交流記録 6

京都から済州へ

 第4回 済州教区聖地巡礼(2009年10月1日〜3日)

日 程 感想文 スナップ集

感想文


◎ 「お恵一杯のご縁の旅」 河原町教会 岩間 恵世

 初めての韓国の旅,初めての済州教区訪問,初めての黙想の家でのオンドル体験,初めて の海外巡礼,初めての本格的な美味しい韓国料理,初めての遊覧潜水艦,初めての韓流の ロケ地観光等,自然も満喫し,“初めて”が幾重にも織り成す感激の3日間でした。
 敬愛して止まない花井神父様の引率のもと,心おきなくお話できる教会姉妹との時間の経 つのも忘れる程の楽しい幸せな巡礼は,済州国際空港での花井神父様へのシスター方の歓 迎の花束から始まりました。新済州市東光教会では私達一人一人にまで満面の笑みで花束を下さり,手作りのお菓子 等 熱いゝ おもてなしを受けました。又,45ある小共同体の集会が活発で,聖書の分かち合 いのデモンストレーションを拝見しました。人と人との真の交わり,信仰をいかに深めて 行くかの示唆を与えて下さいました。温厚なお人柄の高南一主任神父様から聖書を書き写す 立派なノートを各自に頂き,レジオマリエが32グループもあると伺いました。  
 司教館訪問の際に姜禹一司教様に握手して頂いた最高に幸せな手、日本語で『マリア様 の心』を歌って下さった約2〜3千人と共に過ごした「ロザリオの祈りの夜」…思い出は つきません。 最後に空港で日本円に替えてもらい財布の中を見たら,たった一枚50W・ウォン(約5円)が残っていました。神父様や教会姉妹とご縁で行った韓国への旅,沢山の方々との出会い,神様との更なる熱い出会い,この50Wを大切に,神様とのご縁(といって良いのでしょうか)韓国の方々とのご縁,巡礼にご一緒して頂いた方々とのご縁を大切に,愛と希望と平和を乗せて人生の良い旅に再出発したいと改めて思わせて頂いたお恵み一杯の旅でした。




◎    高槻教会(大阪大司教区) 鎌田 真有美

 この度は巡礼に参加でき「私の願い」がかなえられ、感激新たにしています。私には、この島から生命からがら日本にたどり着き、今大阪で暮らしている高齢の友人がいます。その方が話された過酷な苦労の数々は、私の心を長い間塞いでいました。ところが、木々の緑美しく、好天となった二日目の青空の下、私の心は明るい方向へと変わって行き、かつては重労働と失意へと追いやった石は、畑やお墓の囲いとなり、芸術作品を鑑賞する様でした。教区の皆様との交流は、言葉のままならない私にはどうしようもありません。が、すばらしい一期一会です。「夜のミサ」では熱気あふれ、私達が強く結ばれていると感じました。
 巡礼のしめくくりとして案内下さった方は「済州島のよい所だけを持ち帰り、伝えて下さい」と挨拶され、示唆に富んだ問いかけとして受止めました。

種々準備下さった皆様の時間とお働き、巡礼を共にした仲間のご親切に心よりのカムサハムニダを贈ります。




    唐崎教会 光吉 節子
              光吉 央

メンバー全員が元気であったこと、巡礼旅行を無事遂行できたこと、同行の皆様にやさしくして戴いたことに深く感謝いたします。済州空港で神父様、シスター方が、一人ひとりを花束と共に迎えて下さったことに驚きました。このあと訪れる到るところで大歓迎を受け、済州の方々の私たちに寄せられる温かい思いが伝わってきて大変うれしく思いました。「聖母の夜」司教様ミサの盛大に行われたことは大きな感動でした。ミサの最初に京都教区の参加を御紹介下さり、聖堂全体から大きな拍手を受けたことなど、これからの京都教区と済州教区の結びつきを予感しました。広大な祈りの場があることに驚きました。済州の人々の信仰の強さを表していると思います。「祈りの家」に泊めていただき、心が洗われる思いを致しました。馬が放牧されていたり、溶岩岩でおおわれた済州島はとても美しいところでした。観光化に突進することなく、火山島のもつ特殊な自然の姿が失われないようにと願っています。
 巡礼に参加できることは大きなお恵みです。神様の大きな御手に包まれたような、幸せな気持ちを今も大切にしています。




◎ 済州教区聖地巡礼 河原町教会 大島 芳江

父の祖国を初めて訪問いたしました。
                        感謝とありがとう   カムサハムニダ
入国の時・遙かなるかなたよりお帰りなさいの声を聴く   カムサハムニダ
* 父の祖国 ただ今帰りましたと天を仰ぐ        カムサハムニダ
* 花束でお迎えくださり                カムサハムニダ
* 信仰の輪になり意見交換信頼を観る          カムサハムニダ
* 十字架に導かれて 恵みの丘へ至福のとき       カムサハムニダ

* 風に運ばれた魂が 体内でおどる五感         カムサハムニダ
* ススキ舞う湖畔で十字架の道行 ロザリオの珠     カムサハムニダ
* 大観衆 われんばかりの祈りの声 天までとどけと   カムサハムニダ
* いつの日かチョゴリ着て祈りの仲間に         カムサハムニダ
* 痛みを知る仲間と祈り共感共友 恵みの丘       カムサハムニダ
* 湧き上がる怒りから愛の変容で霊性を学ぶ       カムサハムニダ
* 天高く遥かなる空に私はここにいますと仰ぎみる    カムサハムニダ
* 在日の悲・苦の重荷を背負い 耐える信仰       カムサハムニダ
* 父韓国カトリックの愛 母日本仏教の慈悲       カムサハムニダ
* 福音と阿弥陀経が人生の宝です。           カムサハムニダ
* 苦しみと痛みの中に 受難のキリストの姿       カムサハムニダ
* 弱い弱い私の信仰 “弱いからこそ強い”と学ぶ    カムサハムニダ
* 湖畔の道行こころ静かに見えない絆で神との繋がり・  カムサハムニダ
* 失われやすい私の信仰 愛によって甦らせてと祈る   カムサハムニダ
* ロザリオをもつ両手を舞い上げ3000人の祈りの響き カムサハムニダ
* 聖母の祈りに感謝と感動 暗闇にローソクの灯り    カムサハムニダ
* 一人の求道者からの変革・地上に降りし天使よ地に響き天にこだまする
 雲ひとつなく秋風にハルラ山・・・・          カムサハムニダ

神は『不足がちなところ』をなによりも尊重すべきものとして・体を組み立てられました。それは体に分裂がなくなり、各部分がお互いに配慮しあうようになるのです。こうして一つの部分が苦しむなら、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分がほまれを受けるなら、すべての部分が共に喜ぶようになるのです。   −コリントの人々への手紙1 一二章22

* 1998年・魂の出逢いは偶然でなく必然だった・・ カムサハムニダ
* あなたの優しさと愛の深さはカナの葡萄酒の奇跡・・・カムサハムニダ
* 私の細胞体にいろんな事が組み立てられました。   カムサハムニダ