Kyo.Prot.N. 56 /2020

 

カトリック京都司教区 コロナウイルス感染対策のために

ミサ等、集会を行うときの守るべき要件

2020年5月16

カトリック京都司教

パウロ大塚喜直

 

京都司教区では、各ブロックで、主日ミサ(集会祭儀)・集会・講座等を再 開するとき、政府が公表している「新しい生活様式」から、感染防止の3つの基本:@ 身体的距離の確保、Aマスクの着用、B手洗いと、「3密」の回避(密集、密接、密閉)を守るため、以下 の要件を確実に満たしてください。要件を満たすことができない場合、ミサ等、集会を行 うことはできません。それぞれの教会の状況、構造によって、段階的にミサ等の再開についての工夫 をお願いいたします。

 

1.      コロナウイルス対策全般

@       聖堂・集会室は、使用前に、次亜塩素酸消毒液・アルコール消毒液などで、 ドアノブ・座席・机などを消毒する。使用後も、同様に消毒を行う。

A       聖堂・集会室の出入口に、参加者のために消毒用のアルコール等を設置し、 確実に消毒を行う。

B       聖堂入り口の「聖水盤」を使用しない。

C       聖堂・集会室は、密閉を避け、部屋の大きさに合わせて、通年を通し て換気を行う

D       参加者は、1)マスクを着用し、2)間隔をできるだけ 周囲2mを空け(座る席を指定する等)、3)飛沫感染を防ぐため、 大声での歌唱や会話を控える。

E       体調に不安のある高齢者、基礎疾患(糖尿病、心疾患、慢性閉塞性呼吸疾患 や喘息、抗がん剤治療・免疫疾患)のある人、また風邪症状がみられる場合は参加を控える。

F       集会(講座、教会学校など)は、1時 間以内とする。

G       集会時の飲み物を除き、食事の提供、会食を伴うパーティなどを行わない。

 

2.      ミサの奉納と聖体拝領について

@       ミサ中のホスチアとぶどう酒(水)の奉納を行わない。

A       ホスチアとぶどう酒は、あらかじめ祭壇近くに用意しておく。

B       ホスチアは、チボリウム(テカ)に必要数を入れ、蓋をして準備する。ミサ 中も蓋をしておく。

C       「平和のあいさつ」は、握手や抱擁はしないで、互いに礼をしてあいさつを 交わす。

D       司祭、集会司会者、聖体授与の臨時の奉仕者は、聖体拝領の前に、手を消毒 する。拝領者も、拝領前に手を消毒できるように工夫する。

E       司祭は、聖体を奉挙して、「キリストの御からだ」と言い、会衆は一同で 「アーメン」と唱える。個別に聖体拝領する際、司祭は無言で聖体を渡し、信徒は無言で受け取る。

F       パンとブドウ酒の両形態の拝領はできない。

G       口(舌)での聖体拝領は控え、手で拝領すること。

H       ミサ(集会祭儀)の時間を短くするため、また飛沫感染を防ぐため、当面の 間、聖歌は歌わない。但し、答唱詩編とアレルヤ唱のみ、先唱者が歌うことができる。

 

3.      病者の聖体拝領について

病者の聖体拝領が必要な場合は、ブロック担当司祭の指導にしがって、上記 の感染しないための要件を

守ること。                                     

  以上