2000/8 No.273

京都教区時報8月号

・隣人、特に最も貧しい人々との連帯

・京都教区巡礼指定地紹介〈その7〉

・〜大聖年を迎えて〜

・お知らせ

・大塚司教の8月のスケジュール

・LOOK AT ME in 京都北部 その2

・これは聖なる年(神の年)
これは大いなる祝いの年
聖書講座シリーズ「旅する神の民」の5月日の講話の要旨を紹介します。



隣人、特に最も貧しい人々との連帯

キリストの教えは、愛の教え(ルカ10・31〜37)だ。福音は貧しい人々に告げられ(ルカ4・18〜21)、小さな人々が理解し(ルカ10・21〜22)、小さく貧しい人々の中にあるのだ(マタイ5・3〜12)と知っている。また、キリストは、貧しく苦しむ人の重荷を背負われることも(マタイ11・28〜30)。

でも私たちは、みことばを個人の修徳レベルに閉じ込めようとする。例えば「良いサマリア人」のたとえ、最後の審判のたとえ、種まき、種の成長、世の光等々。みな個人的な努力目標に置き換えてしまう。社会的、また宇宙的なレベルが忘れられがちではないか。

救いは創世記の広大な創造の世界から、パウロの言う全宇宙の完成の喜び(ロマ8・18)に至る。

聖年はヨベル(歓喜)の年。神の創造と救いの御業を知った者の喜びと感謝と賛美の時であり、また再臨の時の栄光の主に感動と喜びの叫びをあげる時。
                             (写真は巡礼指定地の西舞鶴教会聖堂正面です)


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京都教区巡礼指定地紹介<その7>

今月の巡礼指定地の紹介は、京都府の西舞鶴教会です。

一、西舞鶴教会の所在地

京都駅からJR山陰線で、山々の間を北へ約一時間半、山陰と若狭の接点に舞鶴湾があります。山と海に囲まれたこの町は古い城下町で、明治以降は舞鶴要塞地域に指定され、軍港の町でもありました。

現在、舞鶴市は人口約十万、日本海の貿易港としてソ連をはじめアジアの国々からの船舶の出入りも多く、街には様々な国籍の人々が目につくようになっております。
 西舞鶴教会は、城下町の名残りで三の丸教会とも呼ばれ、教育施設・市の行政施設に囲まれた環境の中に建ち、朝夕に鐘楼から流れる教会の美しい音色は、季節季節の風に乗って、市民の心を和ませております。
 表日本に比べて日本海側には、カトリック教会は至って少ないのですが、丹後地方と呼ばれるこの京都府北部には、十一の教会があり、当西舞鶴教会は丹後の宮津教会と並んで、中丹地方の中心的な教会となっております。

二、歴史的背景

 今を去る四百年、戦国乱世の時代には当地は田辺藩と呼ばれ、城主にキリシタン一族の京極高知(洗一六〇三)を迎えておりました。また、その母マリア(洗一五八○)は浅井長政の姪であり、晩年を当地で過ごしております。
 一六一二年、宣教師の記録では、「京極マリア夫人は、丹後と若狭の領主の母であり、熱心な信仰生活を続けています。侍女たちと一緒に祈りと信心の生活を守るので、その家は修道院のように見えます。マリアとその侍女たちは毎日御堂に集まり、そこで神に祈り、霊的読書をします。マリアは、いつもその聖なる務めを果たす最初の人でありました」と記されています。一昨年六月に京極マリアゆかりの地、泉源寺の智性院において、カトリックと仏教合同で京極マリア三百八十年忌追悼式を行いました。今も「此御堂(こみどう)」跡として、青葉山麓の泉源寺に、市の史跡として存在しておりますが、細川忠興の妻「ガラシヤ夫人」(洗一五八七)の歴史的華やかさの陰に隠れて、この地を訪れる人は少ないのが現状です。

三、百余年の歩み

●創業時代(一八五五〜一九〇二)
 西舞鶴教会は、明治十八年、パリミッション会のピリオン神父(明治元年渡来、当時は京都河原町教会司祭)が、かねがね憧れていた細川ガラシヤ夫人ゆかりの地である丹後路へ、近江路から若狭小浜を経て舞鶴、宮津と宣教行脚伝道されたのが、その始まりとなっております。
 明治二十一年、当時河原町教会の助任司祭だったルラーヴ神父に山陰地方伝道教化の任命があり、神父はここを根拠地として、伝道の計画を立てておりましたが、徳川三百年の政策によって培われた外国人である耶蘇宣教師に対する故なき反感、恐怖心がまだ強く、山陰の城下町での宣教師に対する対応は想像に絶する苦難の道であ
ったようです。
 舞鶴に仮教会が創設されたのは、それから三年後の明治二十四年(一八九一)のことです。

