ神父(パリ外国宣教会)や前大阪教区長安田久雄大司教も共同司式をおこない、この新しい家に住む高齢司祭、修道者が神の豊かな祝福に満ちた共同体をつくることができるよう、祈られた。

 ●閑静な雰囲気の中で

「カトリック仁豊野ヴィラ(以下「仁豊野ヴィラ」)は、姫路市仁豊野の淳心会敷地を借用して建設された。川沿いの林の中に位置しているため、閑静な環境に恵まれているが、近郊都市圏から不便なところにあるわけでもない。高速道路からも近く、車によるアクセスは容易。JR姫路駅からだとバスを利用することになるが、運行時間の間隔もみじかく、慣れればむしろ便利である。
 また、「姫路マリア病院(総合病院)」や「マリア・ヴィラ(老人保険施設)」に隣接し、病気治療やリハビリテーションなどの設備も整っている。
 カトリックとしての観点からの環境も充実している。小教区教会はもちろんのこと、聖フランシスコ病院修道女会(「仁豊野ヴィラ」の運営管理も担当)と聖母奉献修道会の本部、淳心会レジデンスなどのほか研修・黙想の施設もある。

 ●司祭、修道者が共同生活を

 病院や老人保健施設と違う点は、入居期間が限定されないこと。老人ホームよりも居住性を追及し、入居者の自由が尊重されている。
 私物の持ちこみのために共用の倉庫があり、各自が管理をおこなう。事前に届け出があれば外出や外泊も自由。
 定員は三十名。個室への入居が原則だが、重度の要介護者の場合は四人部屋への入居となる。
 バリアフリーのため、個室内での車椅子使用も可能。各室にはシャワー室、電動ベッド、洋服ダンス、机とイス、アームチェアとテーブル、そして小さな冷蔵庫が備えられている。テレビやその他の家具を自前で置くこともできる。

 しかし、もっとも特徴的といえるのは、高齢司祭、修道者の共同生活を目的としていることにある。この試みも、日本ではじめてのことである。

 ●たがいに協力しながら運営

 各教区、各修道会・宣教会が、それぞれ高齢者対応のために独自の施設をもつことは従来からもあった。
 今回新しく建設された「仁豊野ヴィラ」の特徴は、教区および男女修道・宣教会が共同で出資し、運営責任を担うところにある。大阪および京都教区、淳心会、パリ外国宣教会、フランシスコ会、御受難修道会、聖パウロ女子修道会、大阪聖ヨゼフ宣教修道女会、パリミッション女子会、聖フランシスコ病院修道女会とが合同で出資し、建設を計画した。
 「具体的な運営においても、互いに孤立せず、また問題を避けて通るようなことをせず、素直に課題を出し合い、様々なレベルで協力しあう道を探ることによって、同じキリストから与えられた使命を、共に実現していくことが求められます(大阪教区発行『新生の明日を求めて』二百八頁)」。
 教区や修道会が司祭、修道者の高齢化という現実に個別に取り組むのではなく、共同性をもって応えていく姿勢があらわれている。

〒670-0801
姫路市仁豊野900
電話 0792(65)3100
FAX0792(64)7220

 戻る


よりよき宣教共同体となるために(9)

侍者合宿 信仰教育委員会 

 今年度も、洛星の宗研館を会場に、小学生侍者合宿が行われました。ここ数年、定員以上の参加希望があり、今年も三五名のところを四十名まで増やしての開催となりました。

 ミサについてのお話し、侍者をする時の心得からはじまり、侍者奉仕の練習、祈り、聖書の書写、朗読の練習、宝ヶ池への遠足、大塚司教様のお話し、衣笠カルメル会での晩の祈りへの参加とシスターたちとの面会、そして最終日、河原町教会での聖香油ミサで奉仕をし、今年も無事に終了しました。年々、女子の参加も増えており、京都教区の多くの小教区で、女子の侍者が奉仕していることがうかがえます。

 この合宿に参加している子どもたちの信仰が深められ、将来、教会を担う人々が育つように希望しています(以上、北村神父談)。ここに何人かの感想文を掲載します。


いろんなことをおぼえられた  四年 桃山教会  吉田優香

 はじめの日、ほとんどみんなと友達になれなかったけど、二日目からはすっごく仲良くなれたよ。
 侍者の練習では、いろんなことをおぼえられたと思う。聖香油のミサではすっごくねむたかった。思ったよりもきんちょうしたし、ひまだった。私の教会の神父様は二人とも来ていたよ。たくさん神父様が来ていた。
 リーダーやシスターそれにみんなといっしょに練習して、たった三日間でこんなにいろんなことがおぼえられるなんて知らなかった。
 二日目の遠足、大つかしきょう様も来ていた。夜は、みんなで住所とかを書いて「来年も来れたら来ようネ!」ってやくそくしたよ。


