1994/5 No.198

京都教区時報5月号

・実を結ぶために

・互いに愛し合いなさい

・あんてな

・教区修道女連盟だより



実を結ぶために

 春の兆しを思わせる2月20日、教区各地から皆様方お集まっいたださ、教区合同洗礼志願式を無事終えることが出来ました。

 司式の司教様からの「代父母として、志願者が教会の告げる神のことばを受け入れ、すでに、それに従って生活しておられると思いますか。」との質問。又、「信者の交わりを大切にし、ともに祈っておられますか」との問いかけは、身のしまる思い。

 キリストの生命に生きる恵みのため、自分に死ぬ不思議。
 主の復活のよろこびに今年の60名(15教会)が入られますように。


(浅田年生神父)

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互いに愛し合いなさい

●喜びの席で
 ある結婚式の披露宴でのこと、花婿、花嫁も社会人として会社で働いていただけに、会社側からの出席も勿論でしたが、学校時代の親友たちも揃っての出席のようでした。例のごとく、いろいろの祝辞もあったのですが、参列者のすべての人が感じたことは、花婿、花嫁が友人たちに愛されているという思いでした。

 式の終わりに挨拶に立たれた花婿の父親が申されました。「私は息子が何をしてきたのか、どのような生き方をしてきたのか、なにも知りませんでした。しかし、息子が皆様に大変愛されていることを知って驚くと同時に本当に嬉しく思います。今後共よろしく」ということでした。私は花嫁側へ出てましたので、花婿さんとは、この席ではじめて出会ったわけですので、お人柄についてはなにも知らされていませんでしたが、大変誠実な男性と結婚する花嫁の幸せをよろこびました。

 後日、花嫁さんの母親に伺ってみて得られた一つのエピソードは次のような話でした。

●思いやりが育つ時
 彼は二男で、長男は生まれた時から寝かされたままの身体だそうです。母親はどうしても長男の方に手がかかります。彼が幼稚園児の頃、母子いっしょの遠足日、この日を楽しみにしていた彼なのに、母親代りのお留守番の方がなかなか見えず、彼はあがりかまちに座っておとなしく母親を待っていたそうです。彼は、母親に早く早くと何度叫びたかったでしょう。しかし、兄のことを思うと母親に無理を言ってはならないと、子供心にも押える力があったのでしょうか、自分の両大腿を打ちながら我慢しつづけて赤くなっていたと彼の母親が語っていたそうです。

 このように幼児の時から我慢することを身につけた彼ならばこそ、人々に対して、家族に対して、やさしい思いやりが出て来るのではないかと、この両人に心からの祝福をおくった次第でした。

●土台
 「いただく」「もらう」この行為なしには人間は成人には達せず、日常生活の土台もきずかれないのではないでしょうか。まず神からいただき、隣人の助け合いの中でいただいているはずですのに、言葉の意味が生かされてない行動のみが目につく現今です。礼節を重んじる日本人であったといわれているのに、残念なことです。しかし、国際人とは、礼節が自らにじみ出る人ではないでしょうか。私たちが失ったものを来日の外国の方々が美しく身につけておられるのに驚かされます。

●心の動き
 礼儀の表れの一つに挨拶があげられます。挨拶は対人関係の潤滑油の役目をもっていると思います。ただし、内面にある心の動きが外に出る時、即ち、正直、恐縮、感謝、詫び等の心が相手に向けられていてはじめて挨拶の言葉が生きてくると思います。そんな事は百も承知と皆様に言われましょう。
 しかし、現今の社会生活の中で、これほどにまで挨拶ぬきですましている人が増えてきているのに驚くことが度々あります。すれ違いの時のゆずり合う目礼、あるいはお先へどうぞの一言、ありがとうございますの感謝の一言を交わす一時!なんとさわやかな一日につながってまいりましょうか。
 挨拶に関して福音に「自分を愛してくれる・者を愛したからといって、あなたがたになんの報いがあろうか。徴税人でさえも、そうするではないか。また、自分の兄弟にだけ挨拶したからといって、何か特別なことをしたのだろうか。異邦人でさえもそうするのではないか」(マタイ5の46、47)。

●福音を生きる
 さて、この福音は、現今の私たちに向けられています。みことばは真理、生きています。また、パウロの愛の賛歌も身に迫ってきます。
 1コリント13章ですが、一節一節を味わってみたいものです。たとえ、称賛を受けるために自分の身を引き渡しても、愛がなければ、わたしにはなんの益にもならない、とありますとおり、お互いに相手があり、その中に交わりがなければ、お互いに与え、感謝のやさしく受け留め合う時、「互いに愛し合いなさい」のみことばの実践となりましょう。

(C.T.)