●興隆時代一九〇三〜一九三〇)
 一九〇三年、初代専任者として、カスタニエ神父が赴任して来ました。
 舞鶴が軍港として地域指定されたのが一八九七年(明治二十年)ですが、その頃は最早、殊更に妨害するような者もなく、教会に集まる人々も常に三〜四十名を数えるようになっていました。
 一九〇八年には、舞鶴区裁判所の移転にともない、その跡地一切を買収し、これが当教会の現在の地で、今日に至るゆるぎない基盤ができました。
 一九二八年、アノーシュ神父が着任しました。神父は着任早々、当時、当地に中等教育の施設が少なく、特に女子に教育の機会が必要であることに着眼して、洋裁和裁を中心に書道学科を必修とする舞鶴洋裁女学院を創設し、その事業の緒に就かれたのでしたが、翌年四月、突如、パリ外国宣教会大神学校教授に転任されました。し
かし、この学院は聖母訪問会のシスターに受け継がれ、現在聖ヨゼフ学園日星高等学校としで、成長しております。

●戦時圧迫時代(一九三一〜一九四五)
 アノージュ神父のあと、数年の間に、司祭の移動も激しく、昭和六年、シュセン神父が着任しました。しかし、昭和九年頃から軍部並びに右翼団体の勢力が増長し、排外思想が強まり、布教事業は日々困難さを増して行ったのです。昭和十牛、中山神父が着任した頃は、東舞鶴に軍港、西舞鶴に重砲連隊、と在軍の規模は大きくなると共に軍官憲の監視の目が日夜一層厳しくなり、それは神父に、信徒に注がれるようになりました。
 昭和二十年四月、疎開のため司祭館を残し、教会は取り壊され、その二ヶ月後には司祭館までが憲兵隊の宿泊所になることで、司祭は追い出されることになりました。そして、やがて八月の終戦を迎えることになったのです。

●復興興隆時代〜現在へ
 戦後、荒涼とした疎開地跡に司祭館のみ、軍施設から解放されて残っていました。
 当地方にとって画期的な出来事は、一九四八年(昭和二十三年)レデンプトール修道会(カナダのトロント管区)によって、この舞鶴市に修道院が設立されたことですが、当時、舞鶴の教会は大阪教区に属していました。
 『愛の宣教師』と言われたフーラー神父は、当時ローマ教皇庁より依頼された栄職を退いて、荒廃の限りを尽くしていた日本、しかもこの山陰の地、舞鶴地区を選ばれて初代管区長として赴任されました。これより、当地方はカナダのトロントに本部を置くレデンプトール修道会の所管となったのです。
 フーラー神父のもとには、十数名の青壮年司祭がともに来日、昭和二十五年西舞鶴教会の主任として、ブルックル・ファースト神父が着任しました。翌二十六年には現在の聖堂が建設されました。宮津教会を除いて丹後地方十教会は、昭和三十年代初期に総て修道会の力で建設されたものです。
 三十二年には信徒のための多目的ホールと伝道士宅も建設され、三十四年着任したジェームス神父の時代には、教会に隣接する修道院は、神学生の修練場となり修練長兼務のジェームス神父は一般信徒の信仰生活を深く厳しく導いて下さいました。受洗者も毎年・五十数名を数え、当教会の隆盛期でもありました。


四、信徒活動と今、問われていること

 一九八〇年(昭和五十五年)末、京都北部地方は、レデンプトール会・トロント管区からケベツク管区に移管されました。
 現在は、共同宣教司牧、舞鶴ブロック(福知山、報恩寺、綾部、東舞鶴、西舞鶴)の中枢教会として、若い近藤神父の司牧のもとに、信徒一人ひとりに《教会活動にどのように生きるか》が呼びかけられています、私たちの教会は、目下建設中の隣接修道院、来年完成予定の信徒会館の建設準備等、信徒自立型の教会を目指して活動しています。
 高齢化の問題、在日外国人の教会への導き、若き世代の育成等、課題は多々ありますが、百余年の歴史の中で培われた祈りと神への信仰の深さは、現代のこの教会に生き続けていると思っております。

