信仰教育委員会とは

 信仰教育委員会は、メリノール会のチャイコフスキー師によって1970年代に設立された召命促進委員会が前身となって、1995年に改編・設置された委員会です。 召命促進委員会は、司祭・奉献生活者の召命、また広くキリスト者の召命を促進することを目的としてきました。 青年の黙想会、研修会、中高生の黙想会、小学生侍者合宿の企画、小教区訪問を通して、召命促進活動を行ってきました。 召命促進委員会主催の黙想会や研修会の中から、何人かの司祭・修道者が誕生しました。
 信仰教育委員会となってからは、青少年を対象に信仰を深め、また広くキリスト者としての召命を深めるための活動を行ってきました。 また、青少年の信仰教育、特に教会学校に携わる信徒のための養成にも関わるようになりました。

青年の黙想会
 召命促進委員会時代から、青年にキリスト者としての召命を考える機会として、年2回の黙想会を企画してきました。 青年の関心や要求が変わってきており、どのようにして現代の青年たちに祈りや黙想の体験を分ち合っていくかということは今後の大きな課題となっています。

小学生侍者合宿
 小学5・6年生を対象に、教区の聖香油ミサに合わせて開催されています。 侍者合宿が始まった頃は、ミサの中での侍者の動きや奉仕の方法を指導することを中心に行われてきましたが、長年の経験から合宿のあり方を必要に応じて見直し、現行の形態となってきました。 現在は、侍者合宿を子どもたちと司祭・奉献生活者・信徒のリーダーとの共同生活の場として捉えています。 2泊3日の共同生活の中で、ともに祈り、生活することを通して、子どもたちに信仰共同体である教会の豊かさを体験してほしいと思っています。

教会学校研修会
 信仰教育委員会となってから、教会学校に関わるリーダーのための養成に携わるようになりました。
 子どもたちの信仰教育という大切な使命を教会学校は担っています。 それぞれの教会学校の現場では、子どもの減少、教材やカリキュラムの不足、伝えていくべき信仰内容が分からないなど、様々な課題をかかえています。 委員会はそのような現場のリーダーたちをサポートし、リーダー養成の機会として年1回の教会学校研修会を企画しています。