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青年センターより……

十 主の平安
 こんにちは。京都カトリック青年センターです。
 青年センターは今年、5周年を迎えました。
 昨年は、本音の集い、雨宮師を迎えての練成会、ソフトボール大会などを行いました。これらの活動は、青年たちの、「こんな事をやりたい!」という声をバックアップしたものです。
 また、運営委員会を三重県でも行い、地元の青年たちとの交流ももちました。
 今年は、4月16日・17日に園部教会をお借りして、5周年を祝いました。秋には、ソフトボール大会も予定しています。ぜひ、ご参加ください。
 何かやってみたい事がありましたら、センターまで気軽に声をかけてください。お手伝いします。
 さて、青年センタ一は、青年の自主運営を基本としています。
 今までセンターで使用してきました備品等は、皆さまからのご厚意で、おいただきしたものがほとんどでしたが、寿命となったものもあり、昨年はパソコン等を、本年はファックスを購人しました。
 センターの活動資金は、皆さまから寄せられる協賛金と、行事による収入、そして、カレンダーによるものが主となっています。
 一昨年までは、柳本師の切絵カレンダーを販売してきましたが、昨年は趣向を変え
て、“私が大切にしているもの”をテーマに、青年たちが描いたものとなりました。いかがでしょうか?ご感想などをお聞かせくださると嬉しいです。
 本年も、カレンダーの販売を予定しています。どのようなものになるかはまだ未定ですが、その節にはぜひ、お買い求めください。よろしくお願いします。
 これからも、皆さまのお祈りとご支援をお願いいたします。
(青年センター会計係)
○京都カトリック青年センター
 京都市中京区壬生淵田町26 西院カトリック会館内
 TEL075−822−6246
○開館日時 月〜金 3時〜7時
      日   12時〜6時

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教区修道女連盟だより

去る2月20日、田中司教様をお迎えして教区修道女連盟総会が行われました。当日、午後の教区合同洗礼志願式への参加もかねて、午前中の日程を組みました。
 プログラムは、田中司教様のお話、続いてNICE2長崎全国会議に私たち修女連代表として参加されたシスターの報告、シスターは長崎全図会議の全貌を伝えたいとビデオを持参されましたので、私たちは詳しく内容を知ることができました。その他の報告の中の一つに、永年、大和高田で使徒職につくされた汚れなきマリア修道合、高田修道院が本年3月で引きあげられるお知らせがありました。

 さて、このコーナーをいただきましたので、教区修道女連盟の存在について述べてみたいと思います。
 教区内の女子修道会の数は21、尚、修道院の数は45、修道女の数は230名、信徒数は約20、500人ということですので、シスターは信者90人に一人という割合になります。他の教区に比べようもありませんが、京都は恵まれているように思います。しかし、教区内でみますと、修道院の数は、京都31、奈良3、滋賀4、三重7という状況ですので、ある教会にはシスターの姿が見られないというところもあります。私たちは、いつでも、どこにでも、教会の中に司祭と信徒の方々といっしよにシスターも見られるようになりたいと思います。
 昨年度、修道女連盟として努力して参りましたものとして、従来教区修道女のために独自の研修会を行事としていたものを、取りやめてみました。そのために、教区の研修会や行事に積極的に参加するようにシスター方へ情報をながすことにしました。例えば、地域的にはなりますが、平和の歩み、ウォーカソン、典礼、聖書研究会、環境問題等に関してでした。本年度も教区の歩みと共に努力して参りたいと願っております。
 NICE2の新しい息吹きも動き出しました。私たちも聖霊の助けに支えられ、教区共同体に一致し、その地域で各人がその働きの場で福音宣教に生きて参りたいと願っています。

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