〒624-0855
京都府舞鶴市北田辺五二
電話 0773(75)2295
FAX  0773(76)8828
主日ミサ 午前九時より



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〜大聖年を迎えて〜

奈良地区大聖年ミサ & ファミリーデー

 五月二十一日(日)午後、高の原・カトリック野外礼拝センターで、五百名余りの参加者と共に、大塚喜直司教の司式による大聖年ミサ、そして、ファミリーデーの交流会を開催した。 前夜の「五月の嵐(メイストーム)」がうそのように晴れ渡った青空の下でミサは執り行われた。

 奈良地区では、毎年、ファミリーデーをこの季節に開催し、隣人をファミリー(家族)のように、そして、滞日外国人の方々とファミリーとして交流できるようにとの意向で取り組んできた。

 今年は特に、大聖年の奈良地区での教区行事の一環として、滞日外国人の方々との交わりを大切にし、準備の段階から共に考え、準備し、そして、この日を迎えた。

 入祭は「主は水辺に立った」。この歌は日本語、英語、スペイン語、そして、ポルトガル語の歌詞があり、このミサに参加する多くの信徒が歌えることで選ばれた。また、朗読・答唱詩編・共同祈願もそれぞれの国の言葉で語られるように配慮された。
 参加したすべての信徒にとって大聖年のミサが実り豊かなものとなった。また、新世紀を迎えて、新たな福音宣教の道を歩むために派遣の祝福を受けた。

 ミサ後、準備されたささやかな食物と飲み物で交流会を行った。食事をしながらフィリピンのバンブーダンス(子どもたちは地面で打ち合わされる二本の竹の間を、足をはさまれないように上手にステップを踏んだ)、そして、上野教会からの特別ゲスト、ペルーのグループの音楽で共に踊った。

 高の原の青空の下での本物のケーナの音色は清々しく、すべての方の思い出に残った。
 最後に「長靴飛ばしゲーム」をチーム対抗で行い大いに盛り上がった後、来年の再開を誓い合って交流会の幕を閉じた。

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お知らせ

青年センターより
電話 075(822)6246
FAX 075(812)6685
▼LOOK AT ME IN 京都北部の日程変更 九月三十日(土)〜十月一日(日)になりました。
▼開館時間
・月〜金 午後二時〜八時
・第二・四土曜日 午後三時〜八時
休館日は、第一・三・五土曜日と日曜日・祝祭日です。
▼8月中は臨時休館が多くなりますので、来館時はご一報ください。

福音センターより
電話 075(822)7123
FAX 075(822)7020
▼休館日 12日〜16日
◆結婚講座 5日、12日の土曜日(全五回)、場所=西院会館、費用=一人一万円、挙式教会の担当司祭を通して申し込んでください。なお、既婚者・興味を持たれた方の参加も受付けます。
◆聖書講座シリーズ 「旅する神の民」、第十二回30・31日。テーマは「モーセの旅(過越)」、講師・シスター・マグダレナ。西院会館。水曜日夜七時30分〜九時、木曜日午前十時〜正午、費用=全二十回分五千円

教区委員会より
◆青少年委員会▼教区中学生会・広島平和巡礼 5日(土)〜7日(月)▼教区高校生会・広島平和巡礼 4日(金)〜7日(月)中学生とは別行動
◆典礼委員会▼教会の祈りと聖体賛美式 第一日曜日17時30分河原町教会、第三土曜日16時30分衣笠カルメル修道会
◆部落問題委員会・正義と平和京都協議会▼事務局会議5日(土)、合宿研修(長崎市)11日(金)〜12日(土)テーマ「キリシタンと部落問題」

三重地区より
◆三重県南勢ブロック 小中高サマーキャンプ 18日(金)〜19日(土)、湯ノ口温泉キャンプ場。テーマ「キリストはともにいる」、内容・野外ミサ、バーベキュー、湯治、ハイキング

奈良地区より
◆正義と平和奈良協議会 8月は休会

滋賀地区より
◆草津教会▼侍者会 2日(水)〜4日(金)、唐崎メリノールハウス。対象・小学4〜6年生の男女。内容・侍者の練習、典礼の研究(テーマはイコン)、レクリエーション▼中学生の黙想会 24日(木)〜27日(日)、唐崎メリノールハウス。いずれもオープンですので、他の小教区の方もご遠慮なく草津教会に申し込んでください。
電話 077(562)3510
FAX 077(566)0431