とてもきんちょうしました  五年 西舞鶴教会 浜口恵美

 一日目、はじめてきたところでちょっと不あんだった。でも、わたしの友達が二人いたからよかったと思っている。その日はじこしょう介や、はじめて友達ができた。そして、その子とも、二人の友達ともあそんだ。これで一日目はおわった。
 二日目は、わたしは六時におきた。その時は、一人か二人おきていました。わたしはとなりにねている友達をおこしました。そしてきがえてごはんをたべてそこまではへいぼんでした。つぎは、遠足へ行きました。そこは鳥がいっぱいですごかったです。帰ったあと侍者の練習で、レベルがあがっていました。
 三日目、侍者の本ばんで、とてもきんちょうしました。でも、ぶじにすんで写真をとることができました。ぶじにしゅうりょうしてよかったです。


教区中学生会   京都教区青少年委員会

 今年度の教区中学生会春の合宿は、三月三十日から四月一日までの二泊三日、昨年秋に完成したばかりの桂教会ホールで行われました。二日目の昼食には大塚司教様も来られ、総勢四十数名での、分かち合い中心の集まりでした。参加者の感想文を掲載します。

中学生会へ行って・・・二年 三重上野教会 岡本愛

 今回の中学生会は初めてでした。初めてだったので、最初はやりづらいでした。でもだんだん時間が過ぎていくとちょっとづつ話せるようになりました。そして私は、いろんな人とたくさん話をして、悩み事が消え去って心が軽くなったように感じました。
 それと夜に発表がありました。発表では、劇をやりました。私はほとんど恥をかくようなことをしない方なのに、人を笑わせる役をやって楽しかったでした。いいストレス解消にもなりました。
それと夕食の祈りを代表で唱えた。そして私はだんだん人の前で緊張しないようになり始めた。最後ではミサで朗読をしました。
合宿へ行くまでは、あまり人の前で物事を発表しないので、私にとって、とてもいい経験でした。それといろんな人と話をしたおかげで今は友達とよく話せるようになりました。
 合宿へ行ってから、ミサで侍者をする時に、もっと落ち着いて、緊張しないようになりました。とてもいい気持ちになりました。最後に、私と話をしてくれたり、一生懸命仕事をがんばってくれて感謝の気持ちです。リーダーたちのおかげで皆は楽しい日々を過ごしました。

京都教区高校生会  京都教区青少年委員会

 教区高校生会は、教区中学生会と同様に、教区の「青少年委員会」に属し、複数の担当者に支えられながら、私とK・タロク師が任命されています。教区高校生会は今の社会に生きる高校生をありのままに受け止め、将来、教会を通して人間と社会に福音を告げるリーダーを養成するだけではなく、一人一人が固有の神の賜物に気付き、自分なりに神の恵みをまわりの人々に伝えて生きるよう、互いに育てあっています。
 活動は年二、三回の合宿と、月一、二回の高校二年生リーダーによるミーティングです。教区高校生会は高校生による自主運営・自己責任が原則ですので、いつも失敗やぶつかりを繰り返していますが、私を含めて高校生どうしが神様を体験する場をお互いに作り合い、互いに奉仕できるように努めております(以上、福岡神父談)。

 京都教区高校生春の合宿は、教区中学生と同日程で、高の原野外礼拝センターにて行われました。

 戻る


ドキュメンタリー映画「愛の鉄道」の紹介

故トニ・グリン神父(マリスト会)が残してくれた平和へのメッセージを一人でも多くの方へ

構想から四年に及んだスタッフの熱意が実り、名作「マザー・テレサとその世界」のスタッフが、奈良地区の信徒を中心に、マリスト会、奈良市民をはじめ豪日両国の人々の協力を得て、再び世界に贈る愛の抒情詩です。昨年四月完成。

