Kyo.Prot.N.82/2020

2020年9月25

京都司 教区の皆様

カトリック京都司教区

司教 パウロ大塚喜直

新型コロナウイルス感染症について

ミサ等教会活動の再開に向けて の措置(その7)

 

 京都 司教区では、202077日 付けの「ミサ等の休止の措置(その6)」で、ミサ等の集会の再開と再休止の判断基準を提示し ました。

今回は、7月〜9月 までの状況を総合的に判断し、専門家の意見を聞いたうえで、これまで提示した「感染予防対策」 を確実に実施することを条件に、101日(木)から、ミサ等の教会活動の再開をブロック の状況に応じて許可することにします。

 

感染予 防対策

@       「ミサ等、集会を行うときの守 るべき要件」(kyo.Prot.N. 56/2020を確実に満たし、特に聖体拝領前の司祭・奉仕者・拝領者の手指の消毒を工夫・徹 底するようにしてください。

A       参加者名簿を作成す るようにしてください。

夫々 の条件を充たさない場合は、ミサを行うことは出来ません。

B       多くの教会が人数制限を設けています。所属教会以外のミサに参加することがない ように周知をお願いいたします。

C       しばらくの間、ミサや集会などで、聖歌を「全員で一緒に歌う」ことを控えてくだ さい。オルガン独奏や、距離をあけての独唱、聖歌隊などの少数者による歌唱(広い空間がある場合のみ)は可 能です。

D       高齢の方や基礎疾患をお持ちの 方に、感 染した場合の重篤化の高リスクがありますので、健康に不安のある方、体調の優れない方、外出に不安のある方 は、現在のまま自宅でお祈りください。

E       主日の ミサにあずかる義務を、京都教区の信徒の皆さんには引き続き当分の間、免除いたします。

 

 7月から全国的な感染拡大、いわゆる第2波も完全には収まっ ていませんが、京都教区以外の教区では、教区毎の感染予防対策を実施して、幸いカトリック教会から集団感染 (クラスター)が発生した事例の報告はありません。感染には波があり、これから秋冬に向かって、再び感染が 拡大する可能性もありますが、京都教区は、感染予防対策を確実に実施することを条件にミサ等、教会活動を再 開することにしました。

今後と も、いのちを守ることを最優先していきますが、国、および京都教区のブロックがある各自治体による緊急事態 宣言や、移動の自粛要請が出された場合は、再びミサ等を休止することになります。

以上。