京都南部地区より
◆平和への歩み 13日。国際平和ミサ・午後三時(河原町教会)、平和行進・午後五時(河原町教会から円山公園まで)。目的「キリスト者として市民と共に平和をつくろう」・テーマ「ゆるし合おう 人と人 人と物」
◆京都カトリック混声合唱団 練習日 6日(日)14時、26日(土)19時、河原町会館6階
◆京都キリシタン研究会 8月は休会
◆カナの会 8月は休会
◆在世フランシスコ会 京都兄弟会 8月は休会
◆信睦二金会 8月は休会
◆子羊会 合宿・彦根かんぽの宿19日(土)〜20日(日)
◆聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会▼河原町協議会13日(日)▼京都中央理事会27日(日)いずれも13時30分、河原町教会
◆糠みその会 31日(木)19時45分、九条教会
◆コーロチェレステ(京都教区女性聖歌隊) 8月の予定 第2、第5木曜日は休み、第4木曜日は懇親会になります。
◆レジオ・マリエコミチウム 第3日曜日13時30分。河原町会館
◆のぞみの園▼納涼祭・ミニバザー9日(水)16時。▼ボランティア講座「聖書に見る老年期」9月2日(土)午後一時半〜三時半、講師=ハイメ・ラレス師
◆河原町教会▼土曜学校練成会9日(水)〜11日(金)、京都府日吉青少年山の家、小学2〜6年生対象。
▼聖母被昇天 司教ミサ15日(火)10時30分、▼田中司教様霊名のお祝い27日(日)10時30分ミサにて
◆九条教会 ミニバザー九月3日(日)十一時
◆西陣教会 夏期合同慰霊祭13日(日)
◆カトリックスカウト京都教区支部 大聖年・支部合同キャンポリー 10日(木)〜13日(日) 奈良県立青少年野外センター(奈良県山辺郡都祁村・奈良県青少年野外活動センター)
◆聖母教育文化センター 公開講座「介護保険・基礎の基礎(知っていますか介護保険の仕組み)」
目的=介護保険が施行されて数ヶ月が経つ。マスコミに介護保険が取り上げられない日はなく、気にはなるものの、実際にその仕組みや利用法を知っている人はまだまだ少ないというのが現状である。
 そこで今回の企画では、今、利用をなんとなくためらっている方々と、今は直接利用しないがいざという時のために知っておきたいという方々のために、介護保険の基礎的・実践的知識を、より解かりやすく、具体的に講習する。講師には、京都市の介護保険制度作成に直接携われた、土江田先生をお迎えする。
対象=どなたでも(途中参加も可)
場所=聖母女学院短期大学 京都市伏見区深草谷町1(京阪電車「藤森」下車後徒歩5分。駐車場がありませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。)
日程=4回シリーズ 午後1時半から3時半
第3回 5日(土)施設見学予定
第4回 12日(土)利用料とサービスの具体的内容
講師=土江田曜子氏(社会福祉法人 京都社会福祉協議会・理事 事務局長)
受講料=無料(見学時の交通費は実費負担)
主催=聖母教育文化センター
問い合わせ=聖母教育文化センター 電話075(641)0507

その他
◆「一万匹の蟻運動」基金報告 累計25、041、858円 加入者860名(6月19日現在)
◆カリタス会職員募集 お年寄りのために働いて下さる看護婦(士)、介護支援専門員、介護福祉士、ヘルパー(2級以上)を募集しています。問い合わせ先「カリタス会老人ホーム 神の園」電話0774(94)4125

 良 書 紹 介
私たちの信仰生活に、潤いと希望を与える、分かりやすい良書を紹介します。聖書について、ミサについて、共同宣教司牧についてより、それぞれ一冊づつ選びました(編集者)。

●聖書をより理解するために
浅見定雄著
『旧約聖書に強くなる本』
日本基督教団出版局 1977

二十四話からの構成になっており、一話ごとに旧約に「強く」なってしまう本です。学術的な内容のものではなく、旧約聖書にどんなことが、どんなふうに書かれているのか、それだけを学ぶ本です。「ひと目でわかる」式の説明や図表がたくさん使われており、楽しみながら旧約を学ぶことができる本です。版も二十回近く重ね、隠れたベストセラーでもあります。税別千五百円。

●ミサがよくわかるために
ピエール・ジュネル著
菊地多嘉子訳 中垣純監修
『ミサ きのう きょう』
ドン・ボスコ社 1988

ミサについてもっと知りたい、なるべく充実した仕方でミサに参加したいと願っている方々のためにとって、必ず良い教材となります。一人でもクループでもすぐに学習できるように、ミサの過去と現在が短い46章に要領よくまとめられ、分かりやすく、温かく解説されています。巻末の詳しい事項索引も便利です。税別千円。