[パンフレットより]
 『およそ半世紀余り前、「死の鉄道」と悪名の高い泰緬鉄道建設で、数多くの連合軍捕虜たちが日本軍に虐待され、命を落とした。特に、多くの若者たちを失ったオーストラリアでは、日本への憎悪は根深かった。その反日感情の嵐の中で、「死と憎しみの鉄道」ではなく、「愛の鉄道」をオーストラリアから日本へ敷こうと立ち上がった人がいた。
 捕虜の一人、従軍司祭ライオネル・マーズデンである。彼の愛の計画に賛同者が現れ、やがて、オーストラリアの若者たちが日本へ向かった。トニ・グリン神父もその一人であった。彼は戦後の貧困に苦しむ日本、特に奈良を中心に戦争未亡人や子ども達への援助を行い、また、カウラ事件で知られる日本人捕虜の墓参や、オーストラリア兵捕虜収容所があった直江津での慰霊、混血児救済など、日豪の和解と友好に生涯を捧げた。彼の活動に共感し、それを支えたのは豪日の多くの市民たちである。
 映画は、そうした勇気と愛に満ちた人々の知られざる行動を、再現ドラマを交えて描いた異色のドキュメンタリー映画となっている。豪日スタッフが、文字通り全力を尽くして「日本軍刀の返還」にまつわる再現ドラマを感動的に仕上げている。』

 地域・学校・職場・教会・サークル等で自主上映会の企画をご検討戴けましたら幸いとのことです。大塚司教様も推薦しておられます。

ビデオ販売(一万二千円)も行っています。詳細は、映画『愛の鉄道』製作委員会TEL・FAX0742(45)7861まで

 戻る



お知らせ

今月の大聖年指定行事
◆京都南部地区(西ブロック)
名称 環境問題を考える
日時 18日(日)10時〜昼食
場所 カトリック長岡教会
内容 講演・ビデオ上映・分かち合い(子どもは別内容)

青年センターより
電話 075(822)6246
FAX 075(812)6685
開館時間をお知らせします。
・月〜金 午後二時〜八時
・第二・四土曜日
      午後三時〜八時
休館日は、第一・三・五土曜日と
      日曜日・祝祭日です
臨時休館の場合がありますので、来られる時はご一報ください。

福音センターより
電話 075(822)7123
FAX 075(822)7020
◆結婚講座 7月より第十五回結婚講座が開催されます。対象=教会で結婚式をなさる方。日時=7月1日、15日、29日、8月5日、12日までの各土曜日(全五回)、場所=西院会館、費用=一人一万円、挙式教会の担当司祭を通して申し込んでください。なお、既婚者・興味を持たれた方の参加も受付けます。
◆養成コース 生活の中の福音コース24日(土)〜25日(日)。奈良・高の原野外礼拝センター
◆聖書講座シリーズ「旅する神の民」、第五回「ゆるしの年」7・8日松本秀友師、第六回「信仰の証し」14・15日泉安広師、第七回「イエスの記念」21・22日大塚喜直司教、第八回「巡礼」28・29日北村善郎師。西院会館。水曜日夜七時30分〜九時、木曜日午前十時〜正午、費用=全二十回分 五千円

教区委員会より
◆聖書講演会
─大聖年の企画として─
七月23日(日)13時30分〜16時 河原町教会地下ホール 「ゆるし、救いとイスラエルの主要物語」加藤圭神父(サレジオ会)五百円 聖書委員会・福音センター共催 
◆典礼委員会▼教会の祈りと聖体賛美式 第一日曜日17時30分河原町教会、第三土曜日16時30分衣笠カルメル修道会 ▼オルガニストのための個人レッスン受講生募集。講師=小田賢ニ(宗教音楽科)。詳しくは075(501)5173まで
◆部落問題委員会・正義と平和京都協議会▼事務局会議10日(土)、学習会17日(土)

三重地区より
◆久居教会 創立三十周年記念司教ミサ 25日(日)
◆三重県カトリック研宗館   三重CMCC(キリスト教メンタル・ケア・センター)公開講座(最終回)。3日(土)14時30分〜16時30分。閉会礼拝と交流会

