入信のプロセスとは

入信のプロセスとは、初めてカトリック教会を訪れる時期から準備段階(入門式、洗礼志願式を経て、洗礼、堅信、ミサ参加)の歩みを指します。
 入信のプロセスはもともと古代教会の
「洗礼の準備」のプロセスに由来しています。洗礼を求める人が、知識の面だけではなく、生き方あるいは生活全体を通して、その準備ができているかを確かめるための過程でした。そのため古代教会では求道期を3年と定めていたほどです。
 第2ヴァチカン公会議では、この古代の洗礼準備の歩みを改訂、刷新し、各地の伝統に適応させようとしました。

 成人の入信のプロセスには、キリスト教入信のための3つの段階(儀式):
@
入門式 A洗礼志願式 B入信の秘跡(洗礼、堅信、聖体)、と4つの準備のための養成期間:@求道期前(福音の告知)A求道期(入信準備期)B洗礼準備期 C入信の秘跡直後の期間があります。この段階と期間は神の恵みに応えようとする人間の順応性を考慮し、設けられたものといわれています。






京都教区では、この教会共同体との最初のふれあいである
「求道期前」段階を担う信徒の養成を試みています。




  参考文献: カトリック儀式書 「成人のキリスト教入信式」 カトリック中央協議会
        具正謨 「典礼と秘跡のハンドブックI」教友社 (2009)
        国井健宏 「キリスト教入信‐洗礼、堅信、聖体の秘跡」(2011)






戻る