●よりよい共同宣教司牧のために
ローラン・ソフィールド、
キャロル・ジュリアーノ共著
アンドレア・ボナッツィ訳
小田武彦監修
『共同司牧をめざして』
NICE選書 新世社 1996

共同宣教司牧に関わるすべての人に役立ち、励まし、その努力を容易にする情報や技術、指針が提供されています。五年間にわたる共同宣教司牧を扱ったコースや研修会から得られた洞察や実りが、数多く分かち合われています。税込み千二百円。

 

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大塚司教の8月のスケジュール


2日 (日) 精華教会50周年記念ミサ10時
1日(火)精華聖マリア幼稚園職員研修会
5日(土)〜7日(月)教区中学生広島巡礼
5日(土)大阪教会管区合同大聖年祝典「広島で平和を祈る集い」
6日(日)〜15日(日)平和旬間
12日(土)京都CBS(カトリック・ボーイ・スカウト)キャンポリー
13日(日)教区一斉平和祈願ミサ
13日(日)京都南部「平和への歩み」国際平和ミサ15時 平和行進17時
15日(火)聖母被昇天 司教ミサ(河原町)10時30分
28日(月)〜31日(木)大阪教会管区司祭研修会
31日(木)ライムンド田中健一司教霊名記念日

その他のお知らせ
◆4教区・司教叙階式と着座式
▼東京教区 ペトロ岡田武夫(おかだ・たけお)大司教着座式 九月三日(日)午後四時三十分、東京カテドラル聖マリア大聖堂にて
▼仙台教区 フランシスコ・ザベリオ溝部脩(みぞべ・おさむ)被選司教叙階式 九月九日(土)午前十一時、仙台カテドラル元寺小路教会にて
▼浦和教区 マルセリーノ谷大二(たに・だいじ)被選司教叙階式 九月十五日(金=敬老の日)午前十時、宇都宮海星女子学院にて
▼大分教区 ドミニコ宮原良治(みやはら・りょうじ)被選司教叙階式 十月一日(日)午後三時、別府市明星学園にて

◆帰天
▼ウイリアム・J・エグルストン師(メリノール宣教会)が6月8日、ニューヨークのメリノール本部で帰天されました。七十九歳でした。伏見、宇治、京都府内の教会をはじめ滋賀県、三重県の各教会を歴任され、京都教区のために奉仕してくださいました。エグルストン師のご奉仕に感謝し、永遠の安息のためにお祈りください。

◆編集部よりお知らせ
 お知らせに載せたい情報は、10月号でしたら8月21日までに、11月号でしたら9月18日までに、「教区時報」宛と明記してFAX075(211)3041にお願いします。

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LOOK AT ME in 京都北部 その2


 夏も本番となり暑い日が続いていますが、みなさん夏バテになっていませんか?
青年の集い『LOOK AT ME in 京都北部』開催の日が近づいてきました。前回、生の声を紹介した高校生を含めた「LOOK AT ME in 京都北部 実行委員会」がミーティングを重ね、具体的な内容が一つずつ決まってきましたので、報告します。
日時 九月三十日(土)午後二時から十月一日(日)十二時半
場所 宮津市大江山バンガロー村テーマ 嫌なこと全部忘れよう!
とにかく、思いっきり叫んだり、思いっきり身体を動かしたり、夢中になって遊んだり、自分の嫌なこと(悩みなど)を人にゆっくり聞いてもらったり…。普段の生活ではあまり出来ないことをして、嫌なことも楽しいこともみんなで分かち合って、帰るときには「がんばるぞ!」と胸を張ることができるようにしたいと思っています。そのための「元気の出るプログラム」をいっぱい考えています。
 その中の一つ。一日目の午後六時からキャンプファイヤーを予定しています。キャンプファイヤーなんて、そんなに簡単に出来るものではないし、やはり、大勢集まったときでないと出来ないでしょう。しかも、高校生が担当となり、いろいろなことを考えてくれているようです。何をするのかは、当日までのお楽しみです。
また、今回の試みとして、参加者全員でこのイベントを作り上げると言うことを考えています。食事を作るなど、あらゆる作業を全員で協力して行おうと考えています。もちろん、ミサも自分達で作り上げるのです。だから、より楽しい、意味のある集いにするためには、皆さんの力が必要です。一人でも多くの人と分かち合うことが出来れば、より大きな実りが得られるはずです。
まだまだ内緒の部分もたくさんありますが、私達と一緒に楽しいひと時を過ごしませんか?参加希望などの問い合わせは、青年センター(075・822・6246)まで。
(実行委員長 小泉 誠)



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これは聖なる年(神の年)
これは大いなる祝いの年
聖書講座シリーズ「旅する神の民」の5月日の講話の要旨を紹介します。

[聖年]
 聖年または大祝典(ユビレオマーニュス)と喜ばれる大聖年は、千三百年に当時の教皇ボニファチオ八世により始められました。それは一切の罪に対する罰の完全な赦しを与えるためのものであり、告白とローマの聖ペトロと聖パウロの両聖堂巡礼を条件とされました。最近では一九八三年「贖いの特別聖年」が現教皇より発布されました。
 京都教区としてはこれに答え、司教司牧書簡(一九八三年五月十日、京都教区時報号外)が出され、聖年と教区ビジョンの関係とその意義、免償について語られているので、それをまず参考にされたい。また、この聖書講座を始める前に一冊の本を紹介します。
 H.R.ウェーバ著『聖書研究 ダイナミックな挑戦』(日本基督教出版局)。特に四章「土地と自由」を読まれることをお勧めします。

[安息日 安息年 ヨベルの年]
@安息日(個所のみ)
出34・12、20・8〜11、31・13〜17、申命記5・12〜17
A安息年(七年目ごとの)
出23・10〜11、レビ25・1以下、申命記15・1〜6
Bヨベルの年(50年目ごと)
レビ25・8〜56
 なお、この動機的理由と内容の要点は次のようになります。
@「安息日」は主の安息の日である。家の者、奴隷も家畜も労働を休む。それはエジプトから解放したのは私(神)。天地を創造したのは私(神)だからである。
A「安息年」はイスラエル奴隷を解放し、土地を休ませる。それは、人も土地も「私」のものだから。
Bヨベルの年には全住民が解放され、先祖伝来の所有地に帰り、家族のもとに帰る。種蒔くことも、休閑中の畑に生じた穀物を収穫することも、手入れせずにおいたぶどう畑の実を集めることもしてはならない。さらに、奴隷は解放され、土地は返還し、利子は免除される。
教皇の訴えはこれに呼応する。新しい奴隷制からの解放。国債の免除(受肉神秘に)、それに環境問題です。
聖年は個人の回心だけでなく、社会的、教会的レベルでの回心が求められているのです。

[聖年と恵みの時]

@聖年は神の恵みの時。神の救いの時。解放の時です。それは、主の託身、死と復活、聖霊の派遣、主の再臨を祝い生きるように招かれた、父と子と聖霊の歩みの時です。
Aそれは「主が共にいてくださる」、インマヌエルである神と共に歩む時です(出1、3、7章、イザ7・14、マタ1・18、25・40)
B喜びの年(ジュビリー)。それは貧しい人(ルカ4・18〜20)に、小さい人に、罪人と共に、痛み苦しむ人と共に主が生きてくださるからです。
C聖霊の時、教会の時。主は聖霊により、教会の中に秘跡を通し、生き、働いてくださる時です。
D主の誕生に始まる終末へと向かう救いの歴史の時です。
E聖年は主の到来、宇宙の完成、啓示と救いの完成である終末の時をマラナタ「主よお出で下さい」と心待ちにする希望と喜びの時です。
F聖年は主の年、主の時です。

最後に、次のことを再確認しておきたいと思います。
@安息年・聖年の主役は神である。神がこの年(この恵み)を与える。土地は神のもの。救いも解放も、創造も全て神の業。時は神のもの。時の間に空間に、人の間の中心に私(神)がいる(インマヌエル)。
A喜びの時(年)。角笛を吹き鳴らし、喜び踊れと天使は告げる。
 ヨベルの年の強調点は、@悔い改め、告白免償にだけあるのではなく、解放を見出した人の喜び歓喜、感謝の時。Aメシアがお出でになったとエキュメニカル(普遍的・宇宙的)に聖年を宣言し、Bこの天上と地上の祝宴に招いてくださったことを共に祝う時。

 さて、私たちキリスト者はこの喜びと平和を受けている。だけど、現実の私たちは、その主の恵みを、その喜びを、その感謝と賛美の心をどれほど味わおうとしているのだろうか。

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