奈良地区より
◆正義と平和奈良協議会   25日(日)御所教会、環境問題(私たちにできることは)チネカ神父、14時〜16時

 京都南部地区より
◆京都カトリック混声合唱団
▼練習日 11日(日)14時、24日(土)19時、河原町会館6階
▼三月二十日開催のチャリティーコンサートにご協力ありがとうございました。収益金(四十万円)は、ベトナムのストリート・チルドレン友の会と東京カトリック神学院の新築工事のために寄付させていただきました
◆京都キリシタン研究会定例会第4日曜日14時(河原町会館)
◆信睦二金会 第2金曜日10時〜13時。西陣教会
◆子羊会 例会25日(日)西院教会
◆聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会▼河原町協議会11日(日)13時30分▼京都中央理事会 第3日曜日)13時30分、河原町教会
◆糠みその会 29日(木)19時45分、九条教会
◆カナの会 結婚相談室開設・例会4日(日)13時受付、13時30分〜15時。河原町会館6階ホール
◆コーロチェレステ(京都教区女性聖歌隊)▼会員募集中! 入会年齢六十歳以下、詳細は075(701)3303岡田まで▼練習日 第2、第4、第5木曜日10時〜12時、河原町教会地下ホール
◆レジオ・マリエコミチウム 第3日曜日13時30分。河原町会館
◆河原町教会 堅信式11日(日)、結婚記念祝別ミサ18日(日)、浅田師霊名のお祝い25日(日)いづれも10時30分ミサにて

 

 戻る


大塚司教の6月のスケジュール


5日(月)〜10日(土)司教総会
11日(日)10時30分
堅信式・河原町教会
13日(火)18時 
教区協議会書記局会議
14日(水)幼稚園園長会
15日(木)10時〜15時
司教顧問会
17日(土)14時〜16時
 教区カトリック協議会
18日(日)11時 
舞鶴聖母幼稚園訪問
18日(日)夕刻〜20日(火)
大阪管区事務局長会議
21日(水)聖書講座(聖書委員会)
22日(木)聖書講座(聖書委員会)
25日(日)久居教会
30周年記念ミサ
26日(月)10時
長岡カトリック幼稚園訪問
28日(水)日韓歴史勉強会

◆教区本部事務局より
会計報告についての補足説明
 京都教区時報五月号の会計報告にありました特定献金一覧の金額について、みなさんから本部事務局へ送金いただいた金額と一部異なるものがあります。この一覧表の数字は、献金日からほぼ一ヵ月後に本部事務局からまとめて中央協議会その他へ送金した金額です。従って送金した後に受け取った金額は含まれておりません。送金後にお預かりしたお金は次年度分に合算しております。会計処理上、特定献金はこのように扱っておりますので、ご理解をお願いします。
 特定献金は極力一ヶ月以内に本部事務局に送金いただくようお願いいたします。
本部事務局 森田直樹

◆「一万匹の蟻運動」基金報告
累計25、470、143円
加入者865名(4月17日現在)
◆編集部よりお知らせ
 お知らせに載せたい情報は、8月号でしたら6月19日までに、9月号でしたら7月17日までに、「教区時報」宛と明記して

 FAX075(211)3041にお願いします。


 戻る


今年の LOOK AT ME 京都北部について


 毎年恒例となりました青年の集いLOOK AT ME。大聖年の今年、五回目を迎えます。京都教区の各地区で行なわれ、今回、京都北部で開催されることはこれまでの「あんてな」にも報告しましたが、先頃、北部青年を集めて、「どんな集いにしようか?」ということを話し合いました。北部青年といっても、そのほとんどが高校生。今回は、高校生が考えた企画をみんなで楽しもうという趣向になっています。詳しい内容は、今明かすことはできません。当日までのお楽しみです。楽しい企画を考えてくれた高校生の声を聞いてください。

・どんなふうになるか全く分からないけど、楽しいものになったらいいです。暴れてイヤなことを忘れよう!
・とにかく、楽しく皆で遊びたいです。広いとこで遊びたいです。
・嫌な事とかあっても、「LOOK AT MEまで頑張ろう!」って思えるくらい楽しみなものにしたい。
・いつもよりも、みんな明るくなって、いつもよりも、みんなめちゃくちゃたのしめるようにする。
・初参加だけど、とにかくさわぎた〜い。いろんな人と会って話したいような…
・す〜っごい楽しみ。みんなが楽しめるような集まりにしたい。いままでやったコトのないコトをいっぱいやりたい。
・なごみ系のゆったり空間をおとどけするようにします。よかったらきてみてください。
・イヤなコトをわすれて、おもいっきりあそぼう!みんな、普段とちがって、はじけよう!
・受験勉強で大変だけど、そんなイヤなこと忘れられるものになったらなぁ〜と思う。いやし系でいきたい。
・みんなとほとんど交流してなかったから、すっごいたくさんの人とお話したい。みんなと一緒にゆったりとした時間を過ごしたいです。

みなさんも、日頃のイヤなことを忘れるために、9月は京都北部で大人も子どもも一緒になって遊んだり、分かち合いをしたりして楽しみましょう!

 戻る


Back to Home    